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(アルバータ) ロイヤルティレル古生物学博物館 (恐竜博物館)

国際会議のために、カナダはアルバータ州に来ています。
 
今回、お抹茶を連れてきたので、少なくとも自営業の友人のいるカルガリーでは、
あれこれ遊びに連れ歩いてもらっています。
         (興奮した彼の話を聞くと、少しうらやましくもあったり)
 

さて、車を持っていないと、なかなかアプローチが不便なのだが、
カルガリーからハイウェイで約2時間。
石油の井戸 (テキサスの失敗を学んで、アルバータでは規模と間隔が制限されている)と、
時折牛のいる、限りなくまっ平らな道を飛ばすと、道すがら、恐竜のモニュメントが多くなってきて、
Drumheller (ドラムヘラー) の不可思議な形の岩山にでる。
 
恐竜の時代そのままに、Hoodoos という層状の岩がエリンギ型 (?) に浸食された様子は、
ちょうどトルコのカッパドキアの風景のようだ。
 
イメージ 1
ここに、The Royal Tyrrell Museum of Palaeontology (ロイヤルティレル古生物学博物館) がある。
おチビ風に言うと、恐竜博物館。  http://www.tyrrellmuseum.com/
こんな田舎に、何ゆえこんな施設を、と思うほどの巨大博物館だ。
 
中の展示物もさることながら、school がたくさんあって、恐竜のことや古代生物を学びたい、と
子どもたちに思わせる環境が整っている。
恐竜はワクワクするものであると同時に、身近な、研究対象なのだ。
英語は全然分からないはずなのに、おチビの目の色が変わっている。
 
イメージ 2
何と言ったらよいのだろう、この博物館では、恐竜の骨が生々しい。
アルバータ州の代表は、アルバートサウルスだと思っていたらしいのだが、イメージ 3
ケラトプス類によく似た角竜が展示されていて、
「ケラトプス?」
と聞くと、お抹茶が
「パキリノサウルスだよ。家族で住んでるの」
と、教えてくれた。
確かに、小さいのを連れている。
………説明の札を読むと、お抹茶の言うとおり (^_^;
ほとんどの恐竜に対して、説明を読むより速く名前を言い当て、(恐竜名はどこの国でも似たような発音なので)、
周りの外国人たちにも感心され、いい気になってました。
 
この勢いで、恐竜の研究者を目指すのかなあ。
 
日本で恐竜研究するのは、研究費を取得するのが難しそうだなあ、と思ってパンフレットを見ていたら、
ここで、日本人のポスドクが働いているようです。
 

 
眠くなったお抹茶を友人に預けて、カルガリーに到着した共同研究者と打ち合わせ。
やっぱり、一日じゃ終わらないよな~。