ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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忙しいという文字は良くできていると思う

大きめの予算の一次審査を通って、二次審査の面接が来週末にある。
すでに別件の会議予定や、イベント予定、遊びの予定が詰まっていたので、
連絡から実質2週間で、全国に散らばっている共同研究者と打ち合わせることは無理だ。

それでも、条件はほかの一時審査通過者と同じなので、対応するしかない。



昨夜、(別件の会議が終わってから)自宅に帰ったら、
お抹茶BOYスマホが壊れたとかで、夫と一緒にショップから戻ってきたところだった。

画面のタッチセンサーのトラブルらしく、
ショップのオフィシャル回答は
   「新機へ無料交換します。内部の情報は持ち出せません、ごめんなさい」 。
ただし、
   「パソコンからスマホ画面を操作するソフトがあるから、それを使えば中身を取り出せるかも」 だそうだ。


夫がそのソフトをダウンロードして、抹茶スマホをどうにかしようと苦戦していた。
めんどくさくなる予感がした。
夫は企業の研究開発部門にいる人で、通り一遍のパソコン操作はできるが、得意ではない。
そもそも、何かをweb検索して対応をすることに慣れていない。

加えて、自分が何かにトライして、うまくいかないと不機嫌になる。
そして妻や子供が同じ方法で成功すると、もっと不機嫌になって八つ当たりをはじめたりする。

高学歴者や、仕事のできる人、人格者と思われる人たちでも、この傾向は山ほどあって、
妻や子供を助教、学生、部下、年下、女子供、なんてすると、ほとんどの中高年男性が引っかかる。
仕事のできる部下と思うのではなく、上司に花を持たせない嫌な部下として敵視したりする。
大学の先生方と仕事をしていれば、彼らのそんな習性には慣れている。

    私自身は得意苦手の範囲がはっきりしていて、自分の苦手なもので他人に引けをとっても気にならなし、
    半数程度の女性研究者は、やっぱり気にしないのではないかと思うのだが、
    85%くらいの男性研究者と、97%の政治家には(←数値は適当)態度に表すかどうかは別にして、
    “自分が失敗したものは他人も失敗してほしい”という気持ちがあるようだ。

    参考までに、30%くらいの女性研究者は(←数値は適当)、男性以上に失敗に拘って不機嫌になる。
    不機嫌になって他人の足を引っ張る暴挙に出るケースもあり、その割合は男性以上なので要注意だ。

    なお政治家ケースは、先駆者が(失敗しているとしても)「私の考えなんですよ」、「私の政策の延長なんですよ」的に、
    自慢できる余地を残しておいてあげるのが、足を引っ張られないですむコツのようだ。 
    政党が違う場合には、「ほとんどおんなじジャン」、と思うことまで、全否定して改革カラーをうち出すけどね。

とまあ、そういうわけで、このバカ忙しいのに、夫がめんどくさい感じで不機嫌だなあ、とは思った。

こういう時にどうするかの正解は、 「別のやり方見つけたら、うまくいったみたい」 と、ごまかすのだが、
仕事が忙しかったので、また、抹茶まで、中身が取り出せないんじゃないかとピリピリし始めていたので、
普段だったら、(心の中で思っていても)
「何でそんな簡単なことがわからないの?」 という態度はしないのだが、

  「そんなのケーブルでつないで中身を全コピーしときゃいいじゃん。代替機が来るんでしょ?」


抹茶は 「ママ救世主」 みたいになってるし、
夫はイライラ最高潮で、抹茶のスマホを渡そうとせずに
あげく、「そんな行き当たりばったりのものでは何も解決しない」、とかなんとか拘りに陥って
パソコンからスマホ画面を動かすことに執着し始めるし……

でも、私は忙しいんだよ、宿題あるんだよ、
明日は新機くるんだし、
目的が達成されたらそれでいいじゃん

(夫がお風呂に入った隙にスマホとハードディスクを、パソコン経由でつないで、
後付っぽいものも、もともとの設定も全コピーペースト。)

先に寝るよっ。


忙しい=心を亡くす、とはよくいったもんだと思う。
時間に追われていると、私は目的だけを優先し、他は二の次にする。
自分の気持ちを後回しにするのは、「希望」で「データ解釈」を曇らせないという平素の作業と同じだが、
他人にそれを求めるのは、ちょっと問題だよな  ―――とは思う、思うんだけどもね。


こだわりのおっさん(夫)は、再び使えないスマホを取り上げ、3時過ぎまで格闘したようだ。 う~ん。
何か言ってやりたかったが、この状況に陥ったときに、張本人の私が声をかけるのは逆効果だ。

……めんどくさっ