夏休みの自由研究(ちょっと社会派)
お抹茶BOYは小学校6年生で、中学受験をするので、受験生でもある。
遊びや塾の合間に、夏休みの宿題を少しずつこなしてはいるものの、自由研究は今年は手抜きをするそうだ。
まあ、自由研究とは言っても、小学校の先生方には、純粋理系よりは工作っぽいものの方がウケがよく、
同じ工作でも、社会性があるものが好まれることは言うまでもない。と、思う
手持ちの自由研究ネタを渡しちゃおうかなあ、と…………
お抹茶BOYは葛飾区に住んでいる。 だから、小学校も葛飾区だ。
葛飾区には多くの川が走り、だから液状化の恐れのある地域も多い。
液状化、という言葉を知っていたので、まずは311の地震で液状化した時の動画を見せる。
「うおおお、水出た。 知ってるよ、これ、液状化って言うんだよ」
「これも聞いた。マンホールが出てきちゃったんだよ」
さて、そこで実験だ。
準備するのは、砂、ペットボトル、ピンタイプの画鋲、重りを付けたスーパーボールなど。
少し前に、地盤工学会の方から頂いたセットがあるので、それを用いた。 ←こらこら
に、画鋲や砂を水とともにペットボトルに詰めさせる。
準備するのは、砂、ペットボトル、ピンタイプの画鋲、重りを付けたスーパーボールなど。
少し前に、地盤工学会の方から頂いたセットがあるので、それを用いた。 ←こらこら
に、画鋲や砂を水とともにペットボトルに詰めさせる。
「地球は海底が隆起したり、大陸移動があったりで、初めはぐちゃぐちゃだよね」
「地面が平らになって、そこに建造物を建てたんだ、地中にマンホールもあるかもね」
*「この緑のが、建物だと思ってね」 「未来の建物?」 「いや……それは別に」
「ちょっと地震を起こしてごらん、ほんの少しつつくだけ。砂を見ながらね」
「(爪で砂の所を弾いて)うおっ モンスターボール出た!」 「いや、それマンホールだから」
何もなかった所から、色を塗った画鋲が出てきたことのほうに驚いたようだ。
家に見立てたスーパーボールが沈んだ様子は、写真をこう並べる方がわかりやすいかな。
これも。(足が短くなっている)
このまま学校に持っていけるから、あとは説明をどのくらいつけるか、というだけだ。
学年によって、あるいは時間の余裕によって、書くことを変えればよいと思う。
あらっぽく説明するならば、大きな石や小さな砂、地下水などでできていた地面が、
地震で揺らされることで、小さなものが隙間に入って行って(*1)、ぎゅっと詰まった形になり、
その分地面が下がって、ついでに、間にあった水が上に出てきてしまう・…… ってことだ。
*1 箱に入れた積木が入りきらない時に、箱をゆすると組み合わさって隙間ができるよね?
ちなみに、スーパーボールの方は足にした針金の長さで重さの調整をしなければならないが、
ピンの方は、100円ショップで売られているものに、ポスカで色つけただけなのだそうだ。
砂も、砂浜のものでもOKだそうだ。
(粒が小さい方がわかりやすい実験ができるので、網を使って小さい粒だけ集めるといいかも)
ちょっとずつ実験の仕方が違うけれど、液状化の説明は、いろんなところに出ている。
サイエンスウィンドウ https://sciencewindow.jst.go.jp/html/sw43/sr-experiment
地盤工学会 https://www.jiban.or.jp/images/file/jikken1-ekijoka2s.pdf
液状化現象が身近だからか、お抹茶BOYは真剣だ。
小学生の夏休み 宿題シリーズ-----------------------------------------------------------
紫キャベツの実験 普通の実験 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/38709048.html
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子供クッキング 団子 http://blogs.yahoo.co.jp/green_zebra_2008/37957359.html
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