メカが好き☆

私は理学部の出身なのだが、学部のときに工学部さながらの工作実習という実習講義を受けていて、
旋盤やら、バンドソー、ボール盤（ドリル）、シャーリングなどは一応やらせてもらって、
また、図面の引き方も習っている。
修士課程博士課程の頃には、オリジナルの部品をたくさん作ったので、
週の半分くらいは工作工場に入り浸っていた。

当時から、昭和の雰囲気というかなんというか、とても古い建物で、壁なんてところどころ落ちていて、
でも、工具なんかはピカピカで。

最近、自分で旋盤を回すことこそなくなったが、
今でも、ちょっとした細工のコツを知っていたりすることで、工員さんとの会話が滑らかになり、
自分の望む部品を快く作ってもらえるという恩恵があったりする。

大学の改築で、その思い出深い工作工場が移転することになり、今日はそのお別れ会でした。
私は知らなかったのだが、歴史はなんと60年以上☆
同じ業界に居るとはいえ、久しぶりにお会いする人もいて、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。
　　　　（写真で見ると、しんとしているようだけど、実はこの隣の部屋は酒盛りで大騒ぎ）

さて、以前、bataiyuさんの記事で、工具の写真がいいなあ、と思ったのだが、
撮影はとても大変、という実感を新たにしました……　はい　orz

私には、金属の色気を撮影するのは難しい。
コンパクトデジカメだし、撮影技術もないから、おまけに、暗いのに三脚なんて持っていかなかったし、
やっぱり、無理なのかなあ。
この手のメカに対する愛情だけは十分なつもりなのだけど。

宴が終わったら、すっかり夜。

すでに代替わりして知らない顔の守衛さんに会釈をして、帰路につきました。