ブログ引越し検討中 (仮住まい)

yahooブログからの引越しを検討中です。現在テスト使用中。

ドキドキドキ

おチビが、インフルエンザ……多分新型インフルエンザにかかった。
 
最近の傾向として、発熱時にも解熱剤で体温を下げる必要はない、という。
インフルエンザ脳症というのは、熱が高くまで出た場合の方が死亡率が高くなるので理解しやすいが、
その脳症自体が、発熱でおこるものと信じられていた時代もあるし、
逆に解熱剤で引き起こされるという話もある。
この辺は、主張が雑多で、国によって法律や言うことが違ったり、それ以上に年々変わっていくので、
どの情報が正しいのか、何が最先端なのかというあたりも含めて、一般人が追いかけきれるものでもない。

おチビが処方されている(自宅にあった)のはアセトアミノフェンで、
比較的効果が緩やかで、危険も少ないとされているものだが、
それでも急激に熱が下がるので、何か不自然な不安は感じないでもない。

さて......イメージ 1
おチビには生まれつき、頻拍(頻繁な脈拍の意味)
という心臓疾患がある。
心臓の動悸が速くなる発作が起きて、
その頻拍が止まらなくなるというものだ。
動悸が早くなるだけならいいのだが、
脈拍 200/min なんていうのを長時間続けていると、
心臓が疲れてきて、空打ちし始める。
その結果、血液が送り出されなくなって、
ほかの臓器がやられてしまう。
  
   #今でこそ元気に走り回っているが、
   #新生児の頃は入院して、
   #ルネッサンスの毒薬ジギタリスと同成分で、
   #心臓の鼓動を緩やかにする、ジゴキシンという薬を打たれていた。
   #なるほど健康な人に使うと、心臓が止まっちゃうんだな.....と、アバウトに納得したりしてた。

どんな時に脈が速くなるかを考えると、ふつう、脈が速くなるのは
暴れた時、体温が上がった時、びっくりしたときなどである。
新生児がどういうタイミングでびっくりするのか分からない。
彼の場合、暴れても平気だったようだ。
体温が上がるのは、よくない…… 
退院した時、熱いお風呂に入れないこと、風邪による熱などは気をつけて。 という注意を受けた。
2、3、歳くらいまでは、泣いたタイミングで発作が起きてしまったりした。
このところ、あまり長時間の発作は起こしていなかったのだが........

昨夜、指先がチアノーゼを起こしていた。
チアノーゼ自体は血液の酸欠状態だから、どちらかというと肺や呼吸の関係で、
心臓発作と直接は関係ないはずなのだが、何度かカップリングしていたので嫌な予感。
その時あわてて測った脈拍は 100/min 程度......

ところが (前夜から言ってはいたが) 夜明けに関節が痛いと起きて泣き始め、
熱は39度以上、脈拍は 175/min........... 
解熱剤を飲ませるも、絶妙なくらい微妙な脈拍。

というのも、脈拍だけで荒っぽく分類すると、
不整脈をキーワードで調べれば、どこからでも出てくる説明では)
心拍数の正常値は50~100/min(子どもだともう少し高くてもおかしくない)、
50/min以下を徐脈という。
  #同じ50拍でも2秒以上脈がない、など色々と症状はあるようだが
  #ペースメーカーを付けている人の多くが、このタイプだったりする。
高いほうは、拍数が100~250/minなら頻拍で、
250~350/minならば粗動、350/minをこえれば細動という。
入院中のおチビは250/min近くまで経験しているが、ほかの症状的には頻拍の範囲。
退院時の目安としては、180/min 以上が30分以上続いたら、
       「なるべく急いで(ほかの臓器に影響が出る前に)来院してね」、だった。

180リミットに対して175はかなりな脈拍数。
しかも普段は5分程度で発作が治まるのに、30分間そのままだ。
おまけに、夜明けというのは、救命救急が込み合っていることが多いのだ。
夫と分担して、救急医を探すことにする。

・まずは入院していたN医大の病棟に、インフルエンザの可能性も含めて連絡、
 救急の小児科は急患が入っていてフリーズ状態だが、間もなく外来小児科や循環器科の医者も来るので
 頻拍が収まらなかったら来てくれ、とのこと。
 問題は、ここは自分の車で行ったら渋滞にはまること間違いなしで、
 地下鉄を使うには朝のラッシュだということだ。最悪、救急車も候補に入れて保留。

・最寄りのJ医大のA病院に電話をしたら、小児科はいるが、心臓の専門家がいない。
 インフルエンザの解熱はできるが、心臓のほうは何ができるか不明。
 解熱だけで発作が治まらなかったときに専門家がいないということか……

・3件目のK救急病院、小児科医がお産に立ち会ってて手が離せるかどうか……と

・ほかにも、消防庁に連絡して、救急病院をリストしておく。
 
そんなことをしている30分間に、心拍数が140-150/minまで下がってきた。
解熱剤が効いたのか、熱も38度を切ったので、そのおかげかもしれない。

昨日、風邪薬をもらった町医者は、表向きは内科医なのだが隠れた専門が心臓外科だったりする。
いちばん初めに電話をかけたN医大の担当医師とは、かつて循環器科の同僚だったそうだ。
午前中、会社を休める夫に頼んで、昨日の病院に連れていってもらうことにし、
私は、寝不足のまま、本日ミーティングを予定していた都内の大学に向かった。
流れ作業的に自分のプレゼンだけこなして、論文送る約束をして、すぐに帰宅。
病院に連れて行ってしまった後なら、シッターさんがいないわけではないのだが、
こういう状況のときはどうしても不安だ。
共同研究者は年齢が近く、その割にお子さんが大きいので、
そのあたりは育児の先輩として理解があって助かっている。

帰宅して夫と交代して、現在に至る。
おチビの発熱。。。。現在38.9度.....
少し何か食べられるとよいのだが。