暴れてるムンクと天使の飛び方とファンデルワールス力など
完全を期したかどうかは別の問題なのだが、大量の仕事をさばいたあとは気分がいい。
帰りの電車でうたた寝しても、飛翔の夢など見るってもんだ。
さて、ブロ友さんと言うよりはあまりにもリアルメートに近い友人から教えてもらったムンクの動画。
ムンクさんが叫んじゃってるのはともかくとして、こんな風に名画に入りこむ夢を見ることがままある。
映画 『スピードレーサー』 の冒頭部分や、書割背景のCMなど、写実的でないセットの中に紛れ込む感じだ。
しかしそこは、『リング』 を観たあとには貞子に、『ジョーズ』 を見ればサメになる私のこと、
夢の中で人間であるとは限らない。
この動画を見た後に見た夢では、映像に入りこんで、ムンクを脅かして(あの顔をさせて)喜んでいた。
ある時は、日本画の猫になったようだった。
木の上で目が覚めると、誰かが私をスケッチしていて、
歩きだそうとしたところ、頭をなでられ、
じっとしているように言われた。
菱田春草の顔は覚えていないが、手は覚えている。
大きな手で暖かくて、なかなか良い気分だった。
枝を降りて歩きだした時、カシャっと一枚写真を撮られた。
撮られたな、と、思ったけれど、そんなに気にしなかった。
それが右の絵になったのだと思う、というのも、
多分、双方とも私が知っている絵だったからだろう。
明治の画家で、小型デジカメもないもんだ、と思うのだが。
さて、そういうわけで飛翔の夢である。
西洋の宗教画に入り込んで、天使になって浮遊していたりする。
anさんの所でも、浮遊系の夢の話があったが……… http://blogs.yahoo.co.jp/an71pm/36276855.html
私の浮遊は、めちゃくちゃアクティブな夢なのだ。
なぜって、飛ぶのにはコツがあって、とても大変だから。
小さな磁石のN極とN極を向い合せて、押し付けようとすると、反発力を感じる。
上手く載せれば浮かびそうにも思うのだが、それが難しくて、キュルン、という感じに横に落ちてしまう。
夢の中で浮かぶのは、それと似ていて、難しいのだ。
上手く斥力(反発力)に乗っかれないと、飛ぶことはできない。
それにしても、おかしいよな~
どんなムキになったところで斥力を感じることは無くて、
常に引っ張られちゃうはずなんだけど。
それとも、分子半径以下の領域にいるのかしら?
(ファンデルワールス力は引力だが、近付き過ぎて、
分子の半径よりもっと近くに行こうとすると、
当然のことながら反発力を感じる)
*斥力部分の話は専門になるので、興味のある方は直接連絡ください。
そんなことを考えながら、剣を振り上げ、悪魔と戦っていたりする。
名画は、ティントレットの 『天使ミカエルのサタンとの戦い』
浮遊に失敗して、墜落したことはあるけれど、
墜(落)天使なだけで、堕天使になったことはない。
神の名のもとに、剣や槍を振り回すのは爽快なのでね。
上で戦っているのに戻りたくて、何度も飛び上がろうとして苦労しているのだ。
まあ、ムンクを脅しているのは、充分悪魔的かもしれないんだけど、ね。