ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

夏だなぁ

週一ペースになっているのは、心の余裕がないからだろうか?

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アジサイ見つけた。
  普通の家の入り口に。

お天気の良さと、木の玄関の感じと相まって、なかなか良い風情。



頭脳は多忙ということもないのだが、
細かな予定が山積みだと、どうにもいけない。

アジサイは好きなので、去年までは写真を撮りまくっていたはずなのに、
今年は、ここに来て初めて気づいた。

   家のそばにも咲いている(はず)なのだが~



さて、
昨日はアルバイト(?)のレンタル講師(?)で、学部学生への講義をしてきた。
上の写真は、最寄駅から大学へ行く途中の風景。
これだけ見ると、どこの田舎だっていう気がするよね。

  .......有名なんだろうな、この家。
  わかる人には、一発で大学名わかっちゃうんだろうな。

  わかった人いても、鍵コメントにしてくださいね?

  ついでに学内写真。 こっちの方がわかりづらいかな。

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ゼブラは普段、研究所(あるいはお役所)にいるので、
普段出てくる学生は、学生とは言いながら、大学院生ばかりだ。

それでもまだ去年は一般教養の講師もしたが、今年に至っては、日本語を話す院生との付き合いもない。

スライドを日本語に直すとこから始めて、かなりの手間が.....(涙)
しかも集中講義だから、4時間近くしゃべりっぱなしだし....
学部学生って、おとなしいし
(たまにうるさいのがいて、大抵そういう学生が進学希望だったりするのも面白いが)


なお、話のつかみに、先日、某友人と話していた刃物の材質の話を使わせていただいた。
真面目にまとめたので、備忘録。


まず、
 ①刃物に必要とされる条件
   切れ味のためには硬度が高いこと、
   刃持ちためには、耐摩耗性が高い(すり減りにくい)こと、
耐食性が高い(錆びにくい)こと

 ②鉄に含ませる成分の一般的性質
   炭素:硬くなるが脆くなる(ゼロ~2パーセント程度)
   クロム:錆びにくくなるが、柔らかくなる(10.5%以上入れた合金がステンレス)
   バナジウム:摩耗しにくくなる
   モリブデン:摩耗しにくくなり、粘りが増す(ゼロ~数パーセント)
   チタン:炭素を取り込みやすく低温で溶けやすくなるので、工程として有益

   ニッケル、タングステンモリブデン、ケイ素その他の元素も鼻薬として利用。

それから、   
 ③刃物に適した構造
   比較的安定構造のオーステナイトより、針状(細い棒状?)の結晶構造が
見えるマルテンサイトが適している。
   マルテンサイト構造になると、靭性(粘り強さ)が増す。
   一般的に、焼き入れ(高温に熱して急冷)すると、マルテンサイトになりやすいが、
   合金の成分によって焼き入れしやすいかどうかが変わる。

①,②,③の性質と条件、加えて③のマルテンサイトになりやすくするために微量入れるものや、
混ぜる順をコントロールしたりして、上手に(?)作っている様子。


日本刀は、芯の部分と表面、刃先の材質(主に鉄に加える炭素の割合)を変えて
硬度の異なる金属を重ねた構造で、硬度・耐摩耗性と靱性との矛盾を回避し、
洋式ナイフに比べてすぐれた切れ味を持ちながら、衝撃に強く折れにくい。

  ただし、クロムを含んでいない炭素鋼のマルテンサイト構造なので、耐腐食性には劣る。
  手入れしないとすぐ錆びる。
  時代劇なんかで、日本刀の手入れをしているシーンが多いのはそのせいか。

西洋ナイフ クロム、ニッケル、モリブデンを添加しているものが多く、
硬さ、耐食性、耐摩耗性、靱性などの平均的にカバーした材料を用いている。

日本刀が戦闘用で人を切ることを目的としているのに対し、
西洋ナイフは、日常的に使い、何に使う目的のナイフかということで成分が違う。

バナジウム入れて耐摩耗性だけ確保しておいて、炭素を限界(2.5%位?)まで入れて硬さを増したもの、
固さは諦めてもクロムを入れまくって耐食性を上げるもの、などなど。

塩水に触れるダイバーナイフは、特に耐食性に優れていなくてはならないので、クロム含有量が高い。

話しながら、秋葉原で起きた通り魔事件..... ダガーナイフはどんな材質だったのかな、

                                   と、ふと考えた。

  犠牲者の皆様、ご冥福をお祈りいたします。