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ネガティブ螺旋の第一歩、あるいは、疾走する酔っぱらい  (なにげに近代名画っぽいタイトルか)

現代のSF作家は大変だと思う。
科学考証をきっちりしたはずの、本格SFが、
いつ覆されるか、いつフィクションじゃなくなっちゃうかわからないんだから。
いくら良さげなネタがあろうと、(その時点での)先端科学を抑えた遺伝子もの、なんてキツイと思うね。

いや、別に今回はDNA話をしたいわけではないんだけど。

絵を描いていたことがあるせいか、言葉や現象が、画像イメージを伴うことが多い。
         #昨日の日の丸パンダも言葉がきっかけで浮かんだ画像イメージの一つだなw

負の方向へ負の方向へと、渦巻を描くように状態が進みブレーキが掛からず、
逃げ場なく進んでいってしまうことをネガティブスパイラルというが、
私の場合、ネジや渦巻運動はDNAの螺旋構造を連想し、
(多少ベタだが) そのまま業やら運命やらの言語イメージに戻ってきやすい。
あるいは、(理学部ならではのイメージなのかもしれないが) チャンネリングとか。
チャンネリングとは結晶に電子を当てたときに、反挑せずに格子の隙間をハイスピードで進んでしまう現象で、
(ディテールとしては不確かさを承知で、イメージしやすく言うと)
広い道を、あっちにフラフラこっちにフラフラ歩いていた酔っぱらいが、
狭~い下り道に入った途端に、フラフラする幅も倒れる幅もないからボブスレー状態で前に進む、みたいな。
        #言っているそばから、赤い顔をしたコート姿のサラリーマンが、
        #夜のボブスレーコースを、ボートなしで突っ走っていった。
        #私の頭は頻繁に漫画的な絵を思い浮かべてるようだ。 

いや、だからこんな話をするつもりでもなくて....   (-_-;)

                             イタリアの螺旋階段だそうです、拾いもの画像
イメージ 1

 
『ネガティブスパイラル』 『負の螺旋』
いろいろ言い方はあると思うけど泣き面に蜂とか七転八倒とか一個悪いことがあってそれに対応して行動を起こしたのにそのせいでもっと悪くなって仕方なしに逃げてそれでもっともっと酷いことになって動けば動くほど悪いことが降りかかってくるとかそういう負(ネガティブ)に歯止めなく進んでいってしまうとか

スパイラルって言うと、いかにも勢いよく転げ落ちていく感じが出てるよね。
悪貨が良貨を駆逐してしまうのも、負の螺旋の一つかな。
お祭りの後にゴミが一個捨てられると、その周りがあっという間にゴミ捨て場になっちゃうのもそうかな。
駅傍の路地の、放置自転車や路駐自転車のたまり場とかも........
     
そう、路駐自転車。
何かちょっとだけ不正行為をするときに、つい思い出す小説があるのだ。
残念ながら (今のところ) 市販されている小説でないので、
本人に許可をもらってきちんとリファーしようと思うが、あらすじ的にはこういう話だった。

 主人公は、ある日、どうしても急いでいて、バイト先近くのある店の前に自転車を路駐する。
 バイトが終わって自転車を取りに行くと、他の人の置いた自転車が隣に並んでいる。
 翌日、また自転車が増えている。
 何日か後、店の前の大量の路駐自転車を見て、
 自分がきっかけだったのかなあ、と、主人公は罪悪感に悩まされるのだ。

現在私は自転車を持っているわけではないのだが、
だからと言って、あらゆる罪悪感からフリーでいるわけではない。
ネガティブスパイラルの初めの一歩を踏み出してしまうような、
あるいは、負の螺旋を転がり落ちていかんと待ち受ける、小さなビー玉を、こんっとつついてしまうような、

これはやっていいことかな?
これは許されることかな?
あと何人、同じことをしてもOKなのかな?

頭で理屈をつけて罪悪感を消したところで、脳裏には螺旋のイメージが走る。

まあ、書けないことはいっぱいあるんだけどね。
そんなことを考えながら、権利を主張したり、横槍を通したりしているわけです。


ここで、横槍で割り込んできた救急車を連想するのもなんだけど、
さっき、他所の研究所に行く途中に、救急車に追い抜かれて (もちろん避けましたが)
目的地に着いたら、さっき追い抜いて行った救急車がいて、ストレッチャーが走り回ってた。

何事っ? と思ったけど、けが人さんも、命には別状はなかったようで、良かったです。
研究所って、何気に危険が隣にいるよね。

あーーーー何書いてるんだか orz