覚悟はしてたけど
2歳を過ぎたのに、毛艶のいい子だった。
それでも、お正月を過ぎた頃から、
急に毛の艶が無くなってきた。
この一月くらいは、急に餌を残すようになって、
だから、もうそろそろかな、と 覚悟はしていた。
一昨日、娘をハムスターの所に呼んで、
「もうあんまり長くないと思うから、触ってあげて」
と、久しぶりに、触らせた。
娘はこの子の一代前のハムが今でも好きで、
だから、「そうかなあ」 と弄りつつも、
あまり心配する様子はなかった。
昨夜、アップルパイを作ったので、
今朝、リンゴの皮の部分を渡した。
一欠片だけ巣に持ち帰り、あとは出て来なかった。
夫は、今朝早く、なんかキーキー鳴いてたよ。 と、言っていた。
このハムスターは、何かあると鳴いて人を呼ぶ。 野生なんて、かき消えてしまっている。
前のハムちゃんより、ちょっとおバカ。
夕方の7時くらいに娘が見た時は、ゴソゴソ動いていたという話だ。
12時過ぎに気付いた時には、すっかり冷たくなっていた。
それでも、娘は冬眠かもしれないから、と、床材とタオルでくるんだ。
ケージの出口の所にいたから、外に出たかったのかな。 遊ぶの、大好きだったもんね。
さきに眠ってしまったお抹茶は、まだ知らない。
享年2年と2カ月。 お正月に撮った写真が、遺影になってしまった。
今まで、ありがとね。 おやすみなさい。
明日、なんて言おう......