夏の海

東湘南などという言い方もあるようだが、三浦半島の東京湾側、大崎の海である。

　

自宅から綺麗な海に向かうには２時間かかるので、たいていは夫の実家からの出発になる。
今年もご多分にもれず、盆の帰省にかまけて、そこから海水浴に行かせてもらった。

思いっきり晴天。

連日保育園や小学校のプールで焼けている子どもに、いまさら日焼け止めを塗ってどうなる、と思いながら、
チビにもしっかり日焼け止めを塗る。
海辺の風は比較的涼しくて、ビーチパラソルや海の家にいれば、暑さはない（35℃以上とは思えない）

海水浴には、年に一度か二度しか行けないので、子どもたちは大喜びだが、
関東の海は、箱庭の海のようだと思う。
上の娘は沖縄に連れて行ったことがあるからまだしも、チビはこの箱庭の海しか知らない。
日差しも柔らかいし、潮のにおいも薄い。空の色も、例えようのないあの青ではなく、絵の具の水色に近い。
毎年、毎年海の家が減っていく　（なぜか設備は良くなっていく）　のも気になるところだ。
海水浴客が少なくなるにつれて、年齢にかかわらず、マナーは良くなっているような気もするが.....

しかし、そんなことは子どもたちはどうでもいいようだ。
水に入ったり、蟹を追いかけたり、ハゼを捕まえたり。
幸い、二人とも泳ぎは得意らしい。

途中、風が強くなり、波が高くなってしまって、遊泳禁止になった。
波が荒いと、少しだけここの海も、水平線が上がる気がする。
　　　（南の海は、水平線が高く見えるのです。海が立っている気がする）

　
海の写真は、いつもながら難しいですね（涙）
画像処理して空の色と砂浜の色を両方生かしたいのだが、なかなかうまくいかない。
本当の空の色は、空のみ撮影したときにようやく出た、右の小さな写真に近い。
色合いも、赤系青系を双方美しく　（鮮やかかつ毒々しくなく）　撮影するのは、かなり困難である。

人間の目の偉大さに、脱帽である。

…………あれだけ日焼け止めしてたのに、背中が痛いよぉ　（涙）