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新書庫に関するゴタク

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新しい、書庫を作ろうかな、と、思う。
画像処理とフレーミングの書庫。
写真を素材にしているが、間違っても写真の書庫ではありません。


少し前に、写真の話をした。
〇〇さんだったら、こんな風に撮影するんじゃないかなあ、
シャガールだったら、この風景をこんな風に描くんじゃないかなあ、などと思って街を歩いている、という話。

人間の目とは不思議なもので、眼球に映り、網膜に写っているのは、
多少個人差があるにしても、風景の色と形をトレースしたものなのに、
視神経を通って脳に到達する時点では、各ブロックでの精密さやサイズが変わっている 
                       ・・・・・・・・・・・・・・・・・ような気がする。

それは自分の眼球が、(本人全く意識してないのに)
明るさを変えたり、コントラストを変えたり、勝手にやってくれるからで、
ピント合わせなんかも自在だし、それでフォーカスしていない部分はほとんど見てないし、
隣接する色のせいで、色のどうかだの対比だの、アンダーソンの錯視だのと、ああ、めんどくさいっ。

   北岡明佳の錯視のページ   http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/
   #立命館大学の方のページですが、非常に楽しいので、ぜひクリックしてください(笑)

まあ、人間の目が本来持っている作用による部分は諦めるにしても、
心象でも風景は変わる。
具体的に何を言っているかというと、

 ・人の顔に関しては分解能が高い。目が数ミリ離れているとか、耳が大きいとか、
  人間の顔ならほんのちょっと違えば印象に残るが、
  その人間の背景の木の葉が、多少動かろうが、色味が変わろうが、気付かない。
    #双子を見分けるのなんて、ポイント的に記憶に残しておかなかったら、至難の業です。

 ・小さいものはより小さく、大きいものはより大きく写る。
    #身長が20センチ違う人の隣にいると、かなりな圧迫感があると思うが、
    #しょせん指を拡げた程度の長さしか違わない。
    #女性のバレーボール選手だったりすると、なおさら背が高く見えるよね。
 
 ・思い入れ (?) のあるものは、大きく、色濃く写る。
    #関東周辺のならわかると思うのだが、富士山って、肉眼では見つけられても、
    #視野のフレームで写真に撮るとものすごく小さくないですか?

まあ、だから、目に映るとおり=心象のとおりに写真が撮れなくても、そういうもんなんだろうと諦めるのだが、
テクニックのあるカメラマンなら、たとえば被写界深度を変えることで、
心象にあった画像が撮影できるのかもしれない。
例えば、花の中心に、蜂でもいたら、人間の眼はwikiのページの二枚目の写真みたいに写しているのだろう。
   http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E5%86%99%E7%95%8C%E6%B7%B1%E5%BA%A6



さて、観光地で、素晴らしい風景を見て、「すごーい、絵はがきとおんなじだ~!」
なんてこともあると思う。

絵葉書や観光地のポスターではないにしろ、異国については、肉眼で見るより名画を見る方が先だったので、
ゴッホはデフォルメしてるわけでもなんでもなく、南仏のヒマワリがあんな風にねじくれていることとか、
中国の山は、水墨画みたいにモノトーンでポコポコしていることとか、
実際の風景を見て、いならぶ名画が、風景の 「印象」 を忠実に伝えていたことに驚いたりした。

そうか、彼らは目に映るものを忠実に再現したのではなくて、
脳に届き、記憶に残るであろう風景を描いていたのか.........
単なる絵だと思っていたのは、その風景を見たことがなかったからなのだ。

私の写真テクニックでは、心象通りの撮影などできず、
かといって絵を描く時間などリタイアするまでありそうにないから、写真に小細工を加えてみようか。
そういうわけで、小細工&フィルタリング&その他もろもろの書庫を作りました☆



次の記事のトップに使うので、この記事では略しますが
元写真がある場合は、なるべく元写真を載せておくようにします。