移動中あれこれ(80%回復)
長距離通勤の電車シリーズ。
路上の私は、背中のリュックが全開だったりスカートの裾が上がっちゃったりしてたら声をかける、
比較的善良なおばちゃんだと思う。
先ほど、階段を見上げながら、ヘラヘラつつきあってるおじさん二人の視線を追ったら、
スカートの裾から薄物のレースをちらつかせて歩く妙齢の女性がいた。
短めのスカートだから、下着との丈が微妙なんだろうな、と、
すれ違い(階段の横を追い抜き)ながら、小声で、「下着の裾、見えてますよ」
路上の私は、背中のリュックが全開だったりスカートの裾が上がっちゃったりしてたら声をかける、
比較的善良なおばちゃんだと思う。
先ほど、階段を見上げながら、ヘラヘラつつきあってるおじさん二人の視線を追ったら、
スカートの裾から薄物のレースをちらつかせて歩く妙齢の女性がいた。
短めのスカートだから、下着との丈が微妙なんだろうな、と、
すれ違い(階段の横を追い抜き)ながら、小声で、「下着の裾、見えてますよ」
ところが、思いのほか上の年齢だったご婦人は、一瞬 「え?」となったものの自分のスカートを見てから、
「失礼ねっ こういうデザインなのよ! 田舎(←新松戸?)の人はこれだから……」
きっちりお化粧して、アクセサリーもお洒落さんだったから、まあ、デザインってこともあるんだろう。
でも、柴又の田舎ものかもしれないが女の私にわからないものが、おじさんたちにわかるとは思わねぇぞ?
ちらりと後続のおじさんたちに目をやりつつ、咄嗟の買い言葉。
「ごめんなさ~い。そういうプレイでしたか」 ←何も考えずに言っちまった私を許してくれ
ご婦人はぎょっとなって、そのとき初めて、後ろでヘラヘラ見上げていたおじさんたちに気づく。
ミニスカ女性は目測50前後&厚化粧、指輪無し。後続のおじさん達は目測アラ還&還プラスアルファ、指輪不明。
彼らに恋が芽生えたかどうか知らない。
同世代と思われる女性に罵られたことよりも、
その場で直球で言い返してしまう自分に落ち込みつつ、
喜怒哀楽はさっさと差し引きをゼロにしておいたほうがいいな、と、いいこと探しを試みる。
その短時間処理衝動こそが、その場言い返しと同じコンセプトであることには目を瞑っておく。
車椅子の青年と、駅員が話をしていた。
*関東圏のたいていの路線では、車椅子の人がいると、
*駅員が出てきて、右写真のようなスロープを用意する。
*乗車と降車の駅を伝えて、降車の駅でも駅員が迎えるようだ。
並んで聞いていると、青年は学生で毎日車椅子で通学していて、
(今日は時間が違うので)その駅員さんとは初見のようだ。
ありがとうございますぅ 毎日すみません。
もうすぐ、夏休みでぇ――
大変なことがあったら言ってくださいねぇ――
まあ、茶などは出ていないが。
駅がそれほど混んでいなかったせいもあるが、大柄な駅員と青年のゆったりした話しかたのおかげで、
そこだけのんびりした空気が流れているみたいだった。
うん。 80%回復。
ただの移動手段とはいえ、一日のうちの何時間かをそれに費やしているのだから、
心地よく利用したいものである。