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(台湾)台北で故宮博物館を見てきた

仕事で台湾に行ってきたのは、先週のこと。
その後、科研費の申請書など書いてハチャメチャになっていたので、写真の整理もしていなかった。
会議に同行していた人たちから、今日になって写真が届いたのは、
やっぱり科研費の申請書を書いたりしてたからだろう。 ってことはライバルか いやだなあ。

さて、気を取り直して。
国際会議のエクスカーションで、新竹からバスで台北故宮博物院やタワーに上ってきた。

故宮博物院
wikiによれば、中華民国国立博物館のうちの1つであり、最大のもので、
696,000個以上の古代の中国の人工品および美術品を所蔵している。
ほとんどの収集物は中国の古代の皇帝によって集められた高品質なものである―――とある。

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台湾リピーターの同行研究者によれば、展示物が少しずつ変わっている様子だ、とのこと。
まあ、どこの博物館でもそうだと思うが、書などもあるから、保存も大変なのだろう、と思う。
平日午後なのに、えらく混んでいた。
英語の堪能なガイドさんと、その声が入るモニターをつけて、見所だけ回ってもらう。

まず入り口に、ポケモンはいないよ、的なことが書いてある。
そんなに「ポケモンGO」大変なのかな。レアな奴でも出てしまったのか。
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100ピース以上の杯が、マトリョーシカになっている細工。
誰かが持って行っちゃったらしく、二つほど欠けているのだそうだ。
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唐三彩というのかな、カラフルな壷。
中が透けて見える細工物もたくさんあって時間をかけてみている人が多かったが、私としてはイマイチ。
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こういうほうが好きだ、翡翠の白い部分と緑の部分をうまく使って、白菜の形にしてある。
贅沢な彫刻だなあ、と思う。
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これも白菜の形だ。飛蝗が止まっていて、その足まで精巧に作られている。
よくポスターになっている彫刻だ。
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これはすごかったなあ、薄くして彫刻した翡翠をはめ込んだ部屋のしきりに使う衝立。
石を嵌めると、間を通る風が冷たくなるというが、倒れたら割れちゃうだろうに、贅沢だ。
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一番気に入ったのがこれ。白翡翠に二匹の馬を彫ったもの。
穏やかで幸せそうで、のんびりしていて、(うまく撮影できないのだが)いい感じだった。
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一枚追加しよう、真ん中はMIEさんのコメントにあった象牙の彫刻。象は身近だったんだろうか?
左端の妊婦の像は靴がアラビアの影響を受けてるんだそうだ。右端は日本でも出土する銅鐸。
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連日暑かったのだが、この日は少し涼しい風が出た。

国際会議に来ていた上下とも黒尽くめの3人組がいて、「どこから来たの?」 と聞いたらタイからだった。
国王が亡くなったので、喪に服しているとのこと。全国民に愛されている国王だったのだな。
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この博物院のどこかに、漢字の成り立ち(漢字の形を決めた頃)の書があるそうだ。
それは美しい文字で、ぜひもう一度見たいものだ、といっていた人がいるのだが、見つからなかったようだ。

まあ、私もルーブルでニケに会えなかったときもあるしね。
その人も、「美術品は逃げないから、次のチャンスにまたくる」、と話していた。


台北101タワー
エクスカーションの続きで【台北101】に行く。
高さ509.2mで、地上101階、地下5階からなり、名前はこれに由来するそうだ。
ゴテゴテとした近未来っぽい形をしている。筍の形だ、という人もいる。
皇帝の帽子の上についている飾りの形だとも言われる。

イメージ 10建物に入っているのはブティックその他のブランド店やフードコート、エステサロン。
ちょうどスカイツリーソラマチのような感じといえばいいだろうか。

あまり待ち時間もなく、タワーの最上階まで上ることができる。
だんだん暗くなるタイミングにここに到着するよう設定してくれていたみたいで、
(残念ながら夕日は見えなかったが)、放射状に広がる道とビルの明かりの美しいこと。
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もう一枚。

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このタワーは耐震構造になっていて、揺れを感知したらすぐに最適な除振法を算出するんだそうだ。
左端はその除振システムとマスコットキャラ(顔が101になってる)。
真ん中は、上階で売られていた珊瑚。隣は宝石地球儀。
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宝石地球儀は好きで、昔購入してもらったものがある。台湾で売られているものだったのだな。
日本でも購入できるが、ここまでのサイズはなさそうだ。
http://www.globe-shop.net/new_globe/jewelry/22/22.htm と、全部品切れ中か。


台湾桃園国際空港
これは観光地ではないのだが、本当に綺麗な空港だったので。

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ゲートのすぐ横がこんな感じのスペースになっていて、本当に新しくて綺麗だった。
しかも台湾の人たちは、あまり並ばない。
いや、並ばないというと割り込むイメージが強いが、それとは逆でのんびりしていて、
搭乗口に列を作ったりせず、人が少なくなったあたりで人が搭乗口にたまらない程度にゆっくり集まってくる。
その合間に、ぐわああああっと中国人観光客が動くのは、なんともいえない光景だった。
同じアジア人で、しかもほとんど同じ言語を使ってるのに。 

いや、まあ、それを言ったら欧米から見た日本人も同じか

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これも搭乗口のひとつ。
椅子は蒸し器のような板を張ったデザインで、その上に点心の形のクッションって、

       もう、どこまでかわいいんだか  この空港が大好きになりそうだ。