ベネチアの海と 夜のサンマルコ広場
さて、一枚目は新書庫ゴタクに使った画像から....
天気は悪くないのだが、急に空気が湿って何やら涼しくなった。
ひと雨きそうな気配である。
ひと雨きそうな気配である。
いったんホテルに戻り、折りたたみの傘を片手に飲みに出る。
仕事での学会参加中とはいえ、今回の会場は観光客ばかりのベネチアだ。
恩ある教授や、同行の部下や、知り合いの知り合いの、そのまた知り合いの新しい顔ぶれまで
何やら気が大きくなって、大勢でツルんで出かけた。
仕事での学会参加中とはいえ、今回の会場は観光客ばかりのベネチアだ。
恩ある教授や、同行の部下や、知り合いの知り合いの、そのまた知り合いの新しい顔ぶれまで
何やら気が大きくなって、大勢でツルんで出かけた。
……… 中略 ………
通り雨だったらしい。
すっかり空気が冷えて、酔った頬に心地よかった。
雨で観光客たちも降りこめられてしまったのだろうか、人通りの少ない狭い道をのんびり歩いた。
狭い道の狭い空に時々見えるのは、満月だ。
すっかり空気が冷えて、酔った頬に心地よかった。
雨で観光客たちも降りこめられてしまったのだろうか、人通りの少ない狭い道をのんびり歩いた。
狭い道の狭い空に時々見えるのは、満月だ。
もともと海面とほとんど差のないベネチアの街は、
さっきの豪雨で水位が上がったために、半分水没したのだ。
誰も騒いでいないから、きっとこの街の人は、ハイ・ウォーターに慣れているのだろう。
はしゃいでいるのも、観光客ばかりだ。
私たちも、靴を手に、15センチくらい水没したの石畳を、バシャバシャさせて歩いた。
さっきの豪雨で水位が上がったために、半分水没したのだ。
誰も騒いでいないから、きっとこの街の人は、ハイ・ウォーターに慣れているのだろう。
はしゃいでいるのも、観光客ばかりだ。
私たちも、靴を手に、15センチくらい水没したの石畳を、バシャバシャさせて歩いた。
大声を出す気はしない。 でも、ワクワク。 楽しい。
屋外パブで、生バンドがクラシックの演奏をして入るのが聞こえる。
客はまばらだ。
クラシックとはいえ、楽しく優しく、全く堅苦しさを感じない。
こんな風に耳にしていれば、もっと日本の音楽人口も増えるんだろうなあ、と思う。
客はまばらだ。
クラシックとはいえ、楽しく優しく、全く堅苦しさを感じない。
こんな風に耳にしていれば、もっと日本の音楽人口も増えるんだろうなあ、と思う。
暖かいだけの光が、あちらにも、こちらにも、ぽつん、ぽつんと、
それが水面に反射してキラキラしている。
水没した街......
それが水面に反射してキラキラしている。
水没した街......
なんて美しいのだろう。
暗いし、三脚など持っていないし、そのへん中濡れているから、
この光景をカメラに写し取ることはできない。
暗いし、三脚など持っていないし、そのへん中濡れているから、
この光景をカメラに写し取ることはできない。
せめてたっぷり目を楽しませて帰ろう。
イラストに見えるかもしれませんが、画素数が少なかったり、
手ぶれしたりの写真を、フォトショップとパワーポイントで画像処理しました。
一枚の写真をいくつにも分割して、部分部分で処理する筆サイズやタッチ、
ボケ度合い、明るさ、輝度などを変えています。
分割処理の境界線をぼかすことで、
手書きの油絵のような雰囲気をだそうと試みました。