ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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ウルトラマンとは限らない

茨城県の海岸に、ウルトラマンっぽいカラーリングの巨人が現れた………らしい。
私は都内某所の会議室にいる。

その場で一番偉そうに見える、二重まぶたの宇宙人っぽい男が、声高に言う。
 「あの姿は、正義の味方に違いありません」
なぜかその横に付き添っている妻が、にこやかに頷く。

目つきが悪いくせに、不思議なほど迫力がない男も、口をひん曲げて叫ぶ。
 「怪獣やアニメは日本の文化、もっと保護しなくては。 そう、記念館を作って目玉にすればいい」

そこへ速報が入る。ウルトラマンっぽいカラーリングの巨人は、東海村原発に向かっているようだ。

宇宙人と口曲がりが私の方を見、隣に居た副官が私を嗾ける。
 「隊長っ 機龍(←自衛隊所属のメカゴジラ)です。機龍を使うチャンスですっ」
副官のキラキラお目目に溜息をつきつつ、
 「不測の事態を想定し、付近の住民に避難を……」

 「ちょっと待ってください!」 
と小柄で大声の女が叫んだ。
         「危険だっていうんですか? それはやはり、原発放射能漏れとか」

 「不測の事態、ということです。原子力発電所が危険といっているわけではない」 
 「でも避難させるんでしょ? やっぱり危険だって言ってるんじゃないですか?」

宇宙人が二重の横目で私を見て、視線をそらす。
笑うセールスマンみたいな感じの大顔の男も、我関せず、とメガネの向こうの目を閉じている。

     …… この女、あんたらの仲間なんだから、なんとかしろよ~ orz

 「正義の味方ですよ、私にはわかります」

 「隊長っ 機龍をだしましょう♪」 

 「危険だって言った、今、危険だっていいましたね?
             皆さん聞いたでしょ? 危険だって言った~」
 




まあ、ここんとこ、いろんな仕事をしているので、
所属組織のトップクラスとか、省庁のおエライさんとか、どこぞの大教授とかと、
ちょこちょこ打ち合わせをするチャンスがあるわけだ。
で、どこぞの大教授に関しては、普段から自分の分野の大教授たちに揉まれているので、
特に緊張も警戒もしないのだが、 (←少しは緊張しろよ、とはよく言われる)
こんな私でも、政治主導の組織運営者や省庁のおエライさんたちは、気を使わないでもない。

ストレスと言うほどではなく、どちらかというと、彼らの話を聞くのは楽しい。
ポジションの高い方たちは、やっぱり視野が広く、いろんな分野との兼ね合いや、
一介の研究者では考えが届かないような局面のこともよく知ってらっしゃる。
だから、私は素直にそう言ったことに驚きつつ、求められた意見を述べればいいわけだ。
強いて言うなら、私は研究畑が長すぎて、彼らとの共通言語を持たず、
言ってらっしゃることはわかるが、主張を上手く届けられない、というハンディに苦しむくらいだ。
 (きっと 事業仕分けの時に、そんな思いをした研究者は多いんじゃないかと思うんだよね)

ちょうど語学能力が完成する前の状況に似ている。
言ってることはだいたいわかる。だが、主張が的確に届いているのかいないのか、
なんとなく気がかりで、もどかしい、って言うところなのだ。
 (現在は所属組織トップの方が、同じ分野出身の方なので、少し助かってはいるのだが)

日々の仕事内容を真面目に書いたら、とてもブログでは紹介できないので、
そんな状況下でうたた寝した時 (←会議中) に見た夢の話をする。
         (実は、夢見た当日にメモしていただけで、完全非公開記事にしてた)

例によって、私は 現実の女性研究者である私ではなく、今回は幕僚長だったみたいだ。
ちなみに機龍は、新しめのゴジラ映画に出てくる、新兵器だ。
             副官でなくても、ちょっと乗ってみたかったり。




(後日)

「危険だっていうんですね」 の彼女は政権を離脱し、
「正義の味方に違いない」 の彼も、辞任してしまった。

政党も何もぐちゃぐちゃだが、日々のあれこれがカオスになって反映される夢.........
カナダに行く前に書いた記事だから、気付く人がいるかいないかわかんないけど、
非公開記事から、限定記事に変更しておこうっと♪

さて、誰が気づくのかなあ。