ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

通院の日

午後から在宅勤務にすることにして、朝のうちに骨折治療の病院に行ってきた。

趣味の一環に入れると、思いっきり叱られそうな気もするが、
指の傷に優しく、動かしやすく、なおかつ解けにくく美しく包帯を巻くのは、
もう職人技か芸術なんじゃないかと思う。

いつもの医者(先生)が、(看護婦さんが)私の指に包帯を巻いている時に、

   「(看護婦さんに向かって)もう普段通りになったねえ、
        (に向かって)彼女も骨折してるんだよ、わかんないだろ」

え★ 確かに、医療手袋の下にメタルシーネが透けて見えるが……
は器用にクルクルと、どこにもつれも痛みもないように、私の手に包帯を巻きつけていく。

骨折してても上手な人は上手なんだ、というような話をした。
だから、手が大きだの小さいだの、指の曲りがどうだの、と言うよりも、
それらの(その時点で手に入る)道具の上手な使い方と、
どうやったらどうなる、どこまで考える必要がある、って言う知識と気の使い方なんだな、と思う。

   「PCキーボードは問題ないんですけどね~、ピンセット使う時に小指がテーブルにぶつかって」

   「わかりますっ 曲がらないより、つっかえて動かせないのが困ります」

  先生 「何回も右手骨折してると、左手が器用にならない?」

   「注射器は左手でどうにか」

   「あらっ それは……」

   「いえ、いえいえいえ、生きた人間相手じゃないんで

研究機関にいらしがことがあるという先生は、私の仕事を知っているからいいのだが、
看護婦のさんは、ドヒャってなってた。

病院の看護婦さんや、一般の人目に触れる場所では、
注射器は、生きた人間、生きた動物、食べ物(糖度測定など?)、
あるいは死んだ動物(保存液注入など)を相手に使うものだと思われている。
シャーレに入れた溶液Aに、ほんの少量(100分の5ミリリットルとか)の溶液Bを入れるのにも使うのだが、
「仕事が研究分野なので~」 と言っても、いろんな想像をかきたてられてしまうようだ
ええ、左手で使えるようになりました♪




病院へのアクセスは、都バスを使う。
巨大病院だから、患者さんが乗り込むことも多い。

平日昼間のバスにはもともと高齢者が多くて、
妊娠は病気じゃない」 と、妊婦を立たせるお婆さんの話は聞いたことがあったが、
怪我人を押しのけて、「けがは治るけど、あたしらは治らないんだよっ」 と言うパターンを見た。

元気いっぱいに見えたんだけどな、その婆さん。


なお、松葉づえのお兄さんは膝が曲がらないから、普通の(前方向き)座席は座れないそうだ。
(他の人が、ここにどうぞ、と譲ろうとしたのを辞退していた)
横向き座席と前向き座席双方に優先席指定になっているのを不思議に思っていたが、
ちゃんと意味があるんだな。