光蜥蜴のお留守番

　　　　　　♪ゆめより　たかく　とぶよ　　かぜ　ひこうせん
　　　　　　　　　　　　　くもの　かいだん　のぼれ　　　ゆめ　ひこうせん♪

美術に比較すると、音楽に関する造詣は皆無である。
ピアノは習っていたことがあるが、こと、歌詞つきの歌曲になると全く駄目で、そもそも歌詞を覚えない。
覚えないというのは語弊があって、ちゃんと歌えるのだが、要は意味を把握していないのだ。

「光と影」　を長らく　「光トカゲ」　と思って歌っていたと言ったら、ニュアンスが伝わるだろうか？

その昔、会社で仲の良い友人が、上々颱風のファンだったので、何度かコンサートに出かけた。
　（「その昔」は、「出かけた」にかかるのであって、過去形だけど、今、仲が悪くなったわけではないです）
浴衣の客はいるわ、たこ焼きやヨーヨーの出店はあるわ、
　　　　祭り風に　トータルコーディネートされたコンサートだったのだが、
浮かれてＣＤなども購入したのはほんの２，３年で、最近まで忘れ去っていた。

最近、なぜかそのＣＤが　下の子の好みにヒット☆

　　　　　　♪ちっちゃいこと　ちっちゃいこと　気にしない～♪
　　　　　　　　　　　♪なんだかんだの～　縄暖簾～♪
　　　　　　　　　　　　　　　　♪いっつでもだれかが～　きっと　そばにいる～♪

幼稚園生の歌声に似合わないこと、甚だしい。
まあ、下町の子で、太鼓打ちが好きだったりするから、曲に合わせて太鼓を叩いたりしているのだが。

歌詞の覚えていない部分を尋ねられるので、歌詞を日本語として把握するようになった。

　　　　　　♪夢より高く飛ぶよ　風　飛行船
　　　　　　　　　　　　雲の階段登れ　夢　飛行船　♪

　　　　　　　　　　　　黄金色　波打つ　稲穂のじゅうたん　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　千年の頌歌（ほめうた）　みのりの季節よ　　　　　　（え……？）
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　懐かしい笛の音　祭りの行列
　　　　　　　　　　　　　　　　　畔道走って　手をふる子供たち

　　　　　　　　　遥かトルファン　ポカラの市場　　　　　　　　　　　　　　　　（ちょっと待て～！）
　　　　　　　　　　　赤く輝く　カンチェンジュンガ　　　　　　　　　　　　　（あ...........　orz）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（上々颱風　「八十日間亜州一周」　）

海じゃないやん......　北欧の開けた空じゃないやん（ちなみに、上にアップした写真はスウェーデン）

美術脳の方がショックを受けている。陸の上の空の色と、海の上の空の色は、全く違うから。
う～ん、考えなきゃよかった、比較的好きな曲　（例によって歌詞は考えない）　だったのに。

　　　　　　　　ＣＤを変更　　ドヴォルザーク　チェロ協奏曲ロ短調

もっとも、クラシックだって、歌詞がないだけで、思い描かれた世界をそのままイメージしてるかどうかなんて、
当てにならないのだけど。

子どもたちはお祭りに出かけてしまったので、クラシックを聴きながら、ＰＣ作業です。
　　......もう少しすると、神輿が家の前を通るはずなので、音的に混雑しちゃうんですけどね。

　　なお、下の子の曲の好みはよくわからない。
　　上々颱風も好きだが、一番のリクエストはモンティという作曲家のクラシック曲である。

　　好き嫌いの傾向がはっきりしてくるのは、意思の現れとして喜ばしいことなのかもしれないが
　　好みの限定は、それだけで世界を狭めてしまっているのではないかと思う本日でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...............内容のない記事ですな　　　　お留守番ゼブラ