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働く女性に関する雑感_職場の雑談

今日はバレンタインデーだったのだよね。

長い記事なので、記事内容を一言で。

 「ジェンダーバイアスはかけるべきかかけないべきか?」
 「助けを求める突っつきどころは、そこでいいのか?」

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月曜までの書類の書き直しが
金曜の夕方に入ったので
本当は今日のシンポジウムをあきらめて、
書類書きをするべきなのはわかっていたのだが、
あまり腹立たしいのと、
シンポジウムには同志 (?) が
いっぱい来ていそうだったので
無謀は承知で出勤することにした。
.
#ちなみにまだやる気にならないので、
#書類は明日の作業になるはずである。
.
シンポジウムにエンハンスされた雑感とか、
最近の雑談とか、
これはその関連の記事、その1


最近、帰宅してから食事をすると12時を過ぎてしまうので、
職場で夕食をとる時があるのだが、そこで顔を合わせる人が、面白いことを言っていた。
普段の私のスタンスを雑談から何となく理解して、
ついでに女性の社会進出についても、いろいろ気にかけていたらしい人なので、話をするようになった。
(専門分野が全くかぶらないので、研究の話だと 「へ~~」 だけになってしまうのだ)

彼は女性の給与を減らしてもいいのではないか、という。
理由は、男に比べて働かないから、だ。
産休だの育休だの、時短だの、いくら支援をしたところで、本人が責任あるポジションにつきたがらない。
まわりのプレッシャーというか、そう言わせられている面もないとは言えないが、
仕事時間も短く積極性のない者に、なぜ、男と同じ出世と給与を保証しなければならないのか。
                          ......... と、いうのだ。
        う~ん (^^;

で、まだ彼の主張はまだ続く。

男だって自分の子どもが熱を出すときはある。夜中に呼び出されることもある。
そういう時には、妻が子どもの面倒を見ている。面倒を見られる妻を選んで結婚している。
妻がいなかったり、妻が外出していたりしたら、自分の親などに頼む。
会社に夜中まで託児室を作れと要求したり (たぶん、女医さんの話ではないかと思われる)、
残業や休出はできないと騒いだり、まして忙しくない部署に代わって給与が下がったときに、
それを訴えたりはしない。
なぜ、女は自分の夫や親に、助けを求められないのだ?
どうして自分に適した夫を選んでおかないのだ?
なぜ女は家庭問題の助けを職場に求め、職場はそれにこたえなければならない?
どーして、女の多い職場だけ、託児室だの残業制限だの割を食わなければならないんだ!!

         おお 企業出身者の本音 (^^;;
       
         まあ、ここまでなら、意見として納得できなくはないけど、それでは発展性がないし、
         今の日本だと、そう言う方向の主張をされても、ちょっとね、なのだが........

そして彼は続ける。

そもそも、仕事を ”したほうがいい” 女性も多いのだ。
同じ職場に夫婦で勤めていて、明らかに妻の方が仕事ができるのに、
夫が残業して妻が家に帰って子どもの面倒やら家事やらをやる。
ある意味それは、企業にとっては効率の悪い行為だ。

昇格や高い給与は、力のあるもの、働いている時間の長いものに与える。
         (だから、働かない女は給与が少なくて当然)
性別にかかわらず、仕事の能力の高いものが働くべきだ。
         (男が家事をやったっていいじゃないか)

         最後まで聞けば明快である。
         すべりだしの会話で怒る (そして拒否する) 女性も多いだろうと思うが
         会話を続けて (自分に会話を続ける気長さがあって?) よかったと思った。 


というのも、私も思い当たる節がたくさんあったからだ。
つい先日行った静岡大学でもそうだったのだが、
子どもがいても、快適に仕事を続けていられる理由はなんですかという質問に、
私を含めて、講演者たちの答えには 「夫や家族が協力してくれること」 が上がっていた。

司会の副学長さんの 「仕事を続けたかったら、いい結婚相手を選ばないとね」
とういうまとめに、女子大生達は笑いとため息をあげていたけれど。
自分のライフプランを立て、それに適した配偶者を選ぶ。それが基本ではないだろうか?
適した配偶者を選べなかったのなら、きちんと自分で責任を取るべきであり、
不都合を他所に押し付けて解決してもらうべきではない ..... とも考えられるのではないだろうか?

  「女房が子どもの面倒見ないんですよ~ だから、早く帰ります」 と言う男がいたら、
  「そんな女とは離婚しろ~!!」 ・・・・・・・・・ではないのかな?

 #問題なのは、夫と同等な仕事を持ってて子どもを見れない女性に対しても、
 #「そんな女」 扱いするときがあるとか、
 #女に向って、子どもは旦那に見させろ、とは決して言わない (言えない?) ところとか、
 #いろいろあるんだけどね。

まあ、社会風潮ってもんは、確かにあると思う。

性による固定的役割分担というのだそうだが、
上の会話例じゃないが、企業の男性社員は、子どもを理由に帰宅しにくい職場環境がある。
父親が子どもとキャッチボールするのは良くても、子どもを連れて買い物に行っていると、
家事育児を夫に押し付ける悪い女として、母親が近所の女性たちから、白い目で見られてしまったり、
バッシングされたりすることもあるという。
自分の親 (子どもの祖父母の意味ね) や、配偶者の親が、彼女に苦言を発したりもする。
おまけに、女性自身の中にも、家事や育児は自分がするべきだ、という意識があったりするから、
なおさら厄介なのだと思う。

それを無理やり押さえつけて、男女に差のない仕事をさせようとしてもね~~  

そーか、社会風潮や、男女の家事や仕事に対する意識の違いのツケが、
日本政府と日本企業が女性支援をせざるを得ない状況に追い込んでいるのか。

女性の社会進出割合が高い北欧と日本の違いって、企業等の行う支援活動もいっぱいあるけど、
北欧では、家事や仕事に関する意識の、性別による違い、働いてる人と働いてない人の違いって、
ほどんどないもんね。

・子育て中、仕事ができるように職場を改善するより、子育てが終わってから
    再就職できるシステムと、再就職時の教育をどうにかすべきじゃないのか? 
・病児を職場に連れてきて預けるなんてことしないで済むように、
    休んでやれる環境を作るべきなんじゃないか?
・女も男と同じように働くのを求めるより、男がもっとライフワークバランスのライフ側に力入れて、
    仕事時間減らすべきなんじゃないの?

でも、まあ....... 本丸である意識改革なんて、
制度を変えたところで年寄りがいなくなるまで変わるわけはないから、
気長にやるしかないってことか。



気長と言えば......... 同じ人たちとの会話で、少子化の問題もあったのだ。
彼曰く、日本企業は勝手だ。 ( or 欧米に比べて企業の勝手を許す傾向にある)

夫婦で働いているとする。
景気が良いと、男も女も残業だらけだ。
収入は片方でも十分だし、こんなに忙しかったら子どもも作れないから、
奥さんが仕事を辞めようかということになる。
奥さんは仕事を辞めて、子どもを産む……

さて、不況。思いっきり残業規制。
この収入では、複数の子どもを育てるなんて無理だわっ!
というわけで、納税者が一人減って、生まれる子どもは一人。

それはその人たちが贅沢だからだ、その収入で、多数の子どもを育ててる人はたくさんいる。
・・・・・・・・という反論は、きっとすぐに来るだろうと思うけど 
                       (夕食雑談メンバーの中では出なかった)

  水道が壊れた。水が出なくなった。
  これでは炊事ができないと苦情を言ったら、
  「それは贅沢ですよ、昔の人は、ちゃんと井戸や川から水を汲んでました」
  そう言われたとしたら、あなたはどうする?

はい。私たちは贅沢なのです。

       少しづつ、考え直していく必要性も、わかってはいるけどね。