(台湾)新竹の怪しい神様たち
国際会議初日の終了後、ツアーバスでダウンタウンに行った。
思えばこの日の2時間少々が、唯一自由に動ける時間だったな。
これは【東門城】。
街の中心にあって、ここから放射状に道が伸びているので、待ち合わせに使うのに便利なところだ。
特に中を見られるわけでもなく、モニュメント的なもののようだが、
周りの地下道の壁が鏡になっているので、ダンスを練習している子供~大学生をたくさん見かけた。
おしゃれなヒップホップというよりは、体育会会系のダンス部といったところ。
これはこれは東門城の裏がわ。
台湾で特徴的なもののひとつに、二人乗り三人乗りのバイクが多いことがある。
現地の研究者に言わせると、日本の軽自動車に相当する乗り物で、
子供二人を乗せて乗ったり、友達同士で乗るのも当たり前のようだ。
多人数乗りは違反ではないが、ヘルメットをかぶらないのは違反だから、必ずみんなかぶっている、とのこと。
あ、東門城のすぐそばに、これは交番なのかな。派出所、という表記。
さっきから邪魔だと思っていたこの大量の路上駐車は、よくよく見れば白バイではっ ←気づけよ
街中に留めたバイクのハンドルに、簡単に引っ掛けられたヘルメットなどが盗まれていないところを見ると、
この街の治安は悪くないのだろう。
人通りは多いし、バイクは走り回っているが、肩で風切ってる連中がいるようには見えなかったし、
喧嘩の声も諍いの声も聞こえなかった。
言語の調子が同じなのに、中国の、たとえば北京とは音質が違っている。
さて、新竹の観光名所というと、一番に【新竹城隍廟(Hsinchu Cheng Huang Temple)】が出てくる。
今日は屋台の食事を経験してください、という話だったので、
【廟口小吃】という、構造としては【城隍廟】の中にある屋台に食べに行く。
屋台も小売店も、所狭しと並ぶ。ビーフンが売られている。
新竹米粉はおいしいので、帰りに購入していこうと思う(でも購入する時間がなかったのだが)。
新竹城隍廟(Hsinchu Cheng Huang Temple)のメイン部分に入る。 d金ぴかだ。
屋台の屋根伝いに歩いてきて、ふと気づくと真ん中にお寺が出現したみたいになっているが、
実際にはこれが本体で、寺のエリアの中に屋台ができてしまっているということなのか。
中に入ってみる。天井の細工がめちゃくちゃ細かくて、ヨーロッパ組みが盛んに写真を撮っている。
ちなみに、我々以外に観光客っぽい人たちはいない、まあ、平日だからな。
城隍廟は城隍神を祭祀する為の廟所だそうで、中にいるのは街を守る神様たちだ。
髯が長かったり顔が黒かったり色々で、神格としてはそれほど位の高いものではないそうだが、
とにかくバラエティに富んでいて怪しい、いや、楽しいお顔をしている。
しかし、祭壇の前に同見ても大衆食堂に使うテーブルみたいなのが片付けられていて、
確かに、彼らのための神様なんだな、親しいというか一緒に働く、助ける側なのだな、という気がする。
この黒髭の神様は、死者の生前の行いをジャッジして、天国に送るか地獄に送るか決めるそうだ。
閻魔様そのもののポジションだ。顔も強面で、閻魔顔だ。
奥にいた白髭の神様が、ここで一番偉い……というのを誰か同行の研究者が聞いてきたのだが、
台湾人の英語を聞いたロシア人が、英語で日本人に伝言しているので、どのくらい正しいかわからない。
少し穏やかそうな顔立ちだ。同行者の一人が線香をあげ、祈る。
奥に行くと龍っぽい飾りの線香たてもある。日本の神社にあるものに酷似している。
その後、屋台に入って、炒飯やマンゴージュースをいただいて、城隍廟をあとにする。
新竹の街にはまだまだこんな商店がたくさん残っている。
寂れた感じの焼き物屋さんに植木鉢だの甕だのが店頭に並べられている。
「昭和の時代には、日本にもこういう店がたくさんあったんだよ」と、
先輩研究者がおっしゃっていたが、
東京の柴又あたりなら、こういう店は今でもたくさんありますぜ?
思えばこの日の2時間少々が、唯一自由に動ける時間だったな。
これは【東門城】。
街の中心にあって、ここから放射状に道が伸びているので、待ち合わせに使うのに便利なところだ。
特に中を見られるわけでもなく、モニュメント的なもののようだが、
周りの地下道の壁が鏡になっているので、ダンスを練習している子供~大学生をたくさん見かけた。
おしゃれなヒップホップというよりは、体育会会系のダンス部といったところ。
これはこれは東門城の裏がわ。
台湾で特徴的なもののひとつに、二人乗り三人乗りのバイクが多いことがある。
現地の研究者に言わせると、日本の軽自動車に相当する乗り物で、
子供二人を乗せて乗ったり、友達同士で乗るのも当たり前のようだ。
多人数乗りは違反ではないが、ヘルメットをかぶらないのは違反だから、必ずみんなかぶっている、とのこと。
あ、東門城のすぐそばに、これは交番なのかな。派出所、という表記。
さっきから邪魔だと思っていたこの大量の路上駐車は、よくよく見れば白バイではっ ←気づけよ
街中に留めたバイクのハンドルに、簡単に引っ掛けられたヘルメットなどが盗まれていないところを見ると、
この街の治安は悪くないのだろう。
人通りは多いし、バイクは走り回っているが、肩で風切ってる連中がいるようには見えなかったし、
喧嘩の声も諍いの声も聞こえなかった。
言語の調子が同じなのに、中国の、たとえば北京とは音質が違っている。
さて、新竹の観光名所というと、一番に【新竹城隍廟(Hsinchu Cheng Huang Temple)】が出てくる。
今日は屋台の食事を経験してください、という話だったので、
【廟口小吃】という、構造としては【城隍廟】の中にある屋台に食べに行く。
屋台も小売店も、所狭しと並ぶ。ビーフンが売られている。
新竹米粉はおいしいので、帰りに購入していこうと思う(でも購入する時間がなかったのだが)。
新竹城隍廟(Hsinchu Cheng Huang Temple)のメイン部分に入る。 d金ぴかだ。
屋台の屋根伝いに歩いてきて、ふと気づくと真ん中にお寺が出現したみたいになっているが、
実際にはこれが本体で、寺のエリアの中に屋台ができてしまっているということなのか。
中に入ってみる。天井の細工がめちゃくちゃ細かくて、ヨーロッパ組みが盛んに写真を撮っている。
ちなみに、我々以外に観光客っぽい人たちはいない、まあ、平日だからな。
城隍廟は城隍神を祭祀する為の廟所だそうで、中にいるのは街を守る神様たちだ。
髯が長かったり顔が黒かったり色々で、神格としてはそれほど位の高いものではないそうだが、
とにかくバラエティに富んでいて
しかし、祭壇の前に同見ても大衆食堂に使うテーブルみたいなのが片付けられていて、
確かに、彼らのための神様なんだな、親しいというか一緒に働く、助ける側なのだな、という気がする。
この黒髭の神様は、死者の生前の行いをジャッジして、天国に送るか地獄に送るか決めるそうだ。
閻魔様そのもののポジションだ。顔も強面で、閻魔顔だ。
奥にいた白髭の神様が、ここで一番偉い……というのを誰か同行の研究者が聞いてきたのだが、
台湾人の英語を聞いたロシア人が、英語で日本人に伝言しているので、どのくらい正しいかわからない。
少し穏やかそうな顔立ちだ。同行者の一人が線香をあげ、祈る。
奥に行くと龍っぽい飾りの線香たてもある。日本の神社にあるものに酷似している。
その後、屋台に入って、炒飯やマンゴージュースをいただいて、城隍廟をあとにする。
新竹の街にはまだまだこんな商店がたくさん残っている。
寂れた感じの焼き物屋さんに植木鉢だの甕だのが店頭に並べられている。
「昭和の時代には、日本にもこういう店がたくさんあったんだよ」と、
先輩研究者がおっしゃっていたが、
東京の柴又あたりなら、こういう店は今でもたくさんありますぜ?