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(奈良) 奈良先端大学

セミナーのために、奈良先端大に行ってきました。
正しくは、奈良先端科学技術大学院大学、という。詳しい説明は HP の通り(手抜きでしょうかw)
              http://www.naist.jp/about/a06_j.html

 奈良に降りるのは初めて.....のような気がする。 
 いや、修学旅行で来たのか?
 京都の友禅などを見に行ったのはかろうじて覚えているのだが………

イメージ 1
奈良先端大学は、遠い。
祝園......という駅で、降りて、
そこからタクシーで3000円くらい。
 
京都からアプローチすると
祝園か、新祝園という駅なのだが、
いちばん楽なのは、奈良から近鉄けいはんな線
学研北生駒駅から。
ここからだとタクシーで1000円くらい。
シャトルバスがないわけではないけれど、
本数が少ないので、学生だと、
ひと山超えて歩く人もいるそうだ。
 
 うーん、知らない路線ばかり(^_^;
 
 
仏像が好きが高じて、
奈良に就職してしまった助教のお話では、
祝園、というめでたい地名の、
「祝う」という字は当て字で、
元々は、
祝園(ほうその)一帯で多くの者が命を失ったため,
この地を葬る園「はふりその」と呼ぶようになった、と。
  
http://www.eonet.ne.jp/~yamashiro/seika/tairann.html 
  
日本語はすごい。
 
そういう地名が、さりげなくたくさん残っている奈良や京都も、すごい。 
電車からひょい、っと南大門なんてものが見えてしまうのも、やっぱりオリエンタル。
  
東京の下町に潜む、さりげない江戸も好きだけど、京都の昔は迫力があるよね。 
  
  
さて、奈良先端大は、とてもきれいで研究環境のよさそうな大学でした。
iPs細胞の山中先生(現在、京都大学)からも (シンポジウムでも、周りへの感謝を口にする人だけれど、)
この大学での仕事が、とてもやりやすかったと聞いている。
日本の大学や研究所としては珍しく、
国費をつぎ込んで技官(研究者ではなくサポート人員の意味)を多く採用しており、
その分、教授やポスドクが装置のオペレータとしてはりつかないで済む。
  
近年、大学生たちは、田舎の大学や通いにくいところに進学したがらない傾向があるけれど、
この大学はそういう学生不足とも無縁なようだ。
スタッフが多く、教授が教授の仕事をすることができ、
学生との人数のバランスが良ければ、自ずと学生の面倒は良く見られるようになるだろう。
見学させてもらったいくつかの研究室も、教授やスタッフが楽しんで研究をしている様子が見て取れて、
多少住むのに不便だったとしても、いい環境だなあ、と思いました。
   (ヨーロッパだと思えば、我慢できる不便さだし..... 都会人は便利さに毒されてるよね)

イメージ 2


紅葉がとてもきれいで、
(奈良京都への出張時は、なぜか雨っぽい時が多くて写真が撮れないのだけど、)
一瞬の晴れ間には、山の、鮮やかな赤や緑を味わうことができました。

 
さて......わけあってとんぼ返り。
京都の友達と、食事したかったんですけどね。