学会の合間に(文化と科学編)
男女共同参画関連のシンポジウムにで、特別講演として、講談師の神田紅さん、
JAXAの小川さんの講演を聞きました。
神田氏が講談師を目指そうかと思ったとき、
歴史に残っている女性講談師は、江戸時代に一人、明治時代に一人か二人、
そのくらいしかいなかったらしい。
そんな分野に、神田氏は早稲田大学を中退して飛び込んだ訳だ。
ただ、戸を叩いた時の、師匠がとてもいい人だったという。
「昔は無理だったかもしれないけど、今は違う。
結婚もしなさい、子供も産みなさい、でも、講談師は続けなさいよ」
そう勧められて、講談師神田山陽氏の弟子として入門する。
JAXAの小川さんの講演を聞きました。
神田氏が講談師を目指そうかと思ったとき、
歴史に残っている女性講談師は、江戸時代に一人、明治時代に一人か二人、
そのくらいしかいなかったらしい。
そんな分野に、神田氏は早稲田大学を中退して飛び込んだ訳だ。
ただ、戸を叩いた時の、師匠がとてもいい人だったという。
「昔は無理だったかもしれないけど、今は違う。
結婚もしなさい、子供も産みなさい、でも、講談師は続けなさいよ」
そう勧められて、講談師神田山陽氏の弟子として入門する。
入門後、先輩弟子から、女であるという理由でいじめられたり、たくさんあったらしい。
とにかく、弟子仲間からは嫌がられて、やめさせようという姿勢が強かった。
師匠だけが、彼女が講談師を辞めないよう、言葉をかけてくれたり、いつも笑顔だったらしい。
同僚が何と言ったって、トップがきっちり姿勢を示してくれれば、
女性は仕事を辞めずにすむ、ということかな。
とにかく、弟子仲間からは嫌がられて、やめさせようという姿勢が強かった。
師匠だけが、彼女が講談師を辞めないよう、言葉をかけてくれたり、いつも笑顔だったらしい。
同僚が何と言ったって、トップがきっちり姿勢を示してくれれば、
女性は仕事を辞めずにすむ、ということかな。
と、まあ、
女性の社会進出という意味では、彼女の講演は、外れでもなかったのだが、
時々滑ってたかなあ......個人的な感想だが、女性研究者向きではなかったような気もする。
女性の社会進出という意味では、彼女の講演は、外れでもなかったのだが、
時々滑ってたかなあ......個人的な感想だが、女性研究者向きではなかったような気もする。
なんだかなあ、と思いつつ、このリンクが一番ストーリーがわかりやすいです。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1424047799
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1424047799
続く講演者は、JAXAは大型月探査機かぐや (CELENE) の軌道力学班から、小川美奈氏。
NHKのハイビジョンなどでは、かぐやから送られてくる美しい月の表面の画像をながし、
JAXAのHPでは、数々のデータを知ることができる。
かぐやの画像は、月のお姫様さながらに派手で、華やかだ。
でもそれはかぐやにかかわった、大勢のスタッフの努力の、ほんの一部が目に見えているにすぎない。
NHKのハイビジョンなどでは、かぐやから送られてくる美しい月の表面の画像をながし、
JAXAのHPでは、数々のデータを知ることができる。
かぐやの画像は、月のお姫様さながらに派手で、華やかだ。
でもそれはかぐやにかかわった、大勢のスタッフの努力の、ほんの一部が目に見えているにすぎない。
初めに彼女個人の話をしてくれたが、仕事と、出産、育児の両立への努力も
配偶者との勤務地が遠く単身赴任や週末婚になってしまった話も、
女性研究者の直面する問題の典型だったと思う。
普通の研究者より大変だと思ったのは、かぐやの打ち上げからは、
24時間体制で対応しなければならなかったということだ。
約80人の 『かぐや追跡管制隊』 は若い人も多く、結婚、出産、育児などに直面している人たちも多い。
かぐやだけに専念しているわけでもなく、JAXAの他の業務もなくはない。
配偶者との勤務地が遠く単身赴任や週末婚になってしまった話も、
女性研究者の直面する問題の典型だったと思う。
普通の研究者より大変だと思ったのは、かぐやの打ち上げからは、
24時間体制で対応しなければならなかったということだ。
約80人の 『かぐや追跡管制隊』 は若い人も多く、結婚、出産、育児などに直面している人たちも多い。
かぐやだけに専念しているわけでもなく、JAXAの他の業務もなくはない。
職員間の理解と協力が、最重要。。。。つまり、
それまで隠しがちだったような、介護や育児といった個人的な問題を、
職員間で協力する必要だったと、彼女は話す。
それまで隠しがちだったような、介護や育児といった個人的な問題を、
職員間で協力する必要だったと、彼女は話す。
職場における職員間の理解と協力。問題の共有化。
それはそのまま、“家族”間の理解と協力、と読み替えることもできる。
それはそのまま、“家族”間の理解と協力、と読み替えることもできる。
制度があっても、使えないのではしょうがない。
『制度ではなく、個人の意識を変えていくこと』 こそが、
かぐやを打ち上げた縁の下の力持ちたちの、実感だったのかもしれない。
『制度ではなく、個人の意識を変えていくこと』 こそが、
かぐやを打ち上げた縁の下の力持ちたちの、実感だったのかもしれない。
シンポジウムが懇親会が終わって、我が愛読書 『研究資金獲得法』 の著者の方と、
つくばエクスプレスをご一緒した。
著書名があったために、偶然私のブログを見つけた彼女は、
携帯でこのブログを見てらして......隣で読まれるのって、恥ずかしいってば (涙)
はう。。。。 orz 研究所の人も、このブログのことはほとんど知らないのに。
つくばエクスプレスをご一緒した。
著書名があったために、偶然私のブログを見つけた彼女は、
携帯でこのブログを見てらして......隣で読まれるのって、恥ずかしいってば (涙)
はう。。。。 orz 研究所の人も、このブログのことはほとんど知らないのに。
ちょっとお仕事いただきました。 がんばります★
って、既に今日は応物学会のために、富山に来てるんですけどね (^^;
って、既に今日は応物学会のために、富山に来てるんですけどね (^^;