ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

Dear International Students,

yesterday, I joined the seminar, which is provided under auspices of one University's project,
measures for promotion of settlement of foreign researchers and international graduate students,
which is funded by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology.
Speakers were holders of doctor degrees from Japanese universities, caring out research activities in
companies, institute and universities in Japan. They spoke Japanese perfectly, the speech were so
interesting with important science and funny jokes.

Now I am enjoying the blog on the condition of anonymity, however, I am a researcher of a national
institute in Japan. If you are a researcher and want to find a job in Japan, search web pages with
hitting some keywords. RIKEN, AIST, NIMS, KEK, & so many Universities have English page and you will
find recruitment. We are looking for scientific talents all over the world.

                                          Green Zebra



昨日は帰宅後にチビの隣で眠ってしまって、記事をアップしそびれました。
今タイトルを英語でつけたので、気分転換に冒頭に英文を付けましたが、他意はないです。

  #このブログに来る方は、英語の堪能な方が多いから、
  #ミスに気づいたら、内緒コメントくださいね♪

外国人留学生に対する、就職セミナーに参加してきました。
外国人のためのセミナーですが、
これから仕事などで海外に行く日本人、留学する学生さんにもためになるような気がしたので、
メモを少しだけアレンジしてブログにアップします。

文部科学省に「外国人研究者の日本定着促進手法の開発」というプロジェクトがある。
日本で学位を取り、母国や他の国に就職するのではなくて、日本で就職し、働いてもらおうという企画だ。
実際のところ、日本の大学を卒業してから、日本での就職を希望する学生も多い。

セミナーは、その大学の卒業生(留学生)で、卒業後に日本の企業や研究機関に就職した先輩と、
就職先の研究所の人事担当者が登壇者となって、就職説明を行うという形式だ。
日本で職を見つけた卒業生たちは、皆、流麗な日本語でのプレゼンテーションを行っていた。
ジョークを交え、プライベートや研究分野を分かりやすく説明し、
後輩たちへの応援の言葉も忘れない。イメージ 1
語学能力だけでなく、
プレゼンテーション能力も高い人が講演者が多い。
.
  このセミナーを主催した大学側は、
  セミナーに出席した在学留学生に 
  「この位、日本語がうまくなってくれ」
  「これだけうまくなることが可能なんだよ」 
  という、 啓蒙の意味もあるのだろう、
  とにかく、写真の通り、なかなか盛況だった。
.
  それでも、同時通訳のレシーバーを
  持って参加している人が多かった。
  私が受けた質問は、 
 (就職にはどの程度の日本語が
  できればいいのか、
  マニュアルなどは日本語があるのか、
  面接と採用はいつ行われているのか、
  〇〇の分野に新規採用はある? 等) 
  みんな英語だったし。
.
実際には研究所によって多少違うのだが、彼らの話をまとめると、
日本に住んで生活していくのなら、ある程度日本語が話せることが必要だと言った人が多かった。

どの国で職を探すかということは、ちょうど結婚相手を探すのと同じだと話した人がいる。
結婚相手のことをよく知ること、素晴らしい人であるだけでなく、自分にあっているかどうか考えること、
自分が相手の望んでいる人間かどうか考えること.......
彼は、母国の出身研究室からの続いている米国の大学院、米国の会社というレールの上ではなく、
日本の社会と研究所の居心地の良さで、日本を就職先として選んだ、と言っていた。
すでに、10年以上の年月を日本で過ごしている人である。

日本に飛び込む努力を話してくれた人もいた。
彼は日本人の友人を作ったり、お礼状や年賀状を書いたり、
成人式の時に女の子に声をかけて一緒に写真を撮ってもらって、メアド交換をするとか、
本を読む努力をして、漢字が読めなかったら、電車の隣の人に聞いてみて会話のチャンスを増やすとか、
アルバイトでも、ホームステイでも、楽しく努力している様子を話してくれた。
日本人と同じように就職活動をして、日本人とは比較にならないくらいたくさんの願書を書いて、
日本人の友達に願書の添削をしてもらったりして、先生に助言を貰って、
最終的には研究ができる日本企業に職を得ている。
専門・学位・経験だけではなくて、考え方・行動力・情熱が大事だ言っていたが、彼を見ていると良くわかる。
彼は、日本に来て間もなく見つけた同級生であるカノジョと修士卒業と同時に結婚して、
日本で家庭を築いている、企業の研究者である。

私の友人の中国人女性も、大学の時から日本に来て、人生の半分以上を日本で過ごしている。
お子さんは日本の学校に通って、日本語が一番得意なんだそうだ。
        (豪州にいた自分を顧みて、そのお子さんのことは良くわかるww)
おじいちゃんやおばあちゃんと話せないと (お互いに) かわいそうだから、
        (私の祖母はそれなりに英語を喋る人だったんだが、
         帰国直後は日本語で話す祖父母や両親に、もどかしさや疎外感を感じました。)
夏休みなどに中国に帰って、従兄弟たちと一緒に過ごさせる、と言っていたが、
中学生になって忙しくなったら、なかなかそれもかなわない、と聞く。
完全に日本語の名前を持つ彼は、大丈夫かな?
どんな仕事をするようになるのだろう。きっとインターナショナルであることは間違いない。

仕事に対する姿勢の話は、国籍に寄らない。
「身体は忙しく働く、心は余裕で働いていこう。 逆パターンの人が多いけど」  や、
「将来を限定するな。今やるべきことをしっかりやれば、2年後にもっと多くの選択肢が現れる」 というのは
日本の大学を卒業&学位取得をして、研究所や企業に就職する日本人学生にも同じことを言いたい。


ちょっと戻るが、事前調査よる留学生からの意見を見てみると、
 ・大学には満足、
 ・生活面での不安(外国人住居の不足、賃貸のしきたりについていけない
                                 &子どもや配偶者の教育環境の不備)
 ・言語の不満 日本の習慣の困難、習得機会の不足、多言語による講義や学内書類の不備、
  公共の場における多言語表示の不十分、
 ・研究室や日常生活における日本人学生や地元住民の交流不足、
 ・博士取得後の希望進路は、日本国内で就職し、博士課程の研究・専門性を継続、生かすこと。
  その結果、60%がアカデミックポジション希望、30%が民間企業を希望
  日本語能力不足、日本文化の理解不足、キャリアに対する不安、就職活動の不十分に対する不安が強い。

ほお..... と、思うことが多い。
私の場合、海外の研究所に直接雇用されているわけではないが、
海外 (英語圏以外) の研究所にいて感じることと、ほぼ一致していたりするからだ。
習慣やルールの違いばかりでなく、研究所や大学の中にいると、その地の言葉を習う機会が少なくなること、
そんな致命的ではないけれど、決して無視できない問題がたくさんある。
また、国民性がシャイだったりすると、街中で一般人が喋ってくれなかったりするのだ(苦笑)


異国の文化、異国の習慣、どこまで知っているか、どこまで許すか、どこまでなじんで自分も溶け込むか、
レベルも考え方もいろいろあると思う。
個人的には、他国の文化や習慣にちょっかいを出すのは望ましくはないが、
地球上の環境保全や、人道的立場から、ちょっかいを出さざるを得ない、
(あるいは単にちょっかいを出さざるを得ないと考えている人たちがいる) ことも、
ある程度は理解できるような気がする。

     それでも、極力、他国の文化や習慣は尊重したいけれど。

ただ、少なくとも、異国の文化や習慣を知ることは悪くないと思う。
増してそこの国に住むのならなおさらだ。
異国の文化と習慣の中から、自分の考え方に合うもの、自分のバックグラウンドに合うものを
選択していく権利と勇気を、これからも持っていたいと思う。

留学してきて、日本に職を探す研究者たちにも、持っていて欲しいと思う。


あ、面白いたとえ話を聞いたんだ。
ちょっと直訳っぽいけれど........

   法律家や政治家になると、名誉だと親が喜ぶ。
   病院の医者は、妻が贅沢できて嬉しい。
   大学教授も研究者も、本人が一番楽しい。

はい、本人が楽しい研究者です (^_^)

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