笑い話か否か
今日は父の日だったので、夫がお夕食を作ってくれました。 ……じゃなくて
あ、でもこの写真の卵焼きっぽいものは、夫の作ってくれたゴーヤチャンプルー(もどき)です。
父の日だからというわけではないのでしょうが(しかも気付いてなかったし)、お抹茶BOYの日曜参観でした。
本来、朝の1時間目から、午後の6時間目まで参観可能なのですが、私は3時間目の途中で退散。
午後から仕事があったのです。
ご主人もお嬢さんも大学教授、という、アカデミックファミリーの方です。
大学での、電子顕微鏡の研究のお話はとてもとても面白かったのですが、
それにも増して、内閣府のお役人の後に発言なさった笑い話が、とても楽しかったです
内閣府の方がまず、おっしゃるには、
「女性研究者の研究環境改善が進んでいるので、優秀な研究者が増えて行くでしょう」 ←優等生ですね
で、あとから発表なさった大隅先生の笑い話
『同伴者は、ここじゃないですよっ!』 と、すごく強い調子で部屋から追い出されそうになったんですよ(笑)。
係の方たちは、女が受賞するとは、思っていないのですよね。確かに私一人だったし。
なんだかんだ言っても、日本の世間は、そんなものなんですよ。 去年の暮ですけれど・・・・・・・」
笑い話の一つとして、あの上品な調子でお話しになったから、
内閣府の方にも、頭を掻いて笑う逃げ場があったのだけど。
ちなみに、会場の中で、私も笑った派です。
あとで聞いたところによると、
瑞宝中綬章受賞の受賞者会場で大隈先生が追い出されろうになっていたちょうどその頃、
同伴者の控室で、和服姿の女性たち(受賞者の奥様)の中で、たった一人モーニングだった先生の御主人は、
数人の係員に入れ替わり立ち替わり「受賞者の方は急いであちらの部屋に」 と、せかされていたのだそうです。
(まったくもう、しっかりしろよお役人。受賞者くらい、一応チェックしておこうよ )
笑い話じゃない、そういう差別が……と、憤慨してらした女性もいらっしゃいましたが、私は楽しかったです。
世の中の考えが、変わらない事に怒ったって、今は何もならないしね。
それよりこういう形で、自画自賛していたお役人に釘を刺す、というテクニックに惚れてしまいました。
会食しながら、先生からご家庭の話などを伺い (先生のお父様の教育パパぶりとか)、
また、早く帰って、今日くらいはお夕食作らなきゃ、という友人の話から、
ふと、今日は父の日☆ というキーワードを聞きつけ、
娘にメール 「父の日なんだって~ だから、内緒でケーキ買っておいて」 「らじゃっ(←娘の返信)」
そのあと、大急ぎで帰宅したのですが、すでに夫が夕食に着手してしまっている所でした。
でも、急いだのが偉いでしょ?
急遽購入してきた焼肉と、サラダでなんとなくパーティっぽい色合いに ←パーティじゃないんだけど。
トマトの赤と、野菜のグリーンはそれだけで華やかになります。
実は肉を焼いただけ、っていうのは、夫も子供も気にしていないようだったので、
まあ、よしとしてください。
私が研究者やってられるのは、夫が役割分担とか細かいこと考えずにのんびりしていて、
子どもも母親の仕事(家事)に無頓着だからだと思うのよね・・・・・・・・・・