ファンデーション作ってきました。自分の分はありません。

毎年不思議なのですが、研究所の中にあるこの八重桜は、ひと枝だけローズピンクで、他は白です。

　

さて......予算申請のヒアリング資料を作っていたり、
これでもかというくらい休日出勤があったり、
おチビが溶連菌感染症というものになって、熱を出したりしていたので、
ブログにかまける時間はおろか、週末の料理すらしていなかったのですが、
日曜日の研究所の一般公開では、説明員をやってました♪　........って、これも休日出勤か　（＾_＾；

見学者多数.........　広報の方々が、「これまで最高人数ではないか？」　と喜んで　（困って？）　ました。
ここ何年か比較的低調だったので、巻き返しを狙って新聞広告を打ったのと、
とてもお天気が良かったこと、
圧倒的な人気で見学者をかっさらうＪＡＸＡ（宇宙センター）の一般公開日と日がずれたこと、
などが理由だったのだと思います。　
そういう要因は、大抵同時に来るのよね（笑）

以前記事にしています、私はこういう出し物を手伝ってました。
　　　http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/28885579.html

毎年お客さんが多いらしいのですが、なんと今年は毎回２倍～４倍の倍率での抽選でした。
　　　（説明と実際の作業で1時間くらいかかるので、1時間に一回、抽選でその時間の実習者を選ぶ）
年配の女性も、赤ちゃん連れの若いお母様も、高校生も、オシャレな中学生も、
なぜか男の人も乳鉢で微粒子を混ぜてファンデーションを作ることに興味があるらしく、
６人で来て結局一人しか当たらない女子高生がいたり　（何度も並んでくれたのにごめんね）、
それは楽しそうに実験　（実習）　をしてくれました。
　これは日焼け防止のために入れる粉末、これはファンデーションを固めるために５滴だけ入れるオイル、
　これは防腐剤、マグネタイトを入れるとオークル系の色味になる………
ちゃんとメモをとりながら、説明を聞いてくれたのにも、感激しました。

はじめにテスターで、ご自分の作る色を決めて材料をお渡ししていたのですが
「この真ん中くらいの色だなあ」という方に、では、
「マグネタイトを半量にすると、オークル系でも明るくなりますよ？」と言うと、
あるお母様など、眠ったお子さんを抱っこしながら、ひたすら自分の肌色作りに挑戦してくれました。
　　　　　　　　　（「お子さん、見てましょうか？」と言ったんですが......（笑））　

　　ご近所のいったんもめんさんが、いらっしゃれなかったので、
　　いくつか作ってお送りしようかと思っていたのに、とてもそんな余裕もなく　（;_;）
　　いったんもめんさん、ごめんなさい。また、来年のチャンスにおいでください。

また、セラミック粉体の研究室の学生さんたちが手伝ってくれていたのですが、
化粧品会社の社員のように、白衣を着ててきぱきと指示していたこと、
近隣の研究所の職員だけでなく、子どもにも初老の女性相手にもきちんと質問に対応できること、
もちろん研究所の外研学生たちは、普段は自分の学位の研究をしているのですが、
大学の学部だけを普通に卒業するより、間口の広い社会人になれている気がします。
臨時説明員の研究者より、ずっとまともな戦力です。ありがとうございます。

死にそうに忙しかったけど、とても楽しかったです。

画像処理で不鮮明にしているものの、お客さんたちの顔写真が出てしまっているので、限定記事にします。
お子さんの写真が多くなりましたが、実際には圧倒的に成人女性が多いコーナーでした。