今日の根津神社

お抹茶BOYの手術が成功してから、根津神社に行くことが少なくなった。
すぐ近くまでは足げく行っているのだが、
不忍通りから大学病院＆根津神社に上っていく坂と、某大学工学部に上っていく坂は一本違うのだ。

お抹茶BOYの受験中学の説明会のために近くに来たので、
根津神社を見に行く、の前に、　……・うあああ、大学病院消えたっ

とても老朽化していたので、いずれは、と思っていたが、
聞くところによれば、ひと月ほど前に着工して、あっという間に崩したんだそうだ。　←近隣のお店の人のお話。

外来・診療メインの建物と、検査棟、先進手術の部屋の入っている建物、入院病棟など、
いくつもの建物が渡り廊下（？）で繋がった病院だったから、
内部は迷路みたいだったけど、改装されたら少し改善されるかな？

根津神社に我が家のミドリン(ミシシッピアカミミガメの♀)よりも大きい亀たちを見に行く。

って、これなあに？　
以前近所の神社でも見たことがあるけれど、大きな縄の輪っかがある。

真ん中に、式神みたいなのもいる。

隣に名前と通り方の説明だけ書いてあったので、検索して調べてみる。

茅の輪くぐり（ちのわくぐり）、というそうで、６月の大祓の儀式の一つだそうだ。

参道の鳥居や笹の葉を建てて注連縄を張った結界内に茅で編んだ直系数 m ほどの輪を建て、
ここを氏子が正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、
半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うというものである。

へえ………

wikiで大祓を調べると、茅の輪くぐりと、人形代の話が書かれている。
他の人たちと一緒に、輪をくぐって、回ってみる。

お参りで願うのは、お抹茶BOYの中学受験と、彼の未来だ。
ここで「心臓が直るように」、「発作が起きないように」以外のお願いをするのは初めだ、と、思い出す。

2013年8月、心臓手術の前日にも （入院中の病院から外出許可を貰って）
パジャマでモニターをつけたままカメを見に来ている。

小４のお抹茶BOY。ほんの２年前なのに一回り小さい。

改めて、「その節はありがとうございました」　と、お賽銭を追加して感謝を伝える。




で。目的のミシシッピアカミミガメ（通称ミドリガメ）達。
岩と見まごう姿で、たくさん潜んでいる。

水の中にも、よく見るとたくさんいる。

カメは、人間が来ると何かもらえると思うのか、たくさん集まってくる。
よその亀には、エサは上げられないのよ……と、申し訳なく思う。

ミドリンは体長18センチあって、一般的に考えるミドリガメにしては巨大だけど、
この中に入ったら小さく見えるんだろうなあ……



え。

みんな、それとなくこっちを見てるし。

眺めないでよ。

お抹茶BOYは、根津から湯島周辺の中学校ばかりを志望校として探してくる。
根津神社のカメのせいなのか、病院の近くだからなのか。



いずれにしても、彼にとって、ここは心安い街であることは確かだ。