振り替え休日だぜ

一研究者の単なるボヤキです。


一昨日の就寝時刻、午前4時半。
昨夜の就寝時刻、午前2時半。
７月になって、昼間は所内の委員会や外部企業との打ち合わせなどがあって、書類仕事がほとんどできない。
だから夜、自宅でやる事になる。

　　ちなみに企業連携だっても、もとはといえばトップダウンの指示。
　　「国の研究所なんだから、その研究成果を民間企業に技術移転しなきゃだめだよ」
　　へーへーへー、だったら、特許申請やら、利益の案分やら、その辺に詳しい法律家でも入れといてくれっ

　　なお、職場の名誉のために言っておくと、（比較対象を米国の研究所にするとまだまだだが）
　　日本国内の研究機関としては、その辺のサポートはぴか一だと思う。　　思いはするんだけどさっ


この状況で、3日（そのうち２日は週末）で、億単位の予算案作れって、いったいどういうことよ。
大型予算の追加募集は募集期間がめちゃくちゃ短くて、応募>>採択の可能性が上がるのはわかるんだけども。

　　いやあ、所属学会で、
　　「大型研究所や旧帝大系の国立大学が、科学研究費の７割方をとってしまう」
　　という、分析結果を提出して問題視したばかりなんだけどもさ。
　　　　　　　　　↑↑小さな大学は、国からの運営費交付金が少ない上、教授個人で応募する研究費すら当たらないっていう構図だ。

　　そりゃあそうだよ。アバウトな申請案を元に事務方が予算の検算をして、文書ミスを教えてくれる大学と、
　　教授が講義の合間に全部作って、誰もチェックしないまま封筒に入れて郵送までしなきゃならないところでは、
　　応募しやすさが全然違うし、出来上がり書類のグレードも違うもの。
　　それ以前に、○○さん向きの研究費公募が出てますよ～　って、連絡もらえるのは、大きい組織だけだもん。
　

休日出勤が増えすぎて、そろそろ休めというプレッシャーがきつくなる。

先週の金曜日(ドラキュラ映画の日)、は結局「在宅勤務」になったので、今日こそ「振り替え休日」の登録をする。
「内容がどうあれ、今日は振り替え休日だからねっ」　と、アシスタントさんには伝えてある。
これもまた過労死などが多いから、ちゃんと休ませるのが職員を管理監督する部署の責務、ってなってて、
それをクリアするために、事務部署の彼らは彼らで頑張ってるわけだけども。
しかも、入退室をIDカードで電子制御されてるから、誤魔化しができなくなってて、なおさら大変なわけで。

　　じゃあいいよ、休むよ、どうせ夕方は息子の塾に用事があるし、出勤はしないよ。
　　あ、いいこと思いついた、窓から出入りしようぜ　　←ばれたら大変



でも、さっきから何通メール来てるんだよぉぉ。
メールアクセスの管理まではまだされていないから、ってか？
しかも、「どうせ邪魔入らないんでしょう」的な、急ぎの仕事ばかり降られてくるって、なぜ？

あまり考えず、メールでスタッフや事務局に指示をして、すかさず戻ってくるリプライで解決していく。
スタッフや共同研究者の仕事ペースが速いので、どうにかやっていける。




実験室に籠っていた夢のような６月が………　はい、あれは一時の夢だったようです。
明日はその解析結果を持って、神戸まで行ってきます。

ところで、こんなに忙しいのに、なぜ痩せない？