なんだか怖い人々
私はオタク文化には理解がある方だ、というか、
自分をアニメオタクかなあ、と、思っていた時期もあった。
(学生時代にやってたのはアニメーションを作る方で、見るのはそんなにハマらなかったが)
先ほど、ブランチに入ったファーストフード店で、
私の前で座席を探していた若いママさん (乳児抱っこ中) が、
立ち止まって、振り返って、うろうろっと、挙動不審な動きをした。
「ん?」
彼女の視線の先には、ロリアニメっぽいTシャツを着たカップルがいて、
大きな声で、そっち系の話をしていた(と、思った)。
私はオタク文化には理解がある方だ、会話が耳に入っても結構わかるのではないか、
―――― と、思う間もなく、会話の【言葉】が入ってきた。
それは、アニメ話題じゃなかった……会社の上司がどうとかだった。
でも、それに用いられている言葉が、「うぴょっ」とか「プンプン」とか「だみょ~ん」とか、「××でちゅよ」とか、
普通の日本語ではない。
舌っ足らずな幼児語ですらない。
それを甲高い声でまくしたてる40代(←ひいき目)カップル……… そりゃ、確かに引くヮ
店は適度に込み合っていて、あいている席はそのカップルの両隣しかない。
周りを見回すママさんと目が合う。
「よしっ」 無言のアイコンタクトで、いっしょに(ママさんと会い席で)、
オタクカップルの横のテーブルに座る。
「……どうも……」
「お水、貰ってきましょうか?」
「いえっ この子の飲み物はあるので (お願いっ 行かないで)」
「きゃっい~ん! きゃわいいぃぃ!!」 ←ほぼ原文のまま
すぐ隣から、叫び声と同時に、赤ちゃんに手を伸ばす40代女性(←ひいき目)、 おののくママさん。
「あ、大きな声出すと起きちゃうから……」 (←赤ちゃん眠ってないだろ)
「ヤダヤダヤダ、チャーリー(?相方の純日系の男のことか?)見て見て見て見て」 ←ほぼ原文のまま
40代オタク女性、立ち上がって、テーブルの間の狭いスペースでピョンピョン跳ねはじめる。
心の中で 「はーい、お薬出しましょうね~」 なんていうお医者さんモードになりつつ、
「あっちに広い席があきましたよ」 とかなんとか、
ママさんのトレイを持ってあげて、あわててそこから避難した。
う~ん。
心の奥でどんな妄想を抱いていようと、
大人しく、礼儀正しく、
一般社会で目立たないのが正しいオタク だと思うんだけども、
ああいう人もいるんだなあ。
いや、その筋っぽいTシャツを着ていただけで、実際問題としてオタクかどうかもわからないんだけどね。
精神を病んでいる様子ではなく、テンションが振り切れちゃってるだけみたいなのが、なおさら怖かったです。
そういうわけで、ママさんと私は無言でカウンター席に座り、 (←実はあいている席などなかった)
急いで食事をして、会釈だけして別れたのでした。
善良なオタクの方々に失礼にあたるのではないかと思うので、
限定公開で。
自分をアニメオタクかなあ、と、思っていた時期もあった。
(学生時代にやってたのはアニメーションを作る方で、見るのはそんなにハマらなかったが)
先ほど、ブランチに入ったファーストフード店で、
私の前で座席を探していた若いママさん (乳児抱っこ中) が、
立ち止まって、振り返って、うろうろっと、挙動不審な動きをした。
「ん?」
彼女の視線の先には、ロリアニメっぽいTシャツを着たカップルがいて、
大きな声で、そっち系の話をしていた(と、思った)。
私はオタク文化には理解がある方だ、会話が耳に入っても結構わかるのではないか、
―――― と、思う間もなく、会話の【言葉】が入ってきた。
それは、アニメ話題じゃなかった……会社の上司がどうとかだった。
でも、それに用いられている言葉が、「うぴょっ」とか「プンプン」とか「だみょ~ん」とか、「××でちゅよ」とか、
普通の日本語ではない。
舌っ足らずな幼児語ですらない。
それを甲高い声でまくしたてる40代(←ひいき目)カップル……… そりゃ、確かに引くヮ
店は適度に込み合っていて、あいている席はそのカップルの両隣しかない。
周りを見回すママさんと目が合う。
「よしっ」 無言のアイコンタクトで、いっしょに(ママさんと会い席で)、
オタクカップルの横のテーブルに座る。
「……どうも……」
「お水、貰ってきましょうか?」
「いえっ この子の飲み物はあるので (お願いっ 行かないで)」
「きゃっい~ん! きゃわいいぃぃ!!」 ←ほぼ原文のまま
すぐ隣から、叫び声と同時に、赤ちゃんに手を伸ばす40代女性(←ひいき目)、 おののくママさん。
「あ、大きな声出すと起きちゃうから……」 (←赤ちゃん眠ってないだろ)
「ヤダヤダヤダ、チャーリー(?相方の純日系の男のことか?)見て見て見て見て」 ←ほぼ原文のまま
40代オタク女性、立ち上がって、テーブルの間の狭いスペースでピョンピョン跳ねはじめる。
心の中で 「はーい、お薬出しましょうね~」 なんていうお医者さんモードになりつつ、
「あっちに広い席があきましたよ」 とかなんとか、
ママさんのトレイを持ってあげて、あわててそこから避難した。
う~ん。
心の奥でどんな妄想を抱いていようと、
大人しく、礼儀正しく、
一般社会で目立たないのが正しいオタク だと思うんだけども、
ああいう人もいるんだなあ。
いや、その筋っぽいTシャツを着ていただけで、実際問題としてオタクかどうかもわからないんだけどね。
精神を病んでいる様子ではなく、テンションが振り切れちゃってるだけみたいなのが、なおさら怖かったです。
そういうわけで、ママさんと私は無言でカウンター席に座り、 (←実はあいている席などなかった)
急いで食事をして、会釈だけして別れたのでした。
善良なオタクの方々に失礼にあたるのではないかと思うので、
限定公開で。