粉ものが飛んできたのか

昨日は台風だったわけだが、たいていの気象現象は西から東、北へと移っていくので、

関西の人から「台風大丈夫～？」　なんて、メールが来た後、窓の外の雨風が強くなって、

東京のこちらがおさまると、今度は東北の友人にメールしたくなったりなんかするわけだ。 

 

嗚呼、メールの相手は、もう六ヶ所村にはいないんだな、と思って、気が付くと涙ぐんでいたりして、

いかんいかん、と、気を取り直す。　

しばらくは感情コントロールに苦労するだろうが、しかたがない。

 

 

さて、台風の風のせいか、夜遅くなってから粉もの が飛んできた。。

しかし、anさんのところからは、風などなくてもいろんなものが飛んでくる。

突然、埴輪の夢を見たり、突然うどんが食べたくなったり、これまでもいろいろ巻き込まれた。

 

今度は剣士の娘も巻き込まれたようだ。

 

　　　　　　「クッキーが食べたい、いや、焼きたい」

 

へ？　そういう趣味なかったじゃん、あなたは。

と、思いつつも、バターと粉（クッキーミックス）と、卵の黄身、とか何とかアバウトな分量を伝えて、捏ねさせた。

 

 

ホワホワのカステラっぽくなったのは、すり切りで数えて入れるべきバターを、

山盛り掬ったからだろう、と思う。

卵の黄身をクッキーの粉に混ぜ、白身を上に塗るのだ、と、教えたはずなのに、

溶き卵を半分ずつ分けたようだし。

半分チョコクッキーになるはずが、上に振りかけたようだし。

 

味はまあ、ちゃんと甘くて、焼き立てだからそれなりに美味しかったが、

彼女がどうしていつも女の子たちからお菓子を貰う一方なのか、なんとなくわかった気がする。

 

 

昔はもうちょっとまともに作ってたはずなんだけどなあ………