(日光) 20年ぶりの東照宮
鬼怒川温泉に出張してきた。
まずは都バスで浅草までいって、東武線はスペーシアで鬼怒川へ。
と、思ったのにスペーシアが来ない。
これは全員まとめて遅刻するパターンなのか? と心配したところに、水色のスペーシアが入ってきた。
あ★ 指定席ニゴロだ
まずは都バスで浅草までいって、東武線はスペーシアで鬼怒川へ。
と、思ったのにスペーシアが来ない。
これは全員まとめて遅刻するパターンなのか? と心配したところに、水色のスペーシアが入ってきた。
あ★ 指定席ニゴロだ
前回と同じ、鬼怒川温泉駅。 何年か前にはじめてここに来た時は、大雪だった。
前回は線路の近くで火事にあったとかで、長時間電車が止まっていた。
それに比べれば、今日は紅葉がきれいだし、雪降ってないし、
会議メンバーたちと駅で会えたし、ラッキーなほうだ。
何事もないまま会議が進行し、とても優雅な夕食。
う~ん、会議室を借りたのは、某巨大企業の保養所なのだが、いつ来ても贅沢だなあ。
こ~んな広いお部屋に、私一人。(会議メンバーには女がいないので仕方ない)
女湯も、こ~んな広いところに一人。露天風呂もちゃんと沸かされていて、気分はテルマエロマエだ。
ただ、翌日は朝から結構ディープな議論があって、せっかくの温泉気分はすっ飛んだ
前回のこの会議のときもそうだったのだが、私は鬼怒川の帰りに祖母の墓参りに行く。
仕事帰りに寄る孫娘を、祖母はどう思うかわからないが、せっかく近くに来たのだから、と思う。
「東京に戻らずに日光で乗り換える」と話したら、会議の同行者が 「じゃあ、東照宮を見に行こう」 と。
議論の厄落としなかなあ。 ←ということで、私まで巻き込まれる
東武線を日光で降り、まずは神橋のすぐ横のクラシカルなお店で、湯葉を食す。
すぐ前の神橋を、結婚式のカップルが渡っている。
周りを大勢の観光客が行き交っていても、そこだけ神聖だ。(写真はスタッフの神主さんたち)
20年ぶりくらいに、日光東照宮に足を踏み入れる。
先月、お抹茶BOYが小学校の修学旅行で行ってきた話をきいて、懐かしく思った。
前回来た20年前は、確か外国人を案内していたのだと思う。その前も、誰か案内していたのだと思う。
栃木の祖母宅の近くに住んでいたのは短い間なのだが、なんとなくこの辺りの地理も覚えている。
そのせいで今回も会議の同行者を案内する雰囲気になっている。
うううう…… ま、紅葉はきれいだ。
気を取り直して、説明員風に。
「日光東照宮に到着しました。一応、人の顔は画像処理でぼかしております」
「こちらが、有名な三猿の彫刻がある神厩舎です。
赤ちゃん猿や、お母さん猿も描かれていますが猿の一生(死ぬまで)を描いたものではなく、
自分が生まれてから子供を産む所までで、元の赤ちゃん猿(次世代)の彫刻とリンクしています。
また、「見ざる聞かざる言わざる」も、幼少期には悪いものを見たり言ったりしない、という教育で、
何も 「事なかれ主義の勧め」 ではないのです。(注:同行者も公務員)
わかりやすいように、三猿の周りをこれも画像処理で明るくしました」
「重要文化財になっている三神庫です。 この上神庫には象がいます。
かつては象も、獅子や麒麟と同様、想像上の生き物として描かれてました」
「国宝である陽明門、唐門を順にくぐって拝殿に向かいます。
陽明門は修理中ですが、こちら、唐門にいるのは龍です」
「ほかにも、本社エリアには、麒麟と狛犬・獅子が山ほどいます」
「なお、本社である拝殿・石の間・本殿は撮影できませんでしたが、
石の間の狩野探幽の麒麟の襖絵を見ることができました(←ふだんはなかなか見られない)。
麒麟はものを食べず、清らかな水しか飲まない神獣だといわれています。
争いごとを嫌い、戦争のあるところには現れません」
(これは拾わせてもらった画像です)
「さて、こちら、奥宮の入口の坂下門で番をしている眠り猫です。 猫のまわり、明るくしてます。
門の裏側には雀がいるのですが、この猫も、平和だ、という様子を示してます」
「坂下門をくぐり、奥社に向かう東回廊を進みましょう。巨木をワイヤーで固定しているのは、
巨木が建物の側に倒れると、国宝の建物が壊れてしまうから、その防止のためです」
「奥社には徳川家康の墓と位牌があるのですが、前を守る 鋳抜門前には狛犬がいます。
このブロンズの狛犬、左側の子は、まるで一角獣みたいですね」
「家康の棺を納めてある宝塔の前には亀に乗った鶴と、小さな唐獅子がいます。
鶴は魚っぽく見える蜀台を咥えていて、唐獅子は香炉のような毬を押さえてます」
「そうそう、狛犬と唐獅子ですが、「同じなんじゃないか?」 と思って昔、調べたことがあります。
早いタイミングで日本にあった狛犬と、中国から来た唐獅子が混ざっちゃったみたいなので、姿形としては同じだそうです。
狛犬は阿吽ペアなので、ペアでないのが唐獅子かというとそうでもなく、中国には阿阿ペアや、吽吽ペアの獅子がいます。
結果として、アシンメトリーのペアが狛犬、シンメトリーになってたり個体でいたりするのが唐獅子ですかね?」
「最後は薬師堂(本地堂)です。 天井に鳴き龍が描かれているところです。
昔は下でクラップ音を出しても場所が悪くてなかなか龍が鳴かなかったのですが、
今は神主さんが説明しながら拍子木を打ってくれます。龍の口の下のときだけ、すばらしく響きます」
「鳴き龍も撮影不可だったので、公式っぽいところから画像を拾っておきますね」
同行者たちと別れて、JR日光駅に向かう。
JRは東武線に比べてえらく寂れているのだが、クラシカルな建物でなかなか素敵だ。
………祖母の墓、霊園の中にあるのだけど、場所わかるかな
本殿で鈴を購入してきた。
お抹茶BOYに渡したら、修学旅行のときに欲しかったけれど、
その日は財布を持ち歩いていなくて購入できなかったのだ、と喜んでいた。
鈴の中に、小さなすずが入っていて、その中にも音源の石が入っている。
玄関において、出かける前に鳴らすといいことがあるのだそうだ♪
でもって、その勢いで翌日から秋田に旅行することになるのだが……
前回は線路の近くで火事にあったとかで、長時間電車が止まっていた。
それに比べれば、今日は紅葉がきれいだし、雪降ってないし、
会議メンバーたちと駅で会えたし、ラッキーなほうだ。
何事もないまま会議が進行し、とても優雅な夕食。
う~ん、会議室を借りたのは、某巨大企業の保養所なのだが、いつ来ても贅沢だなあ。
こ~んな広いお部屋に、私一人。(会議メンバーには女がいないので仕方ない)
女湯も、こ~んな広いところに一人。露天風呂もちゃんと沸かされていて、気分はテルマエロマエだ。
ただ、翌日は朝から結構ディープな議論があって、せっかくの温泉気分はすっ飛んだ
前回のこの会議のときもそうだったのだが、私は鬼怒川の帰りに祖母の墓参りに行く。
仕事帰りに寄る孫娘を、祖母はどう思うかわからないが、せっかく近くに来たのだから、と思う。
「東京に戻らずに日光で乗り換える」と話したら、会議の同行者が 「じゃあ、東照宮を見に行こう」 と。
議論の厄落としなかなあ。 ←ということで、私まで巻き込まれる
東武線を日光で降り、まずは神橋のすぐ横のクラシカルなお店で、湯葉を食す。
すぐ前の神橋を、結婚式のカップルが渡っている。
周りを大勢の観光客が行き交っていても、そこだけ神聖だ。(写真はスタッフの神主さんたち)
20年ぶりくらいに、日光東照宮に足を踏み入れる。
先月、お抹茶BOYが小学校の修学旅行で行ってきた話をきいて、懐かしく思った。
前回来た20年前は、確か外国人を案内していたのだと思う。その前も、誰か案内していたのだと思う。
栃木の祖母宅の近くに住んでいたのは短い間なのだが、なんとなくこの辺りの地理も覚えている。
そのせいで今回も会議の同行者を案内する雰囲気になっている。
うううう…… ま、紅葉はきれいだ。
気を取り直して、説明員風に。
「日光東照宮に到着しました。一応、人の顔は画像処理でぼかしております」
赤ちゃん猿や、お母さん猿も描かれていますが猿の一生(死ぬまで)を描いたものではなく、
自分が生まれてから子供を産む所までで、元の赤ちゃん猿(次世代)の彫刻とリンクしています。
また、「見ざる聞かざる言わざる」も、幼少期には悪いものを見たり言ったりしない、という教育で、
何も 「事なかれ主義の勧め」 ではないのです。(注:同行者も公務員)
わかりやすいように、三猿の周りをこれも画像処理で明るくしました」
「重要文化財になっている三神庫です。 この上神庫には象がいます。
かつては象も、獅子や麒麟と同様、想像上の生き物として描かれてました」
「国宝である陽明門、唐門を順にくぐって拝殿に向かいます。
陽明門は修理中ですが、こちら、唐門にいるのは龍です」
「ほかにも、本社エリアには、麒麟と狛犬・獅子が山ほどいます」
「なお、本社である拝殿・石の間・本殿は撮影できませんでしたが、
石の間の狩野探幽の麒麟の襖絵を見ることができました(←ふだんはなかなか見られない)。
麒麟はものを食べず、清らかな水しか飲まない神獣だといわれています。
争いごとを嫌い、戦争のあるところには現れません」
(これは拾わせてもらった画像です)
「さて、こちら、奥宮の入口の坂下門で番をしている眠り猫です。 猫のまわり、明るくしてます。
門の裏側には雀がいるのですが、この猫も、平和だ、という様子を示してます」
「坂下門をくぐり、奥社に向かう東回廊を進みましょう。巨木をワイヤーで固定しているのは、
巨木が建物の側に倒れると、国宝の建物が壊れてしまうから、その防止のためです」
「奥社には徳川家康の墓と位牌があるのですが、前を守る 鋳抜門前には狛犬がいます。
このブロンズの狛犬、左側の子は、まるで一角獣みたいですね」
「家康の棺を納めてある宝塔の前には亀に乗った鶴と、小さな唐獅子がいます。
鶴は魚っぽく見える蜀台を咥えていて、唐獅子は香炉のような毬を押さえてます」
「そうそう、狛犬と唐獅子ですが、「同じなんじゃないか?」 と思って昔、調べたことがあります。
早いタイミングで日本にあった狛犬と、中国から来た唐獅子が混ざっちゃったみたいなので、姿形としては同じだそうです。
狛犬は阿吽ペアなので、ペアでないのが唐獅子かというとそうでもなく、中国には阿阿ペアや、吽吽ペアの獅子がいます。
結果として、アシンメトリーのペアが狛犬、シンメトリーになってたり個体でいたりするのが唐獅子ですかね?」
「最後は薬師堂(本地堂)です。 天井に鳴き龍が描かれているところです。
昔は下でクラップ音を出しても場所が悪くてなかなか龍が鳴かなかったのですが、
今は神主さんが説明しながら拍子木を打ってくれます。龍の口の下のときだけ、すばらしく響きます」
「鳴き龍も撮影不可だったので、公式っぽいところから画像を拾っておきますね」
同行者たちと別れて、JR日光駅に向かう。
JRは東武線に比べてえらく寂れているのだが、クラシカルな建物でなかなか素敵だ。
………祖母の墓、霊園の中にあるのだけど、場所わかるかな
本殿で鈴を購入してきた。
お抹茶BOYに渡したら、修学旅行のときに欲しかったけれど、
その日は財布を持ち歩いていなくて購入できなかったのだ、と喜んでいた。
鈴の中に、小さなすずが入っていて、その中にも音源の石が入っている。
玄関において、出かける前に鳴らすといいことがあるのだそうだ♪
でもって、その勢いで翌日から秋田に旅行することになるのだが……