ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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Cause, Sympathy and Blue Rose

一応、いろいろありそうなので限定ブログ.......
British Embassy は the Ambassador's residence でちょっとした Session がありました。
Embassies, Goverment University, & Goverment Institute の女性たちの親睦会みたいなものです。

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昨年の会場が Australian Embassy (建物が新しくて会議室が一番美しい)だったので、
会食のお~すとらりあんデザートを食べたい一心で参加したのが、間違いだったのだろうか?

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何の疑問もなくInvitation letter が.....
emblem かっこいいね~
   
    .....へ? 今年も行くの? 
        これって私の担当なの?
   
   
  
   
   
Director General of Environment Agency の女性がいらして、Evening Session (ただのセミナー?)があり、
そのあとの会食では、Sir Graham Fry (Mr.Ambassador)、結構長らく雑談させていただいた。
Mr.Ambassador が私の名札を見て、「おお、XXXX!(<研究所名)」と、喜んでくださいまして、
いったい何事かと訝ることしばし、
そういえば、とある英国大企業と共同研究はじめていたのだっけ。
Ambassadorと、うちの President と、あちらの企業のCEOやらなんやら、
担当研究者込みでかなりの人数の調印式みたいのやってたような気もする。

        だから、その程度の認識の研究者を、出席させていいのか?

しかも、Mr.Ambassador は研究内容までかなりの正確さで覚えてる。
わかることわからないことが、はっきりしている。
これがないと、大使館の仕事はできないのだな、と感心する。
慶応大学と共同で、英国発の Nobel prize winners を呼んで、講演を聞くというプログラムがあるらしく、
Physicsだけは自分にはわからんとか、Protain Cellの分裂が云々とか
彼ら (Novel winners) は話し方がうまくて、聞いてる時はわかったような気がするのだ
という話しも面白く聞かせていただいた。

  http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20080519031.html?C=S <この記事のプロジェクトかと

英国人も大使になるにはあのくらい陽気で雄弁でないとだめなんだね(←英国人は好きだが偏見あり)。
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そうそう、Australian English を話す、
Embassy of Ireland の女性(日本国籍)とも会話した。
  
これは名刺交換で頂いた名刺の一部。
名刺についてるマーク、   
Long Room の Irish harp じゃん♪
   
Guinness Beer のマーク♪
   
   

   
さて、
   
件の Director General of Environment Agency のお話しに繰り返し出てきた表題の言葉は、
大義(Cause)と共感(Sympathy)と訳すのだそうだが.....

たしかに、英語はうまかったな。
原稿を読んでたけど、発音きれいだった。
彼女の話すアラビア語も、パンチがあった。
キャスターの時の彼女の姿をなんとなく覚えているような気もする。

選挙ポスターではうまく繋がらなかったが、
フリーで話す表情には、キャスター当時の雰囲気が残っている。


大使館の占拠、湾岸戦争、うん、いろんな事件のところで、
大事なキャスターをやってたんだっていうことはわかった。
Director General of Minister of Defense の着任式の時に、制服がなくて私服を着たこと、
その後の Environment Agency 発の Cool Biz Campaign..... それもわかった。


でも、それで?

非難する気はない、研究者と政治家が違うこともよくわかる。
政治家は、言葉にしていいものが限られているのもわかる。
オフレコや、自分の言葉が許されない立場であろうことも、想像できなくはない。

でも、質問に対する答えをはぐらかし、すべて自分の成したことの宣伝にすり替えるのは、
必要なことなのだろうか?

それすらも難しいのだろうか。
でも、やっぱり立場が難しいMr.Ambassador は ちゃんと“意見”があったし、面白く話したよ?

プレゼンテーションがお上手だっただけに、すべての質問をはぐらかしたのが非常に残念だった。
そのあとの会食時も楽しげに歓談したけれど、新しい質問には、一つの答えも、意見もなかった。




自分の意見を話す力というのは、どこでつくのだろう?

英国と日本の違いなのか? 西洋人と東洋人の違いなのか?

  そりゃあね、喧嘩したらとにかく両方叱られて仲直りしなさいっていう日本の小学校と
  先生の前で喧嘩を何分間か続けて、言い分を伝えて、
  横にいた先生にjudgeさせる英国式教育の違いは大きいだろうけどさ


大学の時に留学経験のある彼女は、英語も日本語も聞きやすかった。
キャスター時代にも、意見を述べる力も鍛えられている......だろう。
もしかすると、議員になってから、あとあとの問題にされないよう
“意見を述べずに”言葉をつなぐ訓練を受けているのかもしれない。

わからなくはない。
ただ、違和感が残る。

本来なら、問題にされないように、足をすくわれないように、
かつ、意見を述べる、自分の考えを述べることが重要なのではないだろうか?
揚げ足取りが、この国の国民性だったりすると、難しいのかな?

でも、子供のころからの教育が、きっと、かなり、大切なんだよね?


まあ.........いいや。私の仕事じゃない。

                  ホント? ホントに仕事じゃないと言い切れるか?


公務員であるべきか、研究者であるべきか、いや、それでは足りないな、
本来の業務とされている企画担当の官僚であるべきか、
優秀なものとして歓迎される上意下達の歯車官僚であるべきか、
未知へと向かう、攻めと開拓の研修者であるべきか、最先端の物理学を 手にとれる技術の種に変えるのか....

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時々やってくるせめぎ合いをねじ伏せて、 
大使館に咲き乱れるバラの花なぞ眺め、今日は帰ることにしよう。