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鞄・鞄・鞄

 
プロポーザル漬の頭が飽和してきたので、気分転換にちゃら~いファッション記事を書いてみる。
    和服以外のファッション記事、って書いたことがあったかな?

理学部出の研究者の割には、服飾に気を使っている方ではないかと思う。
学生の頃、巷の黒系ファッションを尻目に、ジュン・アシダのパステル系に目覚めたりして、

  #最近のオフィシャルサイトを見ると、白黒のモノトーンが目立つが、
  #当時の芦田は皇室御用達のパステル基調で柔らかなデザインだった。 

カラフルなコートを購入し、同色の帽子を探しまわっていた。
で、この帽子だが、ヨーロッパで店に入ると、服や小物の色の豊富さに驚く。
グリーン系ならグリーン系で、まるでカラーチャートのように少しづつ異なる色が選べるのだ。
サイズさえ換算できれば気軽に購入できる価格だったから(←当時の日本と比較)
国際会議の帰りの鞄は、土産物で満杯、時には別送で購入物を日本に送るなど、
最近の学生からは想像もできないような生活を送っていたと思う。

  #なお私は私立大学に居たので、渡航費は「御社の実験装置の宣伝をしてくる」という名目で
  #企業あてに援助金を申し込み (←良い時代だったのよ)、
  #あるいは大学の一時奨学金に応募して出してもらっていた。
  #考えてみれば、その頃からプロポーザルを書きまくっていたのだな。

ヨーロッパの服は丈夫である。
加えて、もともと流行を追っているわけではないから、現在も着られるものがあったりする。
が、その結果.... 当時の就職面接はオレンジ色のサマースーツ、入社式は白のスーツだった。
目立つことこの上ない。  いや、それ以前によく採用されたもんだと思う。
バブルの残党が生き残っていた時代だから、多少の派手や贅沢は目立たなかったのかもしれない。
今は目立つのだが、まあ、気にしないことにしている。
その後は黒や紺系のスーツも購入したし。

さて、そんなファッションセンスだった私が就職してまず困ったのは、鞄である。
ヨーロッパの服は安いが、ちょっといい鞄はバカ高い。
オーストラリア育ちで革製品が好きなので、良質の革を目指したりすると、もういけない。
就職したての20代には手に負えない価格になってしまう。

と言うわけで、その中で、まあお手ごろかと思って選んだのが
ゴールドファイルというドイツの鞄メーカーだ。どこからどう見ても、男の鞄、である。
形によって多少違うが、通勤用だと日本円で15万から20万と言ったところか。
                       (エルメスに比べりゃ一ケタ安い)
ぶっきらぼうだが、とてつもなくしっかり作ってあって、使い込むほどに味が出る。 
参考 http://www5.nkansai.ne.jp/com/obcinc/product/mens/m_01.html
イメージ 1 
女の服に合わせるとかなり固いのだが、
小ぶりのバッグを長らく愛用していた。
今でも探せば自宅のどこかにあるはずだ。
  
  たまに革のメンテナンスをしなければっ
   
小銭入れやベルトはあいかわらず
ゴールドファイルを愛用している。
最近はルフトハンザと共同開発した
トラベルバッグがあるようなので、
そのうち購入したいなあ、と思っている。
    
でも、収入が安定して以来、
財布はゴールドファイルよりは
少しだけ女っぽい、アイグナーに浮気していたりして……
参考 http://item.rakuten.co.jp/youfukuyasan-lena/aigner224006/

さて、時は過ぎて......  ノートパソコンを当たり前のように持ち運ぶようになった。
ヨーロッパの老舗メーカーは基本デザインが安定していて、余り新しいタイプが出ない。
つまり、パソコン対応の製品は少ないのだ。
なので内素材がよほどしっかりしていても (パソコンなど)重いものを入れると革は伸びる。
重さのあるものは、肩にかけないと長距離通勤が辛いから、純正の革ストラップもいい勢いで痛む。
ヘビーローテーションの鞄のストラップなど、消耗品状態である。
      修理してもいいのだが、毎年々々やってらんね~よ~ (泣)
 (アタッシュケースは、自分の服に合わせると似合わないので、使ったことがない)
イメージ 2 
そんなこんなで、
価格的にはワンランク下でも、
毎年新しいデザインを発表するような
後発メーカーにも目がいくようになった。
バレンシアガなんかが、それに当たる。
 
あれ(笑)? 全然安くないじゃん。これでほぼ10万だって。
http://shop2.genesis-ec.com/search/item.asp?shopcd=17214&item=36511570

イメージ 3    
相変わらず、今も
ヨーロッパ購入の革製品が多いのだが 
合成皮革なら日本製品でもよいものがたくさんある。
PCを持ち歩くゆえの、逆転現象みたいなもんだ。
 
あ、その前に、日本のメーカー、
ダコタの革製品もとても気に入っている。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/sentire/Dakota/dakota.html
    
実際に店に行くとわかるのだが、
ダコタはこの価格帯の製品としては色がいい。
合成皮革と似たような価格で、
どうしてこれでやっていけるのか不思議である。
このところ、安価な系列としては一押し。
これは....だいたい2万前後かな。


イメージ 4
     
ただ、やっぱり女性に似合うデザインの革だと
使っていくうちに良い色になるのと同時に、
重いPCを入れて普段から持ち運ぶと
かなり短期間で伸びてしまう。
修理をしてもよいのだが、
それほど高いものでない場合、
自分でちょっと纏るくらいで、
メーカーに出したりはしない。
価格の違いは、革質の違いなのか、
傷つくものも多いし。
(写真は同じ価格帯の革だけど、
     ダコタのバッグではないです)

イメージ 5    
と言うわけで、近頃では寿命一年の 
合成皮革も使いまわしたりする。
しかし、写真がないと
全然雰囲気が伝わらないね。
 
帰りの電車の中で画像類はググるとして 
ちょっと今日の鞄とコートを撮影してみる。
 
何度か続けてブラウン系だったので、
この時はオークを衝動買いしたのだ。
これも合成皮革、特にブランド物でもなく、
1万円くらいだったと思う。
 (携帯で撮影したので、色がよく出ない) 
 
結んであるスカーフは、
(芦田のスカーフと見まごう色味だが)
ヨーロッパでの衝動買いだ。
購入後に芦田のスカーフと比べたら、
非常によく似ていて、
何のために二枚....という気分を味わった。
とはいえ薄紫、ピンク、ターコイズ
パステルグリーン、と入って、
花の輪郭はオークルで引いてあるから、
この薄紫のコートだけでなく、
大抵の服にはよく似合う。
 (これも家に戻ってから撮影しよう)
救いは素材が全然違うことかな。

なお、スカーフを購入した時に着ていたのは、やはり、ヨーロッパで購入のモスグリーンのコート(右)。
真冬のブレーメンで、寒くてたまらず買ったのだ。 この時、同色の帽子も購入した。
実はこのモスグリーンのコート、アイグナーカラーの赤とも実によく似合う。
もちろんアイグナーカラーとコーディネートするときは、
マフラーもシックなワインレッドにするしかないのだが。
 
いずれにしても購入したのはドイツマルクの時代。古さがわかろうと言うものだ。

おっと★ ゴールドファイルを探していて、こんなものを見つけてしまった。
ゴールドファイルのランドセルですってよ...... しかも、価格は8万円台。
うーん、お抹茶BOYの新入学に購入すればよかった(涙) 気付かなかったよ~

 #普通に出回っているランドセルが4万円前後なので、
 #同じオーダー (桁) ならば安いと思ってしまうのは、
 #オーダー計算しかしない理学系物理屋の悪い癖である)

 #鞄の値段が10倍20倍なのを考えると、ランドセルは同じ価格帯って思ってもいいよね。


上記のメーカー名をググっていて思った。
まず、通販や Used がヒットする。
それは、今の世の中の経済状態を反映しているからかもしれないし、
もともとの価格が高いからかもしれないのだが、
革製品が好きな私としては、正しい使い方になって来てくれているのではないかと思うのだ。
生きものの革で作るのだから、飽きたら捨てるような使い方は止めて欲しいな、と、思う。
それが、不景気のせいだとしても、革に親しみ、手入れをすれば蘇ることを知っていて欲しいと思う。

しかし、ルイ・ヴィトンとかエルメスとか、プラダとか、
通販もオークションも山のようにヒットするなあ。
まあねえ、エルメスバーキンあたりを、使いこなすファッションセンスを身につけられればいいのだが、、
PC抱えて走り回っているような、今の仕事のスタンスとは、相いれないような気がするんだ。
そもそも、国際会議の時なんか、カンファレンスバッグの機能性に負けちゃうし。
カンファレンスバッグって言うのは、参加費を払った会議で無料で配るもので、
大抵はスポンサーの会社の寄付で貰えるものだ。
携帯ホルダー、ペンホルダー、サイドにちょっと入れるポケットはもちろん、
ショルダーストラップ、ハンドル、ノートPCをそのまま入れられるクッションまでついていたりする。
キャンバス地だったり、男物を前提にしていたりするけれど、
我々の仕事にピンポイントで合わせた作りになっている。
会議出張時は、これに勝るものはない。

まあ、多少服装に気を使っているつもりでも、イマイチ流行りものには乗りきれていないということで。