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チビの初恋?

5歳児が物思いにふける姿は、あまり見れるものではないような気がする。
たとえ相手が芸能人でも、繰り返しビデオを見て涙ぐみそうになるのは、重症である。

     初恋の相手は....... 坂井泉水さん...........

「♪どんなに離れてても.... ♪ って言う歌、知ってる?」 と聞くので、
Youtubeで見つけてやったら、
じーっと見ていて、「この人、何で死んじゃったの?」

どうやら、保育園で歌を覚えて、ついでに亡くなったことも聞いたらしい。
病院で入院中に亡くなったことを、知っている範囲でそのまま説明した。

音楽がメインでバンドの仲間も写っている動画もあったのだが、
チビは彼女の顔のアップが出るものを、何度も再生して見ていた。

チビはチビなりに病院に思い入れがあるようだ。
苦しいのを直してくれるところ、病気を治してくれるところとして、絶対的な信用がある。
風邪や腹痛の時、小児科の医者に向って 「お願い、直して!」 と頼んだりする。

   #小児科の先生は子どもにそういうことを言われると 「うっ」 と来るようだが。

病院にいたのに、助からなかった彼女を、気の毒に思うらしい。
自分で死んじゃったのかもしれない、という話をしたら、
病院にいたのにどうして助けてもらわなかったのかな、と、悩んでいた。

癌が治療の難しい病気であること、痛かったのかもしれないということ、
話しながら見ていた映像で、
歌いながら彼女がお腹のあたりに手をあててた。
                       「痛いのかなあ...」

「僕が病院の先生になるまで待っていればよかったのに。かわいそうに」

.......君は医者になるつもりだったのかっ
    トリケラトプスはどうした (彼は 「大きくなったらトリケラトプスになる」 と言っていた)

♪負けないで もう少し 最後まで 走り抜けて
    どんなに 離れてても 心は そばにいるわ
          追いかけて 遥かな夢を♪

薄幸な彼女へチビなりに同情しているのか、顔が気に入ったのかわからないが、
チビがこれほど誰かに執着するのを見たことはない。

元気のいい歌詞に反して、ずいぶん沈んでしまったので、外に連れ出すことにした。


夫とは何度か出かけているらしい、上本郷の鉄道模型館。
          http://www.shinkeisei.co.jp/mokeikan/index.html
我が家からだと、新京成に乗って行くことになる。

イメージ 1

あえて一本送らせて、がらがらの車両に乗って、先頭から線路を見る。
これから行く鉄道模型館での運転のシュミレーションらしい。
プロの運転手さんに向かって、上手いなあ.... などと感心している。

イメージ 2

この写真は、今日チビが運転していたブルートレイン
鉄橋のところで他の電車とすれ違うように、他の人と相談して速度コントロールをしたり、
写真を撮るためにちょうどいいところで停車させてみたり、
ここまで年齢を超えた会話があるのか、と思うほど、いっぱしの口をきいている。

私ははじめて来たのだが、何と言うか..... 大人の遊び場になっている。
そういうわけで、子どももいることはいるのだが、みんな大人と互角に会話をするミニオタクだし、
大人は大人で、大きな箱やキャリーケースに何台も高価な模型電車を詰め込んで、
線路に走らせに来ているおじさまがほとんどだし......

チビはすっかり慣れ合っていたが、母親としては、とんだオタクの園に足を踏み入れてしまった感じ。
30分間順番待ちをしては20分運転、ということを繰り返し、家に帰る気になったのはすっかり夕方。
これは鉄橋を走る本物の電車からの風景です。
外に、小さく富士山が見える。外が暗いので、吊革も写り込んじゃってるけど。
イメージ 3

外を見ながら、大人しくなっていたので、眠いのかと思っていたのだが........

「ねえ、ママ、買ってほしいものがあるの」
「なぁに?」
「『負けないで』のCD」

………忘れてなかったんだね。
           明日探してくるよ。