ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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境界線

出勤途中、時間調整がてらブランチを取るために、ファーストフード店に入る。
日中のファーストフード店は、外国人だったり、軽微な障害があったりして、言葉の不自由な店員もいる。
注文を聞き取ってくれなかったり、何を言っているのかわからなかったりして、こちらが聞き返した時に、
隣のカウンターの店員が、補助に入ってくれればいいのだが、
「体の不自由な人に、なんでそんな厳しい事を云うのだ、人でなしっ」 
とばかりに、(店員たちに) 客が攻撃される場合もある。
急いでいる時には、迷惑この上ないパターンだ。

今日に限って言えば、その店員さんが一生懸命、はっきり話そうとしている様子が見て取れたのと、
何より私はあまり急いでいなかったので、彼女を急かさないで済んだし、
(機転の利く良い店員らしく)、伝わらないとみると、すぐにメニューを指さして説明し始めた。
「そのメニューはあるけれど、作り置きがなくて時間がかかるから、こっちにしてはどうか」、
ということらしかった。

客が反感を持つか、穏やかに見守るか、「がんばれ」と思うかは、
ほんのちょっとした状況とタイミングの違いなのではないかと思う。
客の性格が短気か気長か、急いでいるかいないか、店のフォローが見えるか否か。
ほんのちょっとした違いで、どっちにも転ぶのではないかと思う。
トラブルになると、極論と極論を戦わせることになってしまうが、
ほとんどの客も店員も、いい面悪い面、いろんな側面を持っていて、そのどれが出るかなど、
本当に少しの違いなのではないだろうか。

大方の人間、というか、平均的なあたりは本来正規分布になっていて、
少しだけ自分の態度を変えることで、大きく世の中が変わったと思えるんじゃないだろうか。

.      ええと、テストで96点が98点になっても、もともと順位トップの人は順位が変わらないけど、
.      平均点付近で2点上がったら、学年順位が30番も上がった~ みたいな感じ


尾木直樹さんという教育理論家がいて、
万引きをした子を叱るのではなく、「なんでそんなことしたの?」と、聞いてあげなければいけない、
との主張で現場の教員や父兄から反発を受けることも多いようだが、
息子の塾に来た時に、小学校の算数の指導が、
.      「すごく優しいんだけど、わかりやすいんだよ」
と聞いたので、(彼の教育者としての側面は)少しだけ見直していた。

その彼が、いつぞや、TVで弁の立つ芸能人だか元議員だかに反論されたとたん、
「あなたみたいな人は人間としてダメ!」 と、キレていた
放映されてない部分があったり、それまでの経緯があったりするのかもしれないが、
「万引きや法律違反は優しく気持ちを読み取ってあげても、自分に反論したら人間失格かい
と、理想を唱える連中も所詮は人間なんだよな~、と、妙に嬉しかったりした。

つまりは、どんな人間でも、普段は極論を口にしている連中でも、自己都合や程度の違いだけなのだ。
境界線が、どっちに寄っているか、っていうだけの話だ。

極論の両端にいる人をどうこうするのは後回しにして、
平均的な自分と、平均的な相手の関係が、少しだけ上手く回るように、
ほんのちょっとだけ意識や言葉を変えてみようではないか。

なんてことを、思ったりした。


でもな~ 受験生なんだから、で、度胸試しの入試ダメだったんだから、
もう少し勉強してほしいよな~ >>>>



.                   あれ? 今日も電車遅れてる?