「ありがとうございます」and/or「先に言えよ」
仕事ネタ。
かつての共同研究者(当時は学生~ポスドクさん)からメールがありました。
「レフェリーからこんなコメント来たんですけど、どう答えればいいですか?」
「もしも~し、メールの添付書類見えないけど。質問したいことはわかった気がする」 <<短気
「お久しぶりですぅ。 で、エラーバーを書き込めっていうんですけどもね」
「うん、この実験法だと測定値に分散がないからエラーバーは書き込めないかも。
絶対値の信頼性としては○○が××で▽▽条件だと、概算して◎◎くらいかなあ」 <<計算しながら
「意味不明です」
「*#&%%$#※%@¥(←先輩研究者としての教育的苦情)、元の論文どー書いたのよ」
「いや、その…… 添付書類はと相性悪いのかと思って、今、pdfにして送りました」
「昔のネタだね、って、あれ? 私の名前、著者に入ってるん?」
「言ってませんでした?」
「聞いてないよ、たぶん。 それにさん、1st author じゃないやん」
「色々ありまして………」
「(聞くと長くなりそうなのでスルー) 分解能は計算できたし、文献もあるので、その辺書けばOK?」
「OKです。この間の論文(←今日のとは別のさん単独論文)も上がったのでそれも送りますね」
「あい。 こっち来たら連絡してね」
「んじゃっ」
流し読んでいたところ、論文自体はとてもわかりやすく、
「私のデータも報告内容もきれいに混ぜ込んでいただいて、ありがとうございます。」
と、言い忘れました。
ところで、
1st Author どこ行ったんだ
ネタ違いの論文が並行して走っている所に追加だなんて、頭がぐちゃぐちゃになりそうですが、
(加えて学会だの予算申請だの、お抹茶BOYの体調だのも心配だし)
特許拒絶に対する意見書にしても、レフェリーコメントへの対策にしても、
防衛、というか、斬り合いというか、戦う系は気楽です
ざっと骨組みを書くのが得意な人、細かな修正が得意な人、戦う人、
何人かで書いている論文は、方針が決まるまでモメますが、あとの進みは早いです。
後は、実験や解析をしている時のディスカッションが楽しいのが何より。
でも、お腹すいた