花火の中に住んでいる
2016年江戸川花火大会のHPより。
例年、家族と友人たちと、江戸川の花火大会に行っている。
4時ごろから広~い江戸川河川敷に陣取って、酒とつまみとお弁当を食べながら、暗くなるのを待つ。
昼頃からバーベキューをしている人がいたり、ビーチパラソルがあったり、
だんだんに河川敷が人が増え、混みあっていき、そして花火が始まる。
娘が生まれる前からの年中行事だが、
ここ何年かは、私の学会の委員会が入ってしまい、
だから、私だけ遅れて5時過ぎに合流する、というパターンだった。
が。
今年は、義理父の法事と重なった。
件の委員会はそのまま。
もう一個、別の、臨時の委員会が入った。
他の学会の理事会も重なった。これは7時過ぎまでかかる。
――――クアトロ・ブッキングというのは初めてだが、いっそこうなると気持ちがいい。
そういうわけで、今年は夫と子供たちは法事に行き、
私は、時間を区切って、委員会ひとつと、理事会に出席してきた。
8時近くに地元駅に着いたら、時間的にファイナルに近いからか、花火音の洪水だった。
ビルに反響しているのか、アナウンスが聞き取りにくいくらい、大きな音が来る。
家に戻って、マンションの上の階にいけば、廊下から見えるのだが……
暑いので、まっすぐ部屋に入って、代わりにケーブルテレビをつける。
あ、ファイナルだ…… でも、音速のディレイにしても、ずれすぎてないかな?
と思っていたら、中継していたのは松戸の花火、耳に聞こえていたのは江戸川の花火のようだ。
実際には見れないような、花火の中に入るような映像は、テレビならではだ。
そういえば、江戸川市川の花火に参加したはずが、
河原からは松戸の花火が見え、遠くディズニーランドの花火も見えた。
あっちもこっちも。
花火は見るのもいいが、見えなくても、音とその振動が来るのがいい。
一度観にいったことがあれば、目の奥に、大きな花火を思い出せる。
本当に、あっちからもこっちからも。
江戸っ子は、花火の中に住んでいる。
今日も暑かったなあ。