ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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振子時計のように

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ちょっとイメージ画像を探すのに、キーワードで検索をしたら、シュナイダーの鳩時計がヒットした。
日本語的な 「メカ」 と呼ぶには、温かいけど、それでも間違いなくメカニックだ。

我が家の子どもたちには、こんな暖かで中身の見えるメカを、目にしていて欲しいと思う。
この世には、魔法のように見えて魔法でないものがたくさんある。
魔法やオカルトで片付けるのは、考えることを拒否する姿勢だと思う。

自分の目で中身が見えないだけで、不思議なものでも、たいていは種明かしがある。
ビデオもテレビもCDも、機械仕掛けの中身を眺めれば、
いつかきっと、君たちにもわかる種明かしが見えるようになる。

謎は楽しい。適当な理由をつけて、謎をロマンス化したり、
都合よく道徳教育に使おうという社会現象もあるだろう。
それはそれで、構わない。
原理がわからないものを使う時に、適当な理由があった方がよければ、使えばいい。

と、思っている。

   #三段論法や四段論法の端と端だけとって、
   #単なる統計を、さも科学的な分析のように論ずるのには、反感を覚えないでもないが、
   #わかりやすさは、重要だったりする。
   #「そんな非科学的なこと」 と 「そんなの一般人にわかるわけはない、わかる必要もない」
   #の境界は、誰もが持っていて、誰もが違う。
   #ある人が 「わかるわけがない、不要だ」と見なして、理解しようとしない部分が、
   #別の人には 「彼はなんて非科学的なことを、言っているんだろう?」 となることも多い。

   #何かや誰かを 「非科学的」 とののしる時は、
   #自分も誰かにそう思われている可能性を考えるべきだと思う。

   ##まあ、ずれたまま広がってしまったエセ科学を食い止めるのも、
   ##科学者の使命なのかもしれないのだが。
   ##多勢に無勢が、自分の基準に頑なで、最近私は諦め気味(苦笑)
   ##せめて自分の子どもたちには、追及していく心を持っていて欲しいと思うだけである。


さて、いきなり横道にそれたが、昨日、帰宅直前に今日を先週末の代休日として休むことに決めた。
代休と言っても、現在の状況では、電話に邪魔されずに自宅で書類を作れるというだけで、
完全にお休みができるはずもないのだが、
朝は寝坊できるし、午後になったら美容院に行こうかな、などと、計画(?)を立てていた。

しか~し。
保育園の看護婦さんから、叫ぶようなお電話。
「食事をしてから、急にお腹が痛いと泣きだして、腸重積かもしれない!」

……腸重積? 多くは1歳以下、せいぜい3歳くらいまでの病気だったような気が。
        http://www.medical-tribune.co.jp/kenkou/kodomo_chou.html

いや、でも、仮にも看護婦さんの言うことだし。
   「おう吐や血便は?」
「いえ、それは“まだ”なんですが、すぐに大きな病院に行った方がいいのではないかと」

まだ、ってなんだ、まだ、って……  「とにかく迎えに行きます」


タクシーに乗って、その中から、近場の総合病院とかかりつけの病院に電話。
伝聞だと言ったうえで、病状の説明から目星をつけてもらって、かかりつけの方の病院に予約。
総合病院の方は、何かあったらすぐに対応するということで小児科医の人数の確認。

保育園に行くと、看護婦さんと他の先生たちが医務室に集まって、
その真中で、看護婦さんに抱かれたチビが大泣きしていた。

腹痛に周期がある様子、お腹を触ったところでは、特にシコリはないそうだ。
吐いてはいない。血便も出ていない。

...........掛かり付けの病院に駆け込んで、15分。
グリセリンで便秘を直してもらったチビは、けろっと走り回ってました.... orz

う~ん。
保育園の看護婦さん、救急車呼ばんばかりの勢いだったんだけど。
彼女は前にも、そんなことがあって、やっぱり大騒ぎしてたんだけど。

そういえば以前、こちらが心臓外科に “定期健診に行く” と言ったのを、
大げさに園長先生や担任の先生に伝えて、発作起こしてすぐさま手術.... ってことになってたし。

  どうして他人の話を正確に聞かないのだろう?
  どうして、何でもかんでも大騒ぎにしてしまうのだろう?
  その看護婦さんに変わったのは1年ちょっと前からなんだけど、
  少し彼女がオオカミ少年状態になっていることは否めない。

  オオカミ少年の怖いところは、本当のオオカミが来たときに、
  誰もが彼の言葉を信じられなくなっているところだ。 
  きつい言い方をすれば、オオカミ少年がどうなろうと構わないが、
  自分の羊をオオカミが狙っているかどうかは、正確に知りたいのだ。

もしも、ということがあるかもしれないのはわかる。
親としては、過小評価されるよりは、ひとまず大げさに騒いでいてくれた方が助かるのも事実だ。

でも、私はいつもの看護婦さんの行動を見ているから、病院に連絡をとって確認をしたが、
いきなり 「救急車呼ぼうかどうか考えてる」 と聞いて、パニックを起こす母親もいるのではないだろうか?
急な腹痛、というだけで “腸重積” というキーワードを出してしまうのは、いかがなもんだろうか?
しかも、在宅等で腸重積の判断基準とされる症状は、何一つ出ていないのである。

………まあ、それでゆったり構えて重症になったら、自分の判断をめちゃくちゃ後悔するのだろうけど。

そうはいっても、これで救急車呼んで、救急病院に駆け込んだら、きっと医療妨害扱いだよな orz

泣いて痛がっている子どもは心配。
子どもには痛さの基準はわからない。子どもの場合、症状の深刻さと、痛さが比例するわけでもない。
事実、彼の心臓疾患は痛みを伴わないし。
彼は、大泣きすると脈が乱れてしまう。だから、腸重積云々の前に、親の私は脈拍を心配したのだ。
「脈拍は、最高時で120位です、今は80くらいに下がっています」
私の指示通りに脈を測ってくれたから、保育園の看護婦は、それでいいことにしよう。
大泣きする子どもに看護婦がパニックを起こしてた原因に、彼の心臓疾患があったかな?

心配の深さと、冷静を求める判断を、親である私は行ったり来たりする。
チビは病院帰りに山ほど食べて、それでも疲れたのか、家についたら眠ってしまった。

人騒がせな、と思う。
でも、連絡してくれてよかったと思う。
看護婦ならば、もう少し勉強しておいてくれ、とも思う。
でも、彼女が大騒ぎしたおかげでチビの痛がる時間が短かかったから、良かったと思う。
おかげで、代休中にやろうと思っていた仕事が、全くできなかった。
でも、私が家にいるときで、よかったと思う。

親の心は、メトロノームみたいだ。(トップの画像は揺れ動く“振り子”で検索をかけた結果です)
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腸重積をキーワードに来た方がいると何なので、追加情報を少々。
原因は分かっていないものの、起きやすい年齢は4か月から、2,3歳。
それ以上の子がなる場合は、ポリープなどの要因があると考えられるそうだ。
発熱は伴わないので、腹痛時に熱を測っておくのも習慣にして欲しい、と。

腹痛、嘔吐、血便があるかどうかが判断基準となっているが、
血便がなくてもX線やエコー検査などで腸重積が発見されることもあるそうだ。

いずれにしても、早めに子どもを見慣れている小児科にかかるのが重要だと思う。