ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

(重慶)そりゃあ、よい事ばかりではないわけで

帰国して、出社したら、一週間で、どんだけ仕事たまってるんだよ、という状況だったのだが、
いろんな仕事を本来やるべき部署に振り分け、手伝いという名の丸投げは毅然とした態度で阻止して、
ひとまず自分本来のやるべき仕事を始める………

重慶でのネット環境が良くなかったせいで、私が即答で拒絶しなかったため、
#「さんがやってくれるかもしれない」と、あらぬ希望を持っていたおじ様たちがいたようだが……甘い。
#「今さら……ダメならダメと言ってくれなきゃ」、って、
#承諾のメールはおろか、何のリプライもないのに、引き受けてくれたと考える方が、
#はるかに寝ぼけてると思うぞ?

さて、日本の職場から繋がらないサイトはないし、(←まあ、アダルトサイトやゲームサイトには繋がらないが)、
youtubewikipediaも、翻訳サイトもブロックされてないし、
日本のネット環境はまともだよな、と、思う。
まあ、「まとも」、の母数には、米国とかカナダとかEU各国とかオーストラリアとか、多くの国々が入っていて、
つまりはたぶん、全然特別なことじゃない、とも思うのだが。


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重慶のホテルのテレビは、CNNもNHKも入った。
でも、ポーランド人の話によると、実はwifiで聞いてる同時中継と、一分くらいずれているんだそうだ。

NHKはアナウンサーが「○○時になりました」、っていうから、調べていればよかったな。

CNNがたまに真っ暗になったり、NHKがこんなテロップだけで無言になったり、
たとえばYahoo は見れるけど、Yahooブログはダメだったり、スカイプは使えるけどツイッターはダメだったり。
youtubeは見れたり見れなかったり。ニコ動は全滅。 
私の研究所にはOKだったけど、デンマークの会社には、メーラーも含めてアクセスできなかったそうだ。



日によって小雨だったりどしゃ降りだったりしたが、重慶はずっと雨だった。
PM2.5が中国で最も多い街だというから気にしていたのだが、
事前に予報(PM2.5予報というのがある)調べたら、最盛期よりもずっと減っていて、
今は北京の方が高そうだった。

写真は北京近くの空。 雲の下に広がる、赤茶の靄は、PM2.5なのか黄砂なのか。

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 「重慶は自動車工場が多かったので空気は悪いけれど、今はずいぶんましになったし
.   坂道が多くて自転車がいないから、道がゆったりしているし、
.   比較的清掃が行き届いていて、(中国の他の都市に比べれば)きれいな街」 ……なんだそうだ。

確かに、他の中国の街に比べると、ずっとのんびりしててきれいな街だったよ。

 「大学が17(18?)もあって、みんな学歴が高い。夜歩きしても安心。
.   犯罪といえばITがらみのWhite Crimeばかりで、たまに銀行がやられるくらい」

確かに、夜遅く歩いてる人も多かったね。物騒な雰囲気はどこにもなかった。

でも、ものの価格も当てにならなくて、同じものが、2倍3倍で取引されたりする。
………空港からホテルまで、25元の人も100元の人もいたね
………ホテルも直前のネット予約の人は100$ちょっとなのに、私は240$だったよ、もっと払った人もいる
そのことに対して、注意喚起してくれるのも、また地元重慶の人なのだけど。

 「上海や北京はどのお店も外国人には吹っかけるから、価格がそこそこ一定だけど、
.   重慶は外国人でも地元民でも、同じ値段を示す店も多いから、そういう差が出るんだ」

 「………そんなことするのは中国だけよ」




自衛隊機と中国機の接近と、その後のつつきあいがしょっちゅうニュースに出る。
国家としてのいい加減さや、強引さ、図々しさは、どうしたものか、と、思う。
たぶん、周辺国のすべてが同じことを思っているのではないかと思う。

日本やドイツの研究所で求人した時の中国系応募者の経歴詐称やいい加減さと、
北京の街の乱雑さ、北京の路上にいた人々の強引さは、
この国の“国家”に抱いていた私の印象と一致する。

が、重慶の人たちののんびり加減と、
知人に礼を尽くして歓迎・招待の意を表す中国人の友人(元の同僚たち)と、
職場で職を得ているとても勤勉な中国系の研究者とは
………少しも一致するところがない。

 「一つの国にしておくには、大きすぎるじゃないのかな。
.   テレビで言論統制や情報操作をしてもどうにもならん。だからこんなにゆがむんだ」

中国とひとくくりにするのは、あまりに巨大なのかもしれない。
………さっさと分けちゃえばいいのに

 「私はドイツ人だけど、ベオグラード(ユーゴスラビア)育ちだから、簡単じゃないことはわかるわよ。
.   CNNの黒塗り加減は、「なんて国だ!」、と、思ったけどね」

おばさん仲間(←会議出席の中年女性研究者)の一人がポツン、と言っていたけど、
でも、ユーゴは近隣諸国に迷惑かけてなかったと思うんだけどな。

彼女から、きちんと話を聞けなくて残念だった。
同じ会議が来年もまた中国であるのだが、私は招待されたとしても、来年は行かない。
いっしょにおしゃべりするのが楽しかった彼女と、今後どこかで会うチャンスがあるんだろうか……