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日曜日はパーティ vs 物理学会

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さて、一週間前に書いていた通り、
日曜日は学部時代にお世話になっていた研究室の教授の、退官記念パーティで、私は幹事である。
  私は教授の研究室は、学部だけで出てしまって、大学院は別のところなのだが、
  別の大学院とはいっても、その教授の出身研究室だったり、
  私の夫はその教授が助教をしていた研究室で大学院生の時にお世話になっていたり、
  教授が新人の時に上に居た大教授が、昔、別の大学で教えていた学生が
  今度は教授となってその教授の出身研究室を仕切っていたりしたので
  縁が切れるわけはない。
  というより、多分こう書いても複雑で、何が何だか不明だと思う(笑)
  関係者ですら、誰がどこでかかわっているのか混乱する。
簡単に言うと、つまりは、抜き差しならない関係の方たちなのだ。

退官記念パーティだから、教授のそれまでの半生のスライドなど披露しようということになる。
そういうわけで、抜き差しならない関係の私は、教授の学生時代の写真などを手に入れることも可能である。
パーティの席上で披露するパワーポイントの作成担当になっていた。
 
で………
はじめ嫌がっていた教授が、自分の手元にある写真を出してもいい、と言う話になった。
私に送ってくればいいものを、それがなぜか別の人の手に (^_^;

           今、何してんの? え。実験中で手が離せない、って?
おーい
写真を差し替えるの何だの、でも、ファイルがでかくて、メールで送れないって。

           明日なんだぞ~ (号泣)
           他に誰かファイル持ってる人いませんか~?

土曜日の夕方は、そんなこんなで、幹事同士でメールが飛び交い、バタバタとパワーポイント作成。
  (前記事に書いてあるように、おチビの卒園式に行ったり、作りものもしてます)

結局、パーティ前に早めにあつまって、そこで差し替えよう、ということになって当日を迎える。



朝、テレビをつけたら、強風のため多くの電車ダイヤが乱れて、、、と。
嫌な予感。
本日のために遠くから来てくれる人たちもいる。
差し替えるべき、画像ファイルを持っている人も、新幹線で来る予定の人だ。
と、初めて携帯メールを見ようとしてみれば、

    何?? この不在者着信の山とメールの山はっ

がーーーーーーーん。物理学会に行ってらっしゃる人々からのメール類。
参考までに、(前記事の通り) 私は物理学会を土壇場でキャンセルしている。
メールの主が言うことには、なんでも、登壇者が渋滞で間に合わなさそうなので、

    その間、貴方がつないでおいてください、と。

そのほか、折り返し電話ください。メールください....云々

    ええええ ......それって、昨日の朝なんですが  ..... orz

慌ててお詫びの電話。実は、私、物理学会はキャンセルして、行ってなかったんですぅ。
いま東京に居るんですぅ。       (これから飲み会(パーティ)なんですぅ とは言えなかった☆)
   「あれは、どうにかなったから、大丈夫よ」、とおっしゃってくださったが、
役立たずで済みません(涙)



閑話休題
そういうわけで、差し替えの画像が間に合わないとなると、少し構成を変えなければ.....
パーティ会場に早めについて、スクリーンの準備とプロジェクター、PCの準備、
その上で、パワーポイントファイルをいじりまくる。
ちなみに、パーティ会場は中華のレストランである。
白いクロスのかかったテーブルの上で、PCを叩いているのである。
そこへ、司会者。
  「教授の略歴のスライド、作ってくれないかな? ほら、電車遅れてて担当者が来ないから」

    今からですか(涙)? 新幹線、メールつながらないの?

いいですよ、略歴持ってるから、こうなりゃ何でも作りますよ。慣れてます、って。
そこへパーティ参加者の一人である某研究所の職員をしている先輩が到着。
  「普段の学会前と、変わんないな、お前」

えーどーせ、間に合わなくって、飛行機の中でプレゼン資料作ってたり、
学会開催中に後ろの席で作ってたりしますよ。そーですよ、そうですよ。



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ジタバタしたものの、どうにかすべてが間に合い、パーティのスタート。
何も決めてなくても、きっちりプランを決めていても、なるようにしかならないのがこういうパーティだ。
予定人数よりずっと多く集まってしまって、それは教授の人柄と、面倒見の良さのなせるワザなのだけど、
その人付き合いの良さと人徳は、お店の人にも伝わっていたらしく、
教授の知り合いだというお店のメニュウは、大きなエビに、フカヒレ、北京ダック..... おいし~♪
この値段で、この人数で、平気なん @_@? 

会場の写真は、人が大勢写っていてのせられないので、
写真は教授が留学していたというヨーロッパの風景です。
教授はドイツで学位をとってらっしゃるので、時々研究室にドイツ語の電話がかかって来て、
苦労したものでした。
また、私の初めてのヨーロパ学会の時、(私は博士課程の学生だったんですが)、
学会終了後、教授たちと一緒に、ドイツ在住の方の車で、ドイツ、スイスを回ってきました。
一緒に遊び回った教授の写真があったので、スキャンしプレゼンテーションに使わせてもらいました。

今は年に何度も足を運ぶドイツやヨーロッパの国々ですが、
初めて行った時の写真を見ると、その時の感動のままに、新鮮で、違った光景に見えます。

「ここからの景色がいいんだ」
「こういう街には、宿泊できるレストランがあるんだよ」
「そういえば、前に来た時はさ.....」

ヨーロッパの歩き方を教えてもらったような気がします。
よく遊び、よく遊び、ちょっとだけ学べ、という
今の私にとっては夢のような研究者生活をなさった教授でしたが、
研究テーマの選び方といい、学生の指導方針といい、筋は一本通った方だったと思います。

第二の人生と言うには、非常勤の立場で大学に残られるようですけれど、
遊びに行ったら、また 「おう、どうした?」 と、気軽に聞いてくださるとうれしいです。