金がないっ
私は実験系の研究室にいるので、実験装置の維持だけでもそれなりの金額がかかるのだが、
このところ、大型予算を外してしまっているので、自由に使える予算が少ない。
かと言って、研究担当になっているプロジェクト予算もなあ、
………最盛期(?)に比べて、ひとケタ小さいし。←これも文句言われそう。
企業からのお誘いや、海外からの資金提供の話もなくはないんだけど、
企業からのお金は、ドンブリだから使用目的などについては、煩いことを言わないけれど、
ライセンス契約だのなんだの、こっちの成果が、会社にとって利益になる、というのが大前提。
当たり前のことだけど、大きな資金を貰ったら、それだけ “企業に役立つ成果” を求められるわけで。
相手が今流行りの、元気のいいアジア企業だったりすると、つい、慎重になっちゃうんだよ。
求められるものと資金の総額を比較して、良い返事ばかりはできない………と、相変わらず逃げまくり
というわけで、今、
金がないっ
さっき、予算申請書類を送ってきました。
他の会議 (研究所の外) にかまけて、なかなか書類の最終準備が出来なかったのですが、
研究分担者が、朝早く改定版を作ってくれたり、私に代わって事務方に申請書類を送ってくれたり。
皆さん、お疲れ様です&ありがとうございます。
今のこの気軽さと心地よさは、やっぱり、予算の出所を選んでいたからなんだろうな。
いや、もうちょっと気力と体力があって、子供た大きくなっていて、職場と自宅が近かったら、
半導体の時にやってたみたいな、ガチの企業連携研究をするんだけどね~
独身の部下が、ちょいとうらやましくもあり。
予算金額と忙しさの調整、緊張感と心地よさのバランスと言うのは、なかなか難しいものである。
明日からまた、ドイツのプロフェッサーが来日。 日独の研究所間で、公的には話題が山積み。
でも、私の所にはオフィシャルミーティングの合間に、遊びに来るんだろうな。
使い勝手の良い予算を作りだすのも、なかなか難しいものである。