「あれから、20年もたつのか」 あるいは、「高級レストランって」
特殊な理由(←いや、ブログには書かんけど)で、
当時としては珍しく結婚式は式場を頼まず、教会&レストランで行いました。
あっという間に20年もたつんだなあ。 (←高校生の娘がいるんだから当然)
さて、
「年収300~400万円でお祝い事とか特別な日じゃないと高級レストランに来ないような貧乏人は
何も知らないのだから水で800円取られたからってグダグダ言うんじゃねえよ」
という意味合いの発言をした「イケメンシェフ」の話題が出ていますが……
という意味合いの発言をした「イケメンシェフ」の話題が出ていますが……
価格帯が近かったり、有名シェフがいたりしてネットなどでは比較される店もありますが、
そういえば、ミネラルウォーターが有料のお店って、たくさんありますね。
ヨーロッパだと有料が普通だし、ガス入りかガス無しか、何処産がいいか聞いてくる店もあります。
日本だと、水は注文しなくても出てくるので、「イケメンシェフ」のお店は、それに合わせたのでしょう。
でも、日本の多くの店で水は無料なので、水が出されても客は 「注文してないよ」 とは言いません。
注文されなくても出すという日本の風習に合わせて(ある意味誤魔化して)サーブして、
そこで料金を請求するというのは詐欺行為ではないんでしょうかね。
渋谷の高層ビルの中にあった、『ラ・ロシェル』、というフレンチレストランで披露宴をしました。
20年も前なので、レストランウェディングの走りというよりも、思いっきりレアケースでした。
(式は教会であげているので、レストランウェディングともちょっと違うかも)
当時はそれほど歴史(?)のあるお店ではなくて、日本人の口に合う気軽なフレンチという事でした。
会場として決める前に食事をして、特にスイーツがおいしかったのと、
ウェディングケーキを披露宴の中で食べたいと伝えたら、それならば平型の方が、と、
華やかさより味や口当たりを優先して勧めてきたことに、ケーキに対する愛情(?)を感じて決めました。
何段ものタワー型のウェディングケーキを飾るのは、
クリーム類を固く泡立てなければならないから、という理由でした。
シェフ自らが書いているというカリグラフの手書きメニューは、今も続いているようですね。
翌年の結婚記念日にはディナーの招待状が届いて、その時もお祝いの言葉をもらいました。
お料理がサービスだったので、高価なワインを注文したのを覚えてます。
その後、何度か利用させてもらいましたが、
シェフの坂井さんがフレンチの鉄人としてテレビに出るようになり、
予約ができるのが半年後、という人気店になってしまいました。
(披露宴の出席者には、鉄人の料理だったんだ、と、喜ばれましたけど)
HPを見てみたら、お店でのレストランウェディングもはじめたようですね。
あのお店で披露宴をした人たちは、私たちだけでなく、きっとみんな大満足だったでしょうし、
ノウハウも蓄積されていくでしょうから、当然の流れだった気がします。
お店のサービス、徹底していたなあ、と、今更ながら思います。
残念ながら渋谷店は、震災後、ビルの耐震工事のために、閉店してしまったんですが……
ほかの支店があったので、HPから拾ってきました。 http://www.la-rochelle.co.jp/
相変わらず、美しい
フランスで食べるフランス料理よりも、あっさりしているので、
コースの最後までちゃんと楽しめます。
水がいくらだったか思い出そうとしたんですが、確かに1000円以上だったかも。
でも、「有料になりますが」、って、ボトルを見せられていた気がする………
この20年、レストランのコースメニューの価格は、ほとんど変わってない気がしますし、
むしろ、高級店と言いながら庶民的な価格帯のメニューも増えた気がします。
そんな環境で、お店のレベルとサービスと保つのは、たぶん苦しいとは思いますけどね。
………勢いで山王店に予約を入れようと思ったんですが、週末は何カ月先まで予約済でした。
かといって、半年先の予定なんてわかんないし、う~ん、どうしよう
書庫はどこに入れようか悩みつつ、料理プレートって芸術だよな、と、写真でもなく絵でもなくの書庫にしました。