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学歴偏重でも、大学名偏重でもないが

小保方女史が、「論文の書き方が自己流で申し訳ありませんでした」 と、会見で涙を見せたせいで、
 
    「ちゃんと教育してもらってこなかったのに、彼女のせいにするのはかわいそう
 
と、早稲田大学で彼女を担当した教官や、彼女の上司を非難する声が上がっているようだ。
 
大学院の指導は、そんな手取り足取りではない。
面倒見のいい研究室もあるにはあるが、同じ指導内容でも、できる人とできない人が出てくる。
できない人が良い就職先に採用されることは少なく、できる人の多くは良い職を得る。
なお、日本に比較して海外大学院での博士号は、比較的気楽に出される。
就職や進路の決定を左右するのが学歴や学位ではなく、応募書類や面接時の印象で決まるからだ。
日本は審査基準に学歴や学位の占める割合が高く、有名大学の学位が採用を左右してしまうこともあるようだ。
 
事件の根源には、海外の研究室の学歴と、学位に踊らされて採用し、
しかもその半人前の研究者を野放しにし、無チェックで研究所から論文を発表させてしまった理化学研究所
人事担当部門にあるのではないか、、、、と、(人事担当部門に出向していたことのある)私は思う。
海外の学位や論文博士、外研でドクター論文を書いた人は、
それまでの教育の責任者の所在が不明確だから、しばらく要注意してなきゃダメなのに、と、思う。
 
疑わしきは罰せずの法律の世界と、
故意でも無作為でもミスは許さずエヴィデンスが無ければ発表してはいけない科学の世界との違いの問題は、
この際、(マスコミや世間の興味の対象とは)別なのだろう。
 
STAP細胞の真偽しかり。 
バイオ系の追従研究者に任せておけばよいのであって、報道すべきではない。
そもそもSTAP細胞報道って、小保方氏の研究室の報道や、人柄の話ばっかだったじゃん
 
        匿名ブログであることも手伝って、私にはこの程度の記述しかできないが、
    アインシュタイン宇野先生の言葉が、多くの科学者を代弁しているのではないのかと思う。
                                     http://jein.jp/blog-jein/1051-blog99.html
 
 
(怪しい細胞に見えるかもしれないが、昨夜作った唐揚げ。 焦げた★)
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最近、仕事で地方の国立大学の先生方(微妙に別分野)とやり取りをすることが増えた。
 
私の出身大学は私立大学だが、学部教授陣のほとんどが東京大学出身者で占められ、
その結果、指導の仕方も仕事の仕方も東大寄り、という自分の学力にしてみれば辛い環境だった
その後も職場も長らく半数以上が東大出身者だったし(←今は海外組が増えたので違う)、
いつの間にか染まっていたのかもしれない。
 
最近、東大カラーではない人と付き合うと、その考え方の違いに驚くことが多い。
締切オーバーの原稿を催促すると、学生が10人もいるから研究所と違って忙しいのだ、と、逆ギレしたり、
果ては、メールや電話から逃げまくる、という暴挙に出る。
 
締切破りに理由があるのはどの研究者も同じで、忙しさの中から優先順位をつけるしかない。
また、指導学生がいるのは東京大学の先生も同じだが、彼らは(自分に負い目がある時は)低姿勢だ。
間違っても逆ギレしたりしない。 逃げ回ったりもしない。
(彼らの狡さや非常識さもまた別の所にあるが) 仕事が致命的に回らなくなるようなことはしない。
その辺の手抜き加減がうまい人だけが、東京大学に残っているのかもしれない。
 
    分野によっては、「東大はダメで他の大学の卒業生、関係者の方がまともだ」、と思う人もいると思うが、
    少なくとも私の専門分野では、世の中の偏差値や評判と一致している気がするなあ。
 
 
昨夜のもう一作品、カボチャのラビオリ。オリーブオイルふんだんのはいカロリーだが、すべて植物性。
(クックパッドに投かんした作り方 http://cookpad.com/recipe/1978274
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知人の女性研究者から、相談という名の泣き言メールがきた。
ベビーシッターやヘルパーさんによる自宅清掃、外食の多さを、親世代が「もったいない」と叱る、という。
よくある話と言えばよくある話で、彼らの世代の女性は、
 
   「女が好きな仕事をさせてもらっているんだから、家のことはきちんとやりなさい」
 
という考え方の人も多い。根本が違う。
「サービスに対してお金を支払う」=「もったいない」の人も多い。
田舎の家であれば、親世代と住んでいるところが近いから、親に子供を預ける場合も多いようだが、
研究者は日本全国どこにでも移動の可能性がある。
親に頼める場合ばかりではない。  (……日本人は親に無償で預けるので、トラブルがあるのだと思うが)
 
子供の面倒や家事を専業主婦と同じだけ見ていたら、年間500万~1000万の大学正職員の年収は得られない。
ヘルパー・シッター・外食にいくらかかるか知らないが、
それを自分でやることで、収入を不意にするのはもったいなくないか? 
と、義理親や親に言っても、通じないんだろうなあ………
 
というわけで、私は素直に、すべて自分でやっているように嘘をつく
子どもと直接話したときに、ばれたりもするのだが、
 
   「たまにそういうこともあるけど、珍しいから話題にするんでしょ」 と、誤魔化す。
 
隠しカメラを仕掛けられているわけでも、見張りに来るわけでもないので、いくらでも誤魔化せる。
考え方が違って、話し合っても折れない相手には、開き直って嘘をつかないと立ち行かない。
 
  「私は大学職員だけど、家事もすべて完璧にやってます」、と主張する人もいそうだが、
我々はそういうスーパーウーマンではないので、スルーしてくださいな
 

 
私が料理ブログを書くときは、仕事のストレスが溜まっている時だ、と、
古いブロ友さんたちは分析するのだが、まあ、そういうこともあるかもしれませんです………
 
今回は開き直って、間に料理写真を入れてみました。
 
今日こそ大うそつき(分割型長襦袢)を作るぞ   ←何そのアイコン