ワインとラム料理

面白い実験結果が出てくると、そのデータ解析が終わるまで他の仕事が手につかない。

会議はサボりがちになるし、家事って何？　みたいな感じになる。

それでも、飲み会には参加したいたりして、外食していたので備忘録に記しておく。

■ガウディハート■

広島の先生が、つくばに宿泊したので、一緒に食事に出かけた。

つくば駅の近くの、【ガウディーハート】。

以前、つくばで会議があったときに共同研究者に推薦されて、バンケットをした店だ。

店の名前は何度かかわっているが、店員も味も変わらない。

味が変わらないって事はシェフも変わってないんだろう。

この店はパエリアがお勧めだ。

広島の先生、自炊をするらしく、パエリアをよく作るそうで、好評だった。

■ワイン酒場マチュリスタ■

昔の同僚とか恩師とか、後輩とか、要は大学院のときの同じ研究室の仲間＋αなのだが、

そういう人たちと一緒に、遅れに遅れた新年会をした。

ワインとラム肉を出す店で、ラム肉好きの人が選んだようだ。　

御茶ノ水の、【ビストロ　マチュリスタ】。

雰囲気のある、いい感じの店内だった。金曜日の夜だったから、混んでたけど。

ラムチョップやら、生ハムやら、ラムタンやら、アンディーブのサラダやら。　

個人的には豆と仔羊のカスレが美味だった。　

入っている自家製ソーセージは、ヴァイスブルストみたいに皮をむいて食べるタイプだと思う。

この日の午前中には、私は某国関係の会議に出ていて、

その場に、あまり好きではない、いや、むしろ出会うだけで不愉快になる人もいたのだが、

データ解析に心を奪われたままの状態で会議に出席していたので、

「何か言ってるな～」と、聞き流しただけだった。　

研究が楽しいと、ほかの事はどうでもよくなるんだな、と、つくづく思った。

一方、大学の経営や学会の会長の仕事が増え、研究時間がほとんど取れなくなった恩師が、

ストレスがたまっている様子で、深く酔っ払っていた。

……いろいろあるよね、ほんと。　

研究というストレスの逃げ場がないと、たぶん、つらい。

研究者や研究姿勢、あるいは大学運営の中の正義の持ち方の好みが、私と恩師は一致している。

　「○○は、×××ですよね～」

というと、「わかってくれるのか」とか、「見てる人は見てるんだね」とか、えらく感激してくださった。
が───

それは私の好き嫌いや、ものの見方が、貴方の影響を受けているだけです。

言わなかったけど。