ブログ引越し検討中 (仮住まい)

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金曜夜の丸の内~♪

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昔、研究室にいたポスドクさんが、超大手企業に研究者として正式採用されたので、
当時の関係者で集まってお祝いをしてきた☆
今は大学に移ってしまった、昔の上司もいっしょだ。
 
勤務地がバラバラなので、真ん中をとって東京駅にした。
しかも、週末の金曜日、激混みの丸ビルはCITA・CITAというアジア料理のお店。 http://r.gnavi.co.jp/g763318/
少人数であることに油断せず、予約した幹事さんは偉かった★
 
写真は携帯で撮ったので美味しさが伝わりにくいのだが、柔らか豚の特製角煮と中華バーンズ。
中華風のパンの間に、ピタのようにレタスや角煮をはさんで食べるもので、エスニックなソースにとてもあう。
生春巻きも美味しかったし、値段も良心的で、お勧めのお店。
アジア料理と言う割には、日本風にアレンジされていて、店内の装飾もおしゃれだったし。
 
もっとも、食事と言うのは一緒に食べる人によって、味が変わるのかもしれない。
 
2年前に大学に移っていってしまった上司の研究室は、
もといた研究室を飛び出した人たちの、集団のようなところだった。
                      (私もその一人だったりしたのだが)
飛び出すくらいだから、自分で外部資金をあてて、好きな研究をしようとする研究者ばかりだった。
上司自体には、共同研究の大学から預かっている学生と、ポスドクが一人か二人いて、
その面倒はよく見るけれど、研究所の職員に関しては、あまり詮索せず、好き勝手をさせている感じだった。
 
でも、プロポーザルを書くと添削してくれるし、学会前の発表練習もみんなでしていたし、
5,6人規模の研究室としては、とてもうまく運営されていたと思う。
 
それに、研究室の中にいる時は気付かなかったのだが、私が彼のところに所属していた約8年で、
研究所の職員や関係者が、NEDO一人、,さきがけ三人、科研費....知ってるだけで5人(述べ5回の意味)、
これは研究責任者になっているのだけだから、分担のものを入れたらもっとなるのかもしれない。
みんな好き勝手だったから、他人の持っている予算のことはあまり知らなかった。
そうそう、上司自身は原子力かなにかの予算も持っていたと思う。
 
さきがけは個人研究だから、上司の名前は表に出てこない。
科研費も個人研究が多かったから、やっぱり上司の名前は入らない。
でも、これだけひと研究室で当てまくっていたのは、やっぱり研究室の雰囲気や、
上司の助言が良かったのではないかと (今となっては) 思うのだ。
 
彼に、このテーマで書け、とか、こういう風に書け、と、積極的に言われたことはないように思う。
いくつか自分のネタがあって、どっちにしようか迷っていると、
「こっちの方が絶対面白いよ」、などと選ぶ。
プロポーザルを見ながら、「ここのとこがよくわからない」 と、ご自分の興味本位のように言う。
実際に、面白いところを面白いと言って、わかんないところを聞いているだけだ、とおっしゃるから、
それが当たるのは、もう、センスでしかないのかもしれない。
 
だから、この人を研究所の中にキープできなかったのは、うちの研究所の損失だよな~、と、思う。
 
今日は、大学へ移ってからの研究室の助教の人がさきがけを当てた、と喜んでらした。
どうやら、部下に外部資金を当てさせるマジックは健在らしい。
 
学会ではいつもニアミスで、共通の知り合いに、「さっきまで〇〇さん、いたのに」 と、なかなか会えなかった。
でも、電話はたまにしていたし、学会誌の原稿依頼なんかもさせてもらっていた。
久しぶりに会う彼は、全然変わっていなかった。研究者らしからぬ、駄洒落の大好きなおじさんである。
昨日まで会っていた気分で、でも、懐かしい。
 
会おうと思えば、いつでも会えるんだよな、と思いながら、別れた。