こういう記事って、どーよ
さて、本日は表記事の前に裏記事でニュースネタ
中学生の子供がいると、ついついこんな記事に目が行く。
千葉私立中高 解答ミスで「首つり」の絵 生徒自殺後も!
ヤフーニュースの衝撃的な見出しで、「なんだ、このバカ教師は!」 と思いつつ、クリック。
・・・・・・・・・・・・・・・・・ハングマン (首つり男) じゃん。
ハングマンゲームというのは、米国やカナダでは
すっごくポピュラーな、スペルトレーニングのゲーム。
難しい単語のスペルが、一部、抜けていて、その文字(アルファベット一文字)を入れるのだが、
間違うと、一画ずつ、というかひと筆ずつ絵を描いていく。
絵の画数が決まっていて、いちばん先に絵が完成した人が負けである。
で、その絵は、首つりの絵なのだ。
ちょうど数独みたいな本があって、私はカナダでさんざんやった。
これで自殺に繋がった、と言われるのは、いくらなんでも不本意なんではないだろうか?
例えば、ドロ警 (泥棒と警察に分かれてやる鬼ごっこみたいな遊び) をやらせたから、
盗難事件が起きた、と言っているくらいの無茶ぶりである。
疑問に思うのなら、「英単語」 と 「ハングマン」 を入れて、検索してみるといい。
読めば英語教師のようである。
ハングマンゲームの説明は、多分生徒にはしているはずだと思う。
500歩譲って(←100ではない)、日本人の中では刺激が強い、と、しよう。
しかし記事にはこのゲームの存在も、このゲームがいかにポピュラーなものかも、一言も書かれていなかった。
記事がネットに乗るまでに、一人もハングマンゲームを知る人に当たらなかったというのは考えにくい、
だから、これは、ゲームを知らない人をけしかけるため、面白くするため、
あるいはあえて、教師などを陥れるための記事にしたとしか思えない。
見出しだけを読んだら、なんてひどい教師なんだろう、と、私だって思ったもん。
きっとこの学校の父兄にも、ハングマンを知ってる人は多いだろう。
でも、発言は出来ないんだろうな、事実を伝えただけでも、
自分の子だったらどうする気だ、とか、教師の味方につくのか、ってバッシングされるのが目に見えてるもん。
さて、前向きに検討するなら、英語教師に対しては、ちゃんと文化の違いを勉強しろ、と伝えたい。
処刑の首つりは、日本でポピュラーでないので、別の絵でもよかったのに……なんてことだと思うが。
まあ、切腹ならいいか、って、そういう問題じゃないんだけどさ。
でもさ、発音なんかと同時に、海外の文化に接するために、外国人の英語教師入れてんだよね。
日本の習慣に合わないことをすべてカットして、それで海外文化に接させてます~てのは無理があるな~
日本人の英語教師と、外国人教師がちゃんと連絡を取って、
文化としては伝える必要があるけど、緩和して、とか、打ち合わせる必要があるのかな。
現場を知らないから、そういう時間がとれるのかどうか、私にはわからないけど。
学校側に責任があるのではないかと思われる、子供の自殺も多々あると思うが、
これに関しては、とても、同意できないよな~
★★★というわけで、これは、英語教育の在り方ではなく、マスコミの報道を問題視する記事です★★★
とはいっても、バッシングコメントが来ないとも限らないので、ほとぼりが冷めるまで限定にします。