まとい & 反省しない衝動買い　（でもカテゴリーは仕事関連）

まとい、という言葉を知らなかった。

『こち亀』のに出てくるキャラクター、擬宝珠纏（ぎぼし・まとい）のほうを、先に覚えた。
両津のはとこで、婦人警官で、好きなキャラクターだった。

その後、時代劇で火消しが屋根で振り回している棒を、纏（まとい）と呼ぶことを知る。

火消しにしても、纏ちゃんにしても、元気がよくて荒っぽくて、
「曲がったことは大ぇ嫌ぇだ」なところが一致する。

纏の形を見ると、「正しくありたい」、「ゆがんだ判断をしたくない」、と思うようになった。

東京タワーの裏道に、纏の形の非常階段のあるビルがあり、その横を通っていつもの会議場に行く。

多くの会議は、私利私欲や、いい加減さをごまかそうとしたり、意地を張ったり、
あるいはその場にいない者の思惑が変な風に混ざりこんできたりして、
顔をつき合わせて議論していても、物事はなかなか決まらない。　　それを、いらだたしく思う。

「ねえねえ、お茶して帰ろ」

会議の席では、心ならずも意見が対立してしまった同窓生とスタバに入り、
ボヤキあいというか、次回のネゴシエーションというか、近況報告とともにいろいろ喋る。
何がどーなって、彼れらがああいう発言になっていたのかを、なんとなく理解する。
それでもまだミッシングピース的なものが一箇所あるようだ。う～ん。　(……めんどくさい)
めんどくささが、私をだめなやつの一人にしてしまいそうになって、あわてて首を振る。

冬場で止めてない長い髪は、たぶん纏のようにバサバサと広がる。

気分転換のウィンドウショッピングのつもりが、面白い半襟があったので購入してしまった。
何色かあって悩んで、結局一枚に絞り込めず、２色選んだ。
もっと白っぽいものや、生成り～薄茶系があるとよかったんだけどな。