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(米) ざしきわらしになりたい

休憩時間を利用して、Museum of Fine Arts, BOSTON に行ってきた。


出張の楽しみのひとつは、異国の美術館。
何度か来ている美術館でも、展示物が変わるので楽しめる。

改装中だというのは聞いていたのだが、まあ、いい。

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ここの美術館でいちばん有名なの、ってどの絵なんだろう?
作品数が少ない割に、いいものがそろっていると思う。

日本美術や、仏像、書なども多いが、このモネやルノアールなんかは有名かなあ。


適度に人は少ない。
たいていの観光地で、日本人観光客が目につく (単に会話の意味が取れるので気にかかる) のだが、
美術館では、ほかの音が気にならない。

あ.... この絵、好きだったんだ。

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これもルノアールの作品。比較的、見た事のある人が多いんじゃないだろうか。
踊っているのは、ユトリロ伯 (画家のユトリロのお父さん) と、
シュザンヌ=ヴァラドン (ユトリロのお母さんで娼婦で画家) だっていう話もある。
真偽のほどは知らない。 でも、ロマンチック。

恋は終わったり、破れたりするけど、楽しいひとときは、まぎれもなくあったのだ、という絵だと思ってる。
ユトリロのさびしい絵が好きで、それと対比して、この楽しげな絵にそう思うのかもしれないけど。

自分の知らない、親たちの恋。


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あ、これも前回みた記憶があるなあ。有名どころの作品じゃないけれど、
翼の感じがなんとなく好き。

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他の絵にまぎれて、さりげなく、ゴーギャンがあったり、
さっき、ベラスケスに、エルグレコも見かけた。
あの絵は、フラゴナールだっけ?

大学の時のボスが好きな、クラナッハもあったはずだけど
宗教画に巻き込まれて鬱な気分になるので、あの部屋は行かない。



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夫が好きな、モネ......
後期印象派の絵画は、ピントのずれた写真のようだと言って、昔、言いあいしたなあ。

でも、パリのオランジェリー美術館に行ったときに、
モネの絵画は、どうやってみるのか理解したのだった。

 オランジェリー美術館  http://www.musee-orangerie.fr/


足が少し疲れたので、ソファーに腰掛けて伸びをする。

     廊下のつきあたりの壁に、絵画。 天井にも、絵画。

            明り取りの窓。ドームの明かり。

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ああ....  美術館に棲む、ざしきわらしになりたい。