「ええ……そうだったの?」な2件
銀行のキャッシュカードで、法人キャッシュカード、というのを持っている。
学会の会計担当の理事をしているからだ。
会計担当理事が変わると、業務とともに通帳が引き継がれるので、
私も、前任者から受け継いだものだ。
少額は自分で立て替えてしまい、出納だけきちんとエクセルに入れておいて、
年度末にまとめて引き下ろす形にしていたので、久しく出納していなかった。
が。 昨日朝 駅のATM 「お取扱いできません」
昨日夕方 デパートの中のATM 「お取扱いできません」
今朝 コンビニATM 「お取扱いできません」
……去年は使えてたのに、なんでやん
めんどくさいな~ 口座の銀行に行って、カードの磁気異常がないか調べてもらうしかないのかなあ。
と、わざわざ最寄駅以外の駅の、該当銀行の窓口のある所まで……
窓口の整理券を取ってから、ふと、並んでいる人のいなかったATMに、もう一回やってみるかと滑り込ませる。
口座銀行 ATM 「ありがとうございました」
…………………なんでやん
せっかくなので、窓口に行ってお姉さんに聞いてみたら、
「このカードは当行のATMのみ使用可能なんです」
…………………先に言ってよ
まあ、そういうカードだったことになぜ気付かなかったかというと、
去年まであった乗換駅のATMが最近撤去されて、
偶然にもそこが、三○住友銀行のATMだったせいで、問題なく使えちゃってたってことだな
さて………
こんなことを言うと語弊があるかもしれないが、
大学や研究機関の女性支援(男女共同参画と言われることが多い)を受け持つ部署というのは、
女性職員が配属される時はまだしも、配属されている男性職員がいわゆる“やり手”であることは少ない。
プロジェクトとして成果を出さなきゃならない時こそ“やり手”がやってきてブルドーザー状態で仕事をするが、
それが終わると、“やり手”さんたちは、さあっと別の部署に異動していく。
わが職場も現在、毒にも薬にも、いや当たり障りのない窓際、いや穏やかな方が担当されているが、
そんなわけで、女性関連の国際会議の受け皿になるときなど、どうすることもできないのだ。
研究者はプログラムを作ったり司会をしたりの仕事があるので、
そのほかの仕事を事務方(この場合は女性支援室)に任せなければならないのだが、
「英語はわからない」 「会議を主催したことがない」 「人前で話すのは苦手」
などなど、とんでもなく手のかかる方だったのだ。
国際会議の事務局というのは、見かけ以上に仕事があって、
プログラム作成(←研究者が書いたものの清書的な)、印刷の手配、配布、
パンフレット等当日渡すもののセット、会場の手配、連絡、
受付のセッティングから参加者の登録確認、招聘者のネームプレートの作成や座席への案内、
バスの手配、食事の手配と飲み物の提供、見学コースの相手方への連絡、
いや、国際会議の請負業者というのがあるくらいなので、とにかく煩雑で大変なのょ
となれば、とうぜん閑職、いやのんびりした担当者の手には負えないわけで。
幸い、アルバイトで女性支援室のアシスタントをしてくれていた人が、めっちゃできる人で、
うちのスーパー秘書さん(←赤ペン先生)と組んで、国際会議をほとんど切り盛りしてくれた。
というわけでそりゃあもう、
彼女と赤ペン先生には、感謝に堪えないのだが、
その彼女が、このたび 離職する……という。
別の研究機関に、アルバイトではなく正規の職員として就職をするのだそうだ。
「わ~ おめでとうございます」 ………と、言うしかない
仕事できるし、人当たりもいいし、なるべくして栄転していくわけだが。
………あと、どうなるんだよ
ひとまずは感謝をこめて、送別会を手配しようか。