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(米) とても新しい国の歴史

米国はやはり、どこもかしこも近代的な街だ。
ボストンを学園都市と呼ぶのは少し変かもしれないが、
ハーバード大学マサチューセッツ工科大学、他にも街中にたくさんの大学がある。

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休憩時間を使って、ボストン美術館まで歩くことにしたのだが.....
ビルも、道も、すべてが大雑把な作りで新しいように見える。
ヨーロッパと比較しているからそう見えるのだろうが、
東京の道やビルをそのまま拡大して、薄味にしたような風景だ。

機能的ではある。
人も、お節介で親切、かな。
ヨーロッパの人々は、何か頼めば (たいていは) とても親切に教えてくれるのだが、
自分から声をかけてきたりはしない。
米国は向こうから声をかけてきてくれる。
制服のおまわりさんや、係員みたいな人が大量にいるのもここの特徴だ。 
                     (そういう場所で会議をしてたからなのだが)
彼らも (ドイツに比べると) にこやかだ。


会議場(John B. Hynes Veterans Memorial Convention Center)の近くに、
前回はなかったはずの公園がある。
確かに教会はあったような気がしたが、こんなビルだっけ?
公園の奥のMother Charch と Christian Science Charch により道。

この教会は一体どこから入るのだろう、と思っていたら、クリスタルのビルの中から、受付の女性が出てきて、
エレベータで2階に上がって、そこから教会に入れるのだと教えてくれた。

イメージ 2

Christian Science Charch は、オルガンの調整中で、調音の途中に少しだけ讃美歌が流れていた。
ここもとても近代的。
オルガンのところで、音をだしている人がいるだけで、観光客や礼拝の人はいない。

さっきの受付の人とは違う係員っぽいおばちゃんが声をかけてくる。
ツアーがあるはずなんだけど、今日はオルガンを調整してるから云々かんぬん。
一人で歩くからいい、といったのだが、見せたいものがあるらしく、いろいろ話しかけてくる。
どうやらここは、中で、隣の古い建物とつながっているらしい。

他に人もいなかったので、古い教会も見られるかどうか聞いたら、
無線機で、そっちの建物 (通路?) を開けてくれと誰かに頼んでいる。  え、何事w?

パイプオルガンの後ろに入り込むようにして、階段を降りると、確かにもう一つの教会に出る。
建立や改装の時代を説明してくれているのだが、1960年代とか1970年代とか 教会としてはかなり新しい。

おばちゃんが “Old Charch” と言っている方の Mother Charch は  ..............新しいよ(笑)

パイプオルガン同士を背中合わせにするようにして、祭壇同士も背中合わせになってる。
おばちゃんが見せたかったのは、このステンドグラスらしい。

 「この時間、ちょうど日が入って綺麗なのよ」

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ああ、これを見せたくて急いでいたのか。
小さな小さな窓だけれど、確かにきれいだ。
ヨーロッパの教会とは比べるべくもないが、この近代的な建物の中でも、ステンドグラスは敬虔な気がする。

綺麗ですね、というと、本当にうれしそうに笑った。

 「新しい教会はモダンで大きいけど 私はこっちが好きなの」

再び祭壇の横を抜け出ると、ロビーのような所で長いエスカレータが下につながっていた 
                          (閉じていて動いていない)。
地下の駐車場に続いているのだという。
シャッターが下りている広いカウンターは、クロークなのだそうだ。

 「新しい教会には、人が大勢来るようになるから・・・・・・・・・・」

嬉しそうなような、望んでいないようなセリフ。

お布施を入れる箱も水盤もなかったので、どうすればいいだろう、と尋ねた。 
あなたに渡していい? と。  チップは失礼なような気がしたから。

 「開いている時に、また来て頂戴」

            え.....(笑)  そうか、今日は閉まってたのか。



よほど私が迷っているように見えたのかな。