「ホットペッパーとか食べログとか」 あるいは 「美容室とかレストランとか」

週末に剣士が帰宅して（彼女は横浜に下宿中）、成人式の美容院探しをしていった。
遅い。　すごく遅い　成人式の日なんて１年前から決まってるんだから、普通５，６月あたりに予約してるだろ。
着物のレンタルも、振袖には興味がない娘が、ようやく見つけた妥協点だが（←いや、普通の着物は好きそうだが）、
「着物のレンタル予約しくれたら、美容院は自分で選ぶ」と言っていなかったか？

成人式は東京で参加するそうで、だから家の近くの美容院を探したいのだそうだ。　
まあ、そうだろうな。


昨年、私は指を骨折していたので、1日おきか2日おきに美容院に通っていて、
近隣および職場近く、病院近くなど、多くの美容院を制覇した。

ホットペッパービューティーでその時に良かった店を検索したら、着付けが8000円以上、
髪のアップと振り袖着付け等のセットは18000円。という格安設定になっていた。
大型のチェーンの店舗だし、悪くないかな、と、仮予約し、
でも、娘は刈り上げ系のショートで化粧も自分でするというから、
振り袖の着付けだけの価格を聞いておこう、と、電話をかけた。

すると……（セット価格18000円から） 髪の毛の料金を抜くと、25000円だという。　え"
振袖の着付けの大変さと混雑具合を、口を挟めないくらい早口でまくし立てていたので、
仮予約は振袖に髪の料金が入って「18000円となっていた」と、告げたら、「それが違っている」、とのこと。
確かに、格安すぎるかな、と、好意的に解釈して、
　「ホットペッパーもたまに間違いがあるから、連絡したほうがいいですね」と、言ったとたん、
　「え、あ、いや――　計算しなおしたら15000円でした」、と価格変更。
何度か聞き直そうとしたのだが、質問を聞かず、美容とは、成人式とは、みたいな上から目線でまくし立て、
会話がなかなかかみ合わない。
話にならんので（以前から知っている）店長さんに電話を変わって貰おうとしたら、自分が店長だ、と。　

ええええええええ。　あの店の店長、変わっちゃったんだ？
そういえば、閉店時間が早くなってたみたい（定時に終了。以前は定時に受け付けた人が終わるまで）
なのは、通りがかったときに電気が消えている日が増えて、気付いていたのだが。
美容院チェーンなので、店員も店長もローテーションする。
それは知ってるんだけどさ……　
その間、電話の先は、前店長の悪口を言い始めていた。　なんだかな～

ちょっと見てみたら口コミの評価は、とても高いのと低いのとの二極だった。
店長の交代タイミングじゃあるまいな。　タイミングで店の雰囲気が違うんだろうな。
いつもの上手な美容師さんはいたみたいだから、店長はどうでもいいんだが、
ほかの店を頼めそうだったら、止めておいたほうがいいかもしれない。

　　　　　　　　　　　　

口コミ評価が乱高下するというと、もうひとつ、食べログなどのレストラン評価を思い出す。

評点３なら３、４なら４を中心に上下に分布するガウス分布の評点が一般的だと思うのだが、
１，２か、あるいは５という両極端の評点しかついていないレストランがある。
そういう店は、平均した値が３,５や４のお勧め店になっていても、要注意かと思う。
（ステマ的なものや、不正投票は一応除いた上での話をしている）

店長やシェフにこだわりのある店は、評価割れが起きる傾向にあるように思う、というのも
以前友人である大学教授に連れて行ったもらった店の店長が、まさにそのタイプだったからだ。
それなりの値段で、おいしいものを出しているのはわかるが、とにかくゴタクが多い。
産地にこだわる、野菜にこだわる、焼き方や火力にこだわる―――食べるタイミング（温度）にこだわる。
常連である教授と一緒にいたので、料理を運んできたあとにしゃべりこんでいたのだが、
自分の店のこだわりと売り込み自慢ならまだしも、他の料理人への苦言を始めるにいたっては、
食事がまずくなる。
常連席は、うるさいのを我慢すればいいだけだが、
他の席には、注文の催促をする客もいて、それを迷惑そうにする店長――-
その挙句、今日はサービスです、とこちらの席にばかりいろいろもって来ていたら、
他の客はそりゃあ不愉快だろう。　　　　　　　（ちょっともん吉、｢冬界」って何よ？）
　
常連さんや、シェフのゴタクを気に入った人はいいのかもしれないが、
それ以外は最低評価を付けるだろう。

で。　食べログを見てお店を選ぶような状況は、自分が一見さんな時だから、
最低評価に相当するサービスがやってくる気がするのだ。