ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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(独)Along the Rhine

来週、バンケットでライン下りを設定しているので、
本日は、祭日を利用して友人(相方?)と遊びがてら、船の乗り場その他のチェック、の予定……だ。
ツアコンの下見みたいなものだ。

まずは、研究所のオフィス(ドミも同じ敷地内にある)でピックアップしてもらい、
数少ないものの、生きはよさそうな野菜を、農場で買ってから友人宅へ向かう。

農場での直販のほうが値段も安いし、新鮮そうだし。
あれ? 値段は、それほど安くもないのかな? 
物価の高い東京との比較では分かりにくいが、農薬を使わない農場では、野菜の値段は高くなるようだ。

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農場をあとにした我々の会話は、(安価な)輸入野菜に対して、高いが安全な食材をどう守るかとか、
日本やドイツの食物の自給率とか、えらく重苦しくなった。

「輸入トマトはトマトの味がしない。だから、いくら安くても地元でとれる物以外は買わないんだ」
       (↑友人はトマトオタクだ)

「鶏肉も、ケージで育った鳥ならスーパーマーケットで1.5ユーロなのに、
 7ユーロも8ユーロも出して、農場のものを買いに行くのは贅沢、という考え方もあるが、
 僕は子供に、ちゃんとしたものを食べさせたい」

うん、うん。そうだね、考えることがたくさんある。

ドイツではこの10年、高いお金でしか取引できない野菜や肉を、手間ヒマかけて作る農家が、
やっと“つぶれなくなってきた”という。
今の日本は、10年前のドイツみたいな状態なのかな?、と、思う。
        (100円ショップが蔓延するのは、逆行しているってことなのか)


そうして、多少重い会話をしながら訪問した相方の家には、、、義理のご両親が滞在中だった。
もともと、家族ぐるみのお付き合いだったが、
これで相棒ご本人の両親も、配偶者の親も、、ご兄弟も、みんな会ったことになる。
日本人の同僚でも、ここまで親しい人はわずかだ……
 
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相方も、私の夫や子供たちはもとより、私の実家とのゴタゴタまで知っていたりするので、
おあいこなんだろうか。 
奥様のご両親はドイツ語しか話されないとのことだったが、
英独混合の片言でどうにか会話しつつ、楽しい時間を過ごさせていただいた。
  
しかし、チビちゃんも、ご近所のお子さんたちも育ったなあ~
お顔出しをしてよいかな、っとちょっと悩みつつ、他の国にいるお子さんたちだから、ま、よいか (^^)
  
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さてこれは、
八百屋(農場)で見つけた謎の野菜。
一見、赤いセロリのよう。
 
相方に、これは何だと質問したら、
 
「甘酸っぱい野菜」
 
「果物?」
 
「果物でも野菜でも、食べてみるのが一番」
 
 
というわけで、奥様にお料理していただいた。
 
 
 
ラーブラブラと聞こえる名前の野菜で、
本当に甘酸っぱい。
というか、めちゃくちゃ酸っぱい。

 
そのまま調味料も何も入れずに煮て、
アイスクリームと合わせていただいた。
  
酸っぱいけど美味。癖になる味だ。
アスパラと同様、春先にしか食べられないらしい。
先の、金のかかる野菜や農場ではないが、
季節のものは季節に、という考え方が、徹底しているようにも思う。
 
 
そして、本日のメインツアーは、
Vingenまで車で向かって、そこからラインクルーズでSt.Goarへ向かう……という学会バンケットの下見。

実際にラインクルーズをしている時間はないので、ライン川に並走する道を、突っ走る。

車二台に分乗しているとはいえ、ご両親も一緒である。
研究所職員ならではなのか、仕事とプライベートの区別が限りなく曖昧な我々である。

仕事はちゃんと切り上げ、週末は家族を大事にするドイツ人にしては、日曜日の仕事は珍しい気もするが、
この期に及んで、下見に行こうと思うのは、それだけテンパっているのかもしれない(笑)

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というわけで、普通にライン河畔風景。真中が、ローレライロック。

昨年も娘を連れて同じルートを来ているので、記憶が新しい。

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到着地。左から、ザンクトゴアールの古城と、そこから見える、猫城、ネズミ城。

ザンクトゴアールの古城(何重にも城壁に囲まれたいくつかの建物群)の中には、ホテルやレストランがあるが、
川に向かって傾斜をつけた小さな窓など、どう考えても戦闘用の城である。
戦闘用の城で、ワイン保管庫や、ビールの保管庫が大きなスペースを占めているのがなかなか楽しかった。

観光客は、アメリカ人にひと組あっただけで、皆さん地元のひとっぽい....  が

意外に交通の便もよさそう(電車でも、ラインクルーズでも)なので、家族旅行にはいいかもしれない。
フランクフルトかマインツにメインの足場を置いて、一日くらいここに泊まるとか。


なお、以下の写真は、この数日で撮影した植物群。(上の右は、小鳥のマンションみたいなw)

名前がわからない(相棒が英語名を知らない、そもそも植物名を知らない & 私も植物を知らない)ので、
植物に詳しい方、どうぞ教えてください(笑)

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3週間前から始まったドイツの春(本当に、急に暖かくなったらしい)は、
すべての緑がこれでもか、というほど溢れて、とても良い季節です。

......... 腕と首筋が日焼けで痛い....   
         日焼け止め、していったんだけどなあ ………

というところで。